ファー付きのダウンコートの正しい洗い方


ファー付きのダウンコートの正しい洗い方

ふわふわのファーがついたダウンコート、素敵ですよね。
お気に入りのコートはワンシーズン中に何度も出番があるアイテム。

シーズンが終わったらまとめてクリーニングに出すという人は多いかもしれませんが、家で洗濯することができたら便利ですよね。
そこで今回は、自宅でファー付きのダウンコートを洗う方法をご紹介します。

洗濯の前に注意したいこと

ダウンコートのフードや袖口にファーがついている場合、取り外しできるなら洗濯の前にはずしましょう。
ファーの部分とダウンコート本体は、洗い方が異なるためです。

ファーを部分的に取り外しできない場合は、水に濡らさないように注意して洗うことになります。
リアルファーの場合は、水洗いをするとファーに含まれる油分が抜け、品質が変化したりファーが抜け落ちる危険性が高いです。
フェイクファーの場合、水洗いできる場合とできない場合があるため、事前に洗濯タグをチェックする必要があります。

汚れやすい襟元と袖口を重点的に

襟元と袖口は、とくに汚れやすい部分です。
あらかじめ衣料品用の中性洗剤をブラシやスポンジになじませ、汚れを落としやすくするための準備をしておきましょう。

部分的に洗ったら、次はたらいや洗濯漕に浸した水にダウンをつけ押し洗いましょう。柔軟剤入りの水を使うと、やわらかく仕上げることが可能です。
水が透明になるまでしっかりとすすいだら、軽く脱水してください。
脱水しすぎるとダウンの柔軟性が失われるため、脱水時間の目安は30秒程度です。

その後、平らな場所で陰干しをしましょう。ダウンが完全に乾く前に収納してしまうと、カビを発生させる原因になってしまいます。
少なくとも3日、天候によっては一週間程度しっかりと乾燥させてから収納するようにしましょう。

ふわふわのファーを維持するためのお手入れ方法

ファー付きのダウンコートの正しい洗い方

ファーの部分は、固く絞ったタオルを使って汚れを落とします。
中性洗剤を含ませた水につけ、しっかりと水気を切ったタオルを使用しましょう。

まずは、ほこりを払い落とすために毛の流れにそって静かにブラッシングを行い、その後にタオルで汚れをふき取ってください。
ファーにダメージを与えないように、丁寧に拭くことが大切です。

その後、水にぬらして固く絞ったタオルで拭いて洗剤を落とします。
洗剤成分がファーに残っていると肌に触れたときに肌荒れの原因となるため、しっかりと洗剤の成分を落とし、その後は乾燥したタオルで包み込んで充分に水気を吸収させてから自然乾燥させましょう。

まるごと水洗いができないファーは、雨や雪などの天候の際は使用しないようにしたり、毎日こまめに汚れを落とすなど、汚れないように工夫することがきれいな状態を保つコツです。
汚れがひどい場合に無理して落とそうとすれば、ファーを傷めてしまうことにつながるため、専門店でクリーニングすることをおすすめします。

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