掃除不足のカーペットがアレルギー発生の原因に? この2つの関係とは


 

掃除不足のカーペットがアレルギー発生の原因に? この2つの関係とは

家具によってフローリングに傷が付くのを防ぐためや、騒音対策として部屋にカーペットを敷いている人は多いでしょう。
しかし、掃除が不十分で汚れたカーペットを使用し続けると、アレルギーを引き起こす原因になってしまうことがあります。
今回の記事では、カーペットとアレルギーの関係や、アレルギーを防ぐ対策方法をご紹介します。

カーペットとアレルギーの関係とは?

そもそも、カーペット自体が直接アレルギーの原因になるわけではありません。
アレルギーの原因となるものは、大きく分けて3つあります。

ダニ、ハウスダストによるアレルギー
ダニは暖かく湿度の高い環境を好むうえ、表面が凸凹していて身をひそめやすい場所に好んで生息する習性があります。
そのため人が生活をしているカーペットは、ダニにとって格好の住み家となりやすいのです。
また、ダニはカーペットに落ちた人の髪の毛や、はがれ落ちた皮膚のかけら、食べかすやホコリなどをエサにどんどん繁殖していきます。
そうやって増え続けたダニの死骸やフン、細かいホコリなどが空気中に舞い上がり、吸い込んでしまうことでアレルギー症状を引き起こすのです。

動物性の繊維によるアレルギー
カーペットの素材にはさまざまなものがありますが、ウールなどの動物繊維を使用したカーペットの毛を吸い込むことで、まれにアレルギーを引き起こす場合があります。
また、人によっては化学繊維に反応してアレルギー症状が出る場合もあります。

カーペットの遊び毛によるアレルギー
ウール、アクリルなどの素材を使用したカーペットは、使い始めの遊び毛が多く出る場合があります。
空気中に漂った遊び毛を吸い込むことで鼻や気管が刺激され、咳やくしゃみ、鼻水などのアレルギー症状が現れるのです。

カーペットによるアレルギーを防ぐ対策法とは?

カーペットのダニが原因のアレルギーを防ぐには、何といってもこまめな掃除が大切です。
できれば毎日掃除機をかけることが理想的ですが、仕事の都合などで難しい場合は、少なくとも3日に1回はしっかりと掃除機をかけましょう。
掃除機をかけるときは縦方向にゆっくりとかけ、終わったら横方向へ念入りに掃除機がけをすると効果的です。
排気によって細かいホコリが舞い上がることもあるため、換気をしながら掃除機をかけるのも忘れないようにしましょう。
また、掃除機をかけたあとも30分ほど窓を開けておき、空気の入れ替えを行うとハウスダストを減らすことができます。

動物性の繊維が原因でアレルギー症状が出ている場合は、ナイロンやポリプロピレンなどの化学繊維を使用したカーペットに替えることで改善される場合があります。
ナイロンやポリプロピレン製のカーペットは遊び毛が出にくい素材ですので、カーペットの遊び毛を原因とするアレルギー対策にもなります。
カーペットを購入する際は素材や毛足の長さもチェックしてから購入するようにしましょう。

アレルギー症状に悩まされないよう、カーペットの清潔をキープしよう

アレルギー症状に悩まされないよう、カーペットの清潔をキープしよう

そもそもカーペットには、部屋の空気中のハウスダストをキャッチしてくれる性質があるといわれています。
カーペットそのものが悪いわけではなく、掃除を怠ってアレルギーの原因物質を増やしてしまうことが問題なのです。
自分や家族がアレルギー症状に悩まされないために、遊び毛の少ないカーペットを選んだり毎日の掃除をしっかり行ったりして、清潔さをキープしましょう!

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