「カーペットに醤油をこぼしてしまった!」
「カーペットについた原因の分からない汚れでも、自宅でシミ取りできる?」
カーペットは汚れが付きやすいですが、丸洗いができず、シミになりやすいです。
実は、カーペットにつく汚れには種類があります。
汚れの種類に合わせてシミ落としをすることで、自宅でも簡単にシミ取りすることができますよ!
今回は、カーペットのシミ取りについてまとめました。
- カーペットのシミ・汚れの種類
- 水溶性のシミの落とし方
- 油溶性のシミの落とし方
- 不溶性のシミの落とし方
- 原因が分からないシミの落とし方
- カーペットを丸洗いできる宅配クリーニング2選
自宅でシミが落ちなかった場合におすすめの宅配クリーニングも紹介します。
カーペットの宅配クリーニングに興味がある人も、ぜひ見てみてくださいね!
カーペットのシミの種類を確認しよう
シミは主に3種類に分けられ、性質に違いがあります。
水溶性 | 油溶性 | 不溶性 | |
性質 | 水に溶けやすい | 油に溶けやすい | 水にも油にも溶けにくい |
シミの原因例 |
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シミ落としに 使うもの | 洗剤など | アルコールや重曹など | 歯ブラシや洗剤など |
注意点 | 乳製品のシミは 落とし方に注意 | カーペットの色によって 落とし方が違う | ものによって 落とし方が違う |
シミの種類により、カーペットのシミの落とし方が変わってきます。
カーペットについたシミが水溶性・油性・不溶性のどれに当たるのかを最初に調べてみましょう。
【落とし方①】水溶性のシミ
水溶性のシミは、水に溶けやすい性質があります。
シミの原因になるものは、飲料・調味料・汗や血液などです。
乳製品はカーペットに付くと嫌なニオイを発生させたり、しつこいシミになりやすいので注意が必要です。
水溶性のシミの落とし方
カーペットについた水溶性のシミ落としに使う道具は、次のとおりです。
【水溶性のシミに使う道具】
- タオル or スポンジ
- バケツ
- 中性洗剤
- ぬるま湯(30℃くらい)
カーペットによっては洗剤が使えない場合があります。
シミ落としをする前に、洗濯表示などもしっかり確認してくださいね!
手順は次のとおりです。
【手順】
- 固形の汚れは、つまみ取って水分だけにする
- 汚れ部分を乾いたタオルで軽く吸い取る
- バケツに中性洗剤とぬるま湯を入れて溶かす
- タオルに洗剤液を付け、汚れた部分を叩く
- 汚れが薄くなるまで繰り返す
- 水だけで濡らしたタオルで叩き、洗剤を吸い取る
- カーペットをよく乾かす
- 熱湯は使用せず、ぬるま湯を使う。
- カーペットのシミは、ゴシゴシこすらない!
- 洗剤がカーペットに残らないようにする。
カーペットを強くこすると、シミが奥に入り込んで取れにくくなります。
なるべくタオルやスポンジで吸い取るように取り除きましょう。
乳製品のシミについて
乳製品は、他の水溶性のシミよりも色やニオイが取れにくいです。
基本の落とし方は上記のやり方と同じですが、アルコールを使うことで汚れをより落とすことができます。
洗剤液を付けたタオルで汚れを落としたあと、タオルにアルコールスプレーをつけて同じように叩いてください。
そのあとの手順は、元のやり方と同じです。
【落とし方②】油溶性のシミ
油溶性のシミは、油に溶けやすい性質があります。
シミの原因になるものは、油を含む食品・化粧品などです。
水に溶けにくいので、重曹やアルコール、漂白剤などを使用して汚れを落とします。
カーペットの色によっては色落ちする可能性があるため、薬剤を変えてシミ取りをする必要があります。
- 白系のカーペットの場合
- 濃い色のカーペットの場合
- どちらでも落ちない場合
3つのシミ取り方法を解説していきます。
①白系のカーペットの場合
白系のカーペットの場合は、次の道具を使ってシミ取りしていきます。
【白系のカーペットの油性シミに使う道具】
- 酸素系漂白剤 20ml
- 重曹 大さじ1
- タオル × 数枚
- 水入りスプレーボトル
重曹で油分を分解しつつ、漂白剤でシミを抜きます。
白のカーペット以外では色落ちしてしまうので、絶対にやらないでください。
カーペットの洗濯表示も確認してからシミ落としを開始しましょう。
【手順】
- 漂白剤と重曹を混ぜ、カーペットの汚れにかける
- タオルを濡らして絞り、電子レンジで温めて蒸しタオルを作る
- 蒸しタオルで汚れ部分を叩く
- 汚れが落ちたら、カーペットに水入りスプレーをかける
- 乾いたタオルで拭く
- 汚れが落ちるまで繰り返す
- カーペットをよく乾かす
- 色落ちしないか目立たないところで試してから開始する。
- 汚れを広げないように、タオルは綺麗な面になるようにずらしながら拭く!
- 漂白剤と重曹が残らないよう、しっかり取り除く!
シミ落としを始める前に、漂白剤や重曹で色落ちしないか試してみてくださいね!
