収納しっぱなしはNG? 夏にも羽毛布団を干したほうがいい理由


 

収納しっぱなしはNG? 夏にも羽毛布団を干したほうがいい理由

羽毛布団を使っている人の中には「夏の間は羽毛布団を押し入れなどに収納したままにしている」という人も少なくありません。
しかし羽毛布団を長持ちさせるには、夏の間も定期的に干すことが大切です。
今回の記事では、夏に羽毛布団を干したほうがよい理由や、干すときのポイント&注意点をご紹介します。

夏に羽毛布団を干したほうがよい理由って?

羽毛布団は、使用していくうちに中のダウンが汗や皮脂を吸収して汚れ、小さくなっていきます。
これにより、ダウンの持つ調湿機能や保温性、ふんわりとした風合いが失われてしまうのです。
さらに、長期間収納しているうちに湿気がこもると、次に使うときにニオイが気になってしまう場合があります。
ダウンに含まれた湿気を飛ばし、羽毛布団の保温機能や風合いを損なわないようにするには、定期的なお手入れが大切です。
そのため、使用していない夏の間も1ヵ月に1回は干し、ダウンボールが“空気を含む力”をキープできるように心掛けましょう。

羽毛布団を干すときのポイント&注意点

羽毛布団を干すときは、雨の翌日や朝・夕方などの湿気が多いときは干さないことがポイントです。
また、布団の生地が傷まないようにカバーをかけ、直射日光を避けて日陰で干すことをおすすめします。
干すときは午前10時から午後3時までの間に、表と裏それぞれ1時間ずつ、合計2時間ほど干せばOKです。
マンションのベランダなど直射日光が当たる場所しかない場合は、片面30分から1時間以内、両面合わせて2時間以内で切り上げましょう。
取り込んだあとに布団用ノズルをつけた掃除機でやさしく表面を吸い取れば、ホコリやダニを取り除くことができますよ。

干すときの注意点

羽毛布団を干すときは、絶対に羽毛布団を叩かないようにしてください。
その理由は、叩いてしまうと中身のダウンボールがつぶれたり切れてしまうからです。

さらに、直射日光の当たる場所で長時間干すのも、中のダウンボールが熱で割れてしまいますのでNGです。
ダウンボールが割れてしまうとせっかくの保温性やふんわり感が損なわれてしまい、使い心地が悪くなります。
間違った干し方で羽毛布団の寿命を縮めてしまわないように気をつけましょう。

羽毛布団を適切にお手入れして、長持ちさせよう
羽毛布団を適切にお手入れして、長持ちさせよう

羽毛布団は適切にお手入れをすれば、数十年持つといわれています。
夏の間はオフシーズンだからといってしまいこんだままにせず、天気の良い日を見計らって干し、ふかふかの状態をキープしましょう。
また、「干してもにおいや汚れが気になる」という場合は、クリーニング業者に相談して洗浄してもらうことをおすすめします。
汚れやすい襟元や中のダウンボールがきれいになるとさっぱりしますし、本来のふかふかな風合いを取り戻せますよ。

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