【ジャケット編】きれいに仕上げる方法は? スーツのアイロンのかけ方


 

【ジャケット編】きれいに仕上げる方法は? スーツのアイロンのかけ方

スーツがシワだらけでヨレヨレになっていては、周囲にあまり良い印象を与えません。スーツはこまめにクリーニングに出すのが一番ですが、なかなかクリーニングに出せないというタイミングもあることでしょう。そんなときでもパリッとしたスーツを着用したいのなら、スーツのアイロンがけテクニックをマスターしておくのがおすすめです。
今回は、スーツのジャケットにアイロンを上手にかけるためのポイントをご紹介いたします。

スーツのアイロンがけ前に温度をチェック!

スーツのアイロンがけをする前に、スーツの素材を確認しておきましょう。ウールのジャケットならば140~160度、ナイロンやアクリル素材ならば110~130度、綿や麻のジャケとなら180~200度くらいの温度でアイロンがけをするのが適切です。アイロンの設定温度を間違えると、生地が傷んでしまうこともあるので十分注意したいですね。

スーツのアイロンがけの手順1:準備

アイロンがけの前に、あて布と霧吹きを用意しておきましょう。この2つのアイテムがあれば、スーツをきれいに仕上げることができます。
あて布は綿100%のハンカチでも良いですし、アイロンにスチーム機能がついていれば霧吹きを用意しなくてもOKです。スチームアイロンでない場合には、霧吹きで生地に軽く水分を含ませてからアイロンをかけましょう。

スーツのアイロンがけの手順2:袖部分

まずは袖の部分に、力を入れずに優しくアイロンをかけていきます。このときスーツの生地が熱でテカってしまうのを防ぐために、ジャケットの袖にあて布をしておきます。
アイロンを持たない方の手で生地を広げて軽く引っ張るようにしながら、あて布を撫でるようにアイロンをかけていきましょう。ジャケットは、縫い目のラインに沿ってアイロンがけをしていくと、きれいに仕上がります。
袖に立体感を作れる袖まんじゅうを使うか、丸めたバスタオルなどを袖に入れた状態でアイロンがけするのもおすすめです。

スーツのアイロンがけの手順3:身頃、肩部分

続いて、ジャケットの背中(後ろ身頃)や前側(前身頃)にあて布をした状態でアイロンをかけていきます。
アイロン台にジャケットを着せるように置いて、上から下にかけていくとよいでしょう。
このとき、パットが入っている肩の周辺にも軽い力でアイロンをかけておきましょう。

スーツのアイロンがけの手順4:襟部分
スーツのアイロンがけの手順4:襟部分

最後に、ジャケットの襟部分にアイロンをかけていきます。襟部分は折り目を強くつけすぎるとスジが入って立体的な形が崩れてしまうこともあるので気をつけたいですね。
まずは肩の後ろ部分の形を整え、軽くアイロンを当ててシワを伸ばします。続いて前側の襟部分を広げ、裏側からアイロンをかけていきましょう。襟の形は複雑になっているので、少しずつ手で形を整えながらアイロンを当てていくとうまく仕上がりますよ。

大切なスーツを傷めないためには、正しい手順でアイロンがけをすることが大切です。あて布を正しく使い、スーツのシワを引っ張るようにしながら優しい力でアイロンがけしていけばきれいに仕上げることができます。
お気に入りのスーツをパリッと着こなすためにも、ぜひアイロンがけに挑戦してみてくださいね。

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