ふわふわで軽く暖かいダウンコートは、冬シーズンのマストアイテム。冬の間はダウンコートが相棒という方も多いと思いますが、毎日のように着るからこそ、さまざまなニオイが蓄積されていきます。
とくに、多くの人が集まる場所や、居酒屋などに行ったときについてしまう「タバコ臭」には悩む方も多いでしょう。自身がタバコを吸うのであれば諦めもつきますが、周りの人のタバコ臭が自分のコートについてしまうのは気になりますよね。
とはいえ、一度ついたタバコ臭はなかなか取りにくいもの。一体どのような方法を試せば落とすことができるのでしょうか。
今回は、ダウンコートについたタバコ臭を取るための方法をご紹介します。
ダウンコートについたタバコ臭の賢い取り方
1.軽く拭いてから陰干しをする
タバコ臭をはじめとして、ペットや汗の臭いを取るときにも活躍してくれる消臭スプレー。洗濯ができない衣類の消臭には定番のアイテムといえますが、何も考えずにシュッシュッとスプレーをすると、ダウンコートの生地にシミが残ってしまう恐れがあるため注意が必要です。
ニオイの気になるダウンコートは、水を含ませて絞った布で表面をサッと拭き上げるのが正解です。その後、日陰か室内に1日～数日間吊っておけば、ニオイが取れやすくなりますよ。
2.浴室にかけておくだけでも脱臭効果アリ
入浴後のバスルームにダウンコートを吊っておくと、タバコのニオイが取れやすくなります。使ったあとのバスルームには蒸気が充満しているので、ニオイのもとをうまく吸着してくれるのです。
このとき、バスルームの換気扇を回しておくと、さらに消臭効果が高まります。
3.ドライヤーの温風でタバコ臭を取る
ダウンコートをハンガーに吊るしたら、ドライヤーの温風を当てていきましょう。温風をまんべんなく当てていくと、ドライヤーの熱がタール臭を分解してくれます。
これと同様に、ダウンコートから少し離した状態でスチームアイロンの熱を当てていくのも効果的です。ただし、ドライヤーやアイロンでケアするときには、ダウンコートに傷みや焦げがつかないよう、十分に注意をした上で行いましょう。
4.ダウンコートを洗濯するという方法も
タバコのニオイの元であるタールは油状液体なので、洗濯をするのも効果的です。
まずはダウンコートの洗濯表示を見て、手洗いOKかどうかを確認しましょう。
自宅での手洗いが可能なようであれば、ダウンコートやニットの専用洗剤を用意し、洗濯桶にぬるま湯を張って洗剤を溶かします。そこにダウンコートを沈めて、そっと押し洗いをしてください。洗いが終わったら、洗濯桶のぬるま湯を何度か入れかえてすすぎをし、洗剤をしっかりと洗い流します。
すすぎ後のダウンコートは絞らずにタオルで水分を拭き取り、しばらく陰干しをしてしっかりと乾燥させましょう。
タバコ臭は、タバコを吸う人はあまり気にならなくても、吸わない人にとってはとても気になるものです。ダウンコートをキレイに保ち、清潔感のあるイメージをキープするためにも、タバコ臭がついてしまった場合には、今回ご紹介したニオイ対策を試してみてくださいね。
