家庭で落とそう! 気になる「脇汗」の黄ばみ・シミ抜き方法


 

家庭で落とそう! 気になる「脇汗」の黄ばみ・シミ抜き方法

通勤用のワイシャツや、お気に入りのTシャツに残った、脇汗のシミに悩んでいませんか?
汗ジミは放っておくと黄ばみが進み、さらに色が濃くなってしまうことがあります。
元の綺麗な状態に戻すためには、シミを放置せずに早めの処理を行うことが大切です。
そこで今回は、家庭でも比較的簡単にできる、脇汗のシミ抜き方法をご紹介します。

脇汗はなぜ黄ばみやすい?

汗は全身から分泌されますが、なぜか脇の汗だけシミになりやすいですよね。
その理由には、汗に含まれる成分が関係しています。
脇には、タンパク質や脂肪酸などの老廃物を分泌するアポクリン腺があります。
アポクリン腺は脇に多く存在し、他の部位にはほとんどありません。
つまり脇汗にはアポクリン腺から分泌された老廃物が多く含まれるため、他の部位の汗よりシミになりやすいのです。

脇汗のシミ抜き方

脇汗のシミ抜きには、酸素系漂白剤と重曹を使う方法がおすすめです。
酸素系漂白剤に重曹をプラスすると漂白効果がアップし、汗ジミを効率よく落とすことができます。
ただし、重曹を加えるとアルカリ性が高まるため、洋服の染料を落とす可能性があります。
この方法は色柄ものには避けて、白い衣類にのみ行ってください。

■用意するもの

酸素系漂白剤、重曹、40~50℃のお湯、固形の洗濯用石けん(または台所用洗剤)

■手順

1.漂白処理のテストをする

まずは衣類に漂白剤を使用して問題がないか、テストをしましょう。
酸素系漂白剤と重曹を1:1で混ぜたものを、生地の目立たないところ(裏地の縫い目など)に綿棒などでつけて、ドライヤーで乾かします。
異変がなければ、漂白処理を行って問題ありません。
変色などがあった場合は、漂白処理は行わないでください。

2.脇汗のシミを洗う

固形タイプの洗濯用石けんを使って、汗ジミ部分を洗います。
洗濯用石けんの代わりに、台所用の食器洗い用洗剤でも構いません。
軽度のシミであれば、これだけで目立たなくなることもあります。

3.重曹をつけて揉み込む

石けんで洗った衣類をぬるま湯で十分にすすぎます。
そのまま乾かさず、汗ジミ部分に重曹をつけて揉み込みます。

4.酸素系漂白剤につけ置きする

40~50℃のお湯に、酸素系漂白剤を入れてよく混ぜ合わせます。
入れる量は、漂白剤の説明書きを参考にしましょう。
そこに衣類をつけて、一晩置きます。

5.いつも通りに洗濯する

一晩経ったら、洗濯機でいつも通りに洗います。
脱水を行い、干して乾かせば完了です。

脇汗のシミ抜きは意外と簡単!

脇汗のシミ抜きは意外と簡単!

脇汗の成分は衣類に深く浸透していますから、一般的な油汚れよりやや落としにくい傾向があります。
しかし酸素系漂白剤と重曹を使えば意外と簡単にシミ抜きできますから、放っておかずに早めの処理を心がけたいものですね。
ただし、この方法は白い衣類にのみ有効な方法です。また、麻やシルクなどのデリケートな繊維にもおすすめできません。
色柄ものやデリケートな生地の汗ジミを解消したいときや、漂白処理を行っても落ちないシミがある場合は、洗濯のプロであるクリーニング店に任せるようにしましょう。

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