ダウンに穴が開いてしまった……! 自分でできる修理方法は?


 

ダウンに穴が開いてしまった……! 自分でできる修理方法は?

ダウンジャケットは、羽毛の保温効果によって冬の寒さを和らげてくれる優れものです。
しかし長年使っていると、生地が傷んで穴が空いてしまうことも少なくありません。

また、何かに引っ掛けて破けてしまうこともあります。
穴が空くと羽毛が飛び出しますから、見た目が悪いだけでなく保温効果も半減してしまうもの。
今回は、そんな穴が空いたときに自分でできる、ダウンの簡単な修理方法をご紹介します。

ダウンの穴の修理方法

脇汗のシミ抜きは意外と簡単!

一般的な衣類に穴が空いたときには、アイロンで接着するシートやワッペンを使用することがありますよね。
しかしダウンジャケットはほとんどがナイロンやポリエステルなどの熱に弱い生地で作られているため、アイロンは使用できません。
修理に針を使用すると、刺した部分に穴が空き、さらに事態が悪化してしまいます。
そのためダウンの場合は、使用生地に対応した専用の補修アイテムを使う必要があります。
では、どのようなアイテムが有効なのか、手順とあわせて見ていきましょう。

ナイロン用の補修シートを使用する
ダウンの穴の修理には、市販されているナイロン用の補修シートがおすすめです。
補修シートにはもともと粘着力の強い接着剤がついていますから、アイロンを使わず貼り付けるだけで穴を閉じることができます。
黒や赤などさまざまな色のシートが市販されていますし、どのような色にも対応できる透明のものもあります。
ただし、ダウンの生地とシートの質感やテカリは異なりますから、貼った部分がどうしても目立ってしまうのは仕方がありません。
補修シートでの修理は、あくまでも応急処置として考えましょう。

■用意するもの
ナイロン用の補修シート、はさみ

■手順
1. ダウンの穴より少し大きめにシートをカットする
※角を丸くカットすると剥がれにくくなります。
2. ダウンの生地の汚れを拭き取る(汚れがあると粘着力が弱まるため)
3. 生地にシワができないようにシートを貼り付ける

内側から布を接着する
より目立ちにくい修理をおこないたい場合は、内側からハギレ等の布を貼り付ける修理方法がおすすめです。
ダウンの生地と同じ布、もしくは似たような布を用意し、穴を内側から塞ぐことで、より目立たない修理が可能になります。
ただしこの方法は、ある程度テクニックが必要です。細かい作業が苦手な方や、絶対失敗したくないダウンに対しては、避けたほうが良いでしょう。
また、ダウンの表面に接着剤が付着すると、汚れのように目立ってしまうので注意が必要です。

■用意するもの
ダウンの生地と同じ布(もしくは似たような布)、ナイロンにも使える多用途系の接着剤

■手順
1. ダウンの生地と同じ布、もしくは似たような布を、穴より大きめにカットする
2. 穴からダウンの内側に布を入れ込む
3. 穴の周囲を、多用途系の接着剤で内側から固定する

修理が難しい場合は専門店に相談を

以上、2つの修理方法をご紹介しましたが、大きな穴の修理はセルフでの対処が難しいこともあります。

また、修理部分を目立たせないことも、慣れていない素人には困難です。
絶対失敗したくないなら、修理の専門店など、プロの手にお任せすることをおすすめします。
お気に入りのダウンを長持ちさせるために、最善の方法を選んでくださいね。
ちなみにダウンジャケットの生地の劣化は、付着した食べ物のカスや皮脂汚れが原因になることがあります。
来シーズンにも使えるように、保管前にはクリーニングに出して汚れをきちんと落としておきましょう。

詳しくはこちらから