ワイシャツの「袖の黒ずみ汚れ」をキレイにする洗濯方法とは？

夏場は普段以上に多くの汗をかくもの。皮脂の分泌も気になりますが、それと同時に気になるのが、ワイシャツの汚れではないでしょうか。1日着用していたワイシャツを家に帰って脱いでみると、袖の部分が真っ黒になっていたという経験をしたことのある方は多いでしょう。
このワイシャツの袖の黒ずみは、とても頑固でしぶといという特徴があります。キレイさっぱりと落とすためには、普通に洗濯洗剤をつけて洗濯機に入れるだけではNGです。
洗濯前の一手間として袖汚れを落とすテクニックをプラスして、お気に入りのワイシャツを長持ちさせましょう！
今回は、家の中にあるものだけですぐにできる、袖の黒ずみ汚れの落とし方をご紹介します。

ワイシャツの袖の内側をグルッと囲むようにこびりつく黒ずみ汚れですが、この汚れの原因は日中に分泌されている皮脂です。
皮脂が分泌され、ワイシャツの袖元にしみ込むと黄ばみになり、そこにホコリなどが付着すると、汚れの段階が上がって黒ずみへと変化してしまうのです。
黄ばみの段階であれば、しみ込んだ皮脂を落とせばOKなので漂白剤などを使用するだけでもキレイになりますが、黒ずみまでに進化してしまうと、汚れの頑固さが増してしまいます。黒ずみが邪魔をして、漂白剤の効果がもとの皮脂汚れにまで到達してくれなくなってしまうのです。そのため、ワイシャツの袖の黒ずみを落とすためには、黒ずみと皮脂汚れの両方を落とせる方法を取り入れることが大切になります。

・クレンジングオイルで汚れを馴染ませる
女性がいる家庭であれば、おそらく1つはあるはずのクレンジングオイル。メイクを落とすときに使うアイテムですが、実はこのクレンジングオイルには皮脂を浮かすという働きがあります。そのため、ワイシャツにこびりついた皮脂を浮かし、さらにその上にあるホコリなどの黒ずみも浮かせることができるのです。
袖の黒ずみ汚れが気になるところにクレンジングオイルをかけ、指先でゆっくりと揉みこんだり、綿棒で優しくこすったりして皮脂汚れとオイルを馴染ませましょう。ぬるま湯でかるくすすいだら、そのあとは洗濯機で洗濯をすればOKです。

・台所用洗剤で落とす
食器を洗う用の台所洗剤も、袖の黒ずみ落としに活躍してくれます。油汚れを落とすことに強いため、黒ずみ汚れの原因である皮脂をスッキリと落としてくれるのです。
使い方はクレンジングオイル同様に、黒ずみ部分に洗剤をしみ込ませ、揉み洗いをするだけ。黒ずみ汚れが頑固な場合には、洗剤を揉み込んだ後に歯ブラシを使って軽く叩いたりこすったりすると、より汚れ落としに効果的です。
水で軽く洗い流した後は、洗濯機に入れて通常通りの洗濯で仕上げましょう。

ワイシャツは消耗品ではありますが、まだまだ着られる1枚を袖の汚れだけで捨ててしまうのはもったいないですよね。ワイシャツを長く愛用するためにも、その日の汚れはその日のうちに対処をして、スッキリ清潔な状態をキープしましょう。