ダウンジャケットが臭い……臭いの原因と対策方法は?


 

ダウンジャケットが臭い……臭いの原因と対策方法は?

新品のダウンジャケットを着ようとして、獣臭さを感じたことはありませんか?
せっかくオシャレなダウンジャケットを購入しても、臭いが気になれば着るのを躊躇ってしまいますよね。
今回は、あの独特の臭いの原因について、自宅で行える対策方法と併せてご紹介いたします。

 

臭いの原因は羽毛に繁殖した雑菌!

ダウンジャケットが臭ってしまう原因は、羽毛(ダウン)に繁殖した雑菌です。
採取されたばかりの羽毛には、水鳥の血液や肉、水をはじくための油分などが付着しています。
当然、洗浄・脱臭・殺菌等の処理が行われますが、この処理が丁寧に行われていないと、雑菌が繁殖して臭いを発してしまうのです。
また、採取する水鳥の種類や飼育環境によっても、臭いの強さは変化します。
一般的には、グースよりもダックの方が臭いが強く、成長した鳥よりも若鳥の方が臭いが強いとされています。

ダウンジャケットの臭いを取るためには?

先ほどご紹介したように、ダウンジャケットの臭いの主な原因は、洗浄・殺菌不足による雑菌の繁殖です。
まずは天気の良い日に2、3日ほど天日干しをして、日光による殺菌・脱臭を試みてみることをお勧めします。ただし、直射日光は生地にダメージを与えてしまう可能性もあるため、しっかりと表示を確認してから行ってください。
それでも臭いが改善されない場合、以下の手順でダウンジャケットを洗ってみましょう。
しかし、洗うということは羽毛に負担をかけるということでもあるため、行う際は注意が必要です。

1. ダウンジャケットを洗浄液に浸けて揉み洗い

浴槽などにダウンジャケットが浸る程度のぬるま湯を張り、衣料用の中性洗剤と酸素系漂白剤を適量投入します。
よくかき混ぜたら、ダウンジャケットを洗浄液に浸けていきましょう。
洗浄液がしっかりと羽毛に行き渡るよう、空気を抜くようにして揉み洗いしてください。

2. 水を替えて再び揉み洗い

ダウンジャケットの空気が抜けてしっかりと洗浄液が羽毛に浸透したら、一度水を捨てて新しい洗浄液を作ります。
洗浄液を変えたら再び揉み洗いをしていきましょう。水の色が濁らなくなってきたら終了です。

3. 重しをのせて浸け置き

洗浄液が濁らなくなったら、再び水を捨て、新しい洗浄液を作ります。
ダウンジャケットを浸したら、重しをのせて30分から1時間程浸け置きしておきましょう。

4. 洗濯機で水洗い

浸け置きが終わったら、ダウンジャケットに染み込んだ洗浄液をあらかた押し出します。
続いてそのまま洗濯機に入れ、洗剤等を使わずに水洗いしてください。水洗いが終わったら、軽く脱水しておくと多少乾きが早くなります。

5.コインランドリーを使って乾燥

ダウンジャケットが臭い……臭いの原因と対策方法は?

生乾きは雑菌の繁殖の原因になるため、洗った後は中の羽毛まで完全に乾かさなければなりません。
コインランドリーなどを利用し、しっかりと乾かしてあげましょう。

ダウンジャケットの臭いの原因と、改善のための洗い方をご紹介いたしました。
ダウンジャケットは扱いが難しい衣類です。繊細に扱わなければ、すぐに悪くなってしまいます。
臭いが気になるけど、自分で洗うのは気が引ける……という方、高級な品なので下手に扱うのは心配! という方は、信頼できるクリーニング店にお願いしてみるのがお勧めです。

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