漂白剤が残るとカーペットの生地を傷めるので、しっかり取り除いてください。
②色の濃いカーペットの場合
色の濃いカーペットのシミ落としには、次の道具を使用します。
【色の濃いカーペットの油性シミに使う道具】
- バケツ
- 中性洗剤
- アルコールスプレー
- ぬるま湯(30℃くらい)
- タオル × 数枚
洗剤が使えないカーペットの場合は、この方法は使用しないでください。
アルコールは油を落とす作用があるので、油溶性のシミ落としにピッタリです。
手順は次の通りです。
【手順】
- 固形の汚れを取り除く
- バケツにぬるま湯と中性洗剤を入れて混ぜる
- 洗剤液をタオルに付けて絞り、シミを優しくこする
- 乾いたタオルにアルコールスプレーをかけ、シミをこする
- 目立たなくなるまで③と④を繰り返す
- 水だけを染み込ませたタオルで、洗剤などを拭き取る
- カーペットをよく乾かす
- 色落ちしないか目立たないところで試してから開始する。
- 洗剤がカーペットに残らないよう、しっかり拭き取る。
油性のシミは時間が経つと自力では落としにくくなるので、なるべく早く汚れを落としましょう。
色落ちしそうな場合は、無理せずクリーニングに出すことをおすすめします。
③どちらでも落ちない場合
①や②の方法で落ちない場合は、かなりガンコな汚れの可能性があります。
その場合は、ベンジンを使って汚れ落とししましょう!
ベンジンは石油から作られており、ガンコな油性の汚れを落とすのに最適です。
ベンジンは、大型のドラッグストアなどに売っていますよ!
シミ抜きに使用する道具は次のとおりです。
【シミ抜きに使う道具】
- シミ抜き用ベンジン
- 歯ブラシ
- 濡れタオル
シミ抜き用以外に「カイロ用」のベンジンがありますが、シミには使えないので注意してください。
ベンジンは揮発性があり引火しやすいので、火の近くでの使用はNGです。
マスクとゴム手袋をつけて、換気しながら作業を始めましょう。
【手順】
- ベンジンを歯ブラシに含ませ、汚れを叩く
- シミ部分にタオルを当て、汚れがついたら①②を繰り返す
- タオルに汚れがつかなくなったら、よく乾かす
- 火の近くで作業しない!
- 換気をしっかり!
- 汚れ部分だけではなく、少し広範囲にベンジンを塗る。
チョコレートやカレーなどの落ちにくいシミは、ベンジンで落としましょう。
【落とし方③】不溶性のシミ
不溶性の汚れは、油にも水にも溶けにくい性質があります。
シミの原因になるものは、固形物だったり繊維の奥に染み込むものだったりと、ものによって性質が違います。
汚れによってシミの落とし方が全く違うので、注意が必要です。
- 墨汁
- 泥汚れ
- 香水
主な不溶性のシミの落とし方を3つ紹介します。
①墨汁
墨汁は繊維の奥まで染み込むと、自力では落とせなくなります。
墨汁をこぼしてしまったら、すぐに対処しましょう。
【墨汁の汚れ落としに使う道具】
- ティッシュやキッチンペーパー
- 歯ブラシ
- 中性洗剤
- ぬるま湯
- タオル
手順は次の通りです。
【手順】
- カーペットに染み込む前に、ティッシュなどを乗せてすぐに吸い取る
- 中性洗剤を歯ブラシにつけ、墨汁の部分をこする
- ぬるま湯をつけたタオルをよく絞り、墨汁を吸い取る
- ②③を繰り返す
- 汚れが落ちたらよく乾かす
- 墨汁が染み込む前にすぐに吸い取る。
墨汁のシミの専用洗剤を使用する場合は、上記手順の中性洗剤の部分に使用してください。
②泥汚れ
泥汚れには、砂と汚れた水が含まれています。
最初に泥を乾かして、砂を落としてからシミ抜きします。
【泥汚れのシミ落としに使う道具】
- 歯ブラシ or 衣類用のブラシなど
- バケツ
- 中性洗剤
- ぬるま湯
- タオル × 数枚
泥のシミ落としの手順は次の通りです。
【手順】
- 泥を乾かす
- ブラシで泥部分を擦って汚れを取る
- バケツにぬるま湯と中性洗剤を溶かし、タオルを浸してしぼる
- 洗剤つきのタオルで泥を拭き取る
- ぬるま湯のみを含ませたタオルで洗剤を拭く
- カーペットをよく乾かす
タオルで拭く前に、ブラシで落とせる汚れはしっかり落としきりましょう。
③香水
香水がついた場合は、ニオイが染み込んでしまうので早めの対処が必要です。
【香水のシミ落としに使う道具】
- ティッシュや使わないタオルなど
- ビニール袋
- アルコールスプレー
窓を開けたり換気扇をつけてから作業しましょう。
【手順】
- ティッシュなどで香水を上から抑えて吸い取る
- しっかり吸い取れるまで繰り返す
- カーペットの下にタオルを敷く
- アルコールスプレーをティッシュにかけ、香水部分を叩く
- 何度か繰り返す
- 香水をこぼしたらすぐに換気をする。
- こぼした香水はこすらない!
- 拭き取ったティッシュはビニールなどに入れて密閉する。
ニオイがどうしても取れない場合は、ドライヤーなどで揮発させる手もあります。
【落とし方④】原因不明のシミ
原因が分からないシミの場合は、まずはベンジンで水溶性か油溶性かを調べます。
ベンジンをタオルにつけてカーペットを叩いてみてください。
タオルに何もついていなければ水溶性で、シミがついていたら油溶性です。
油溶性の場合は、そのままベンジンでシミ取りをしてみてください。
水溶性の場合は、これまでに紹介した方法でシミ取りできます。
カーペットを丸洗いできる宅配クリーニング2選
自宅でシミ落とししても落ちなかった場合は、プロに綺麗にしてもらうのがおすすめです。
カーペットを洗うなら、宅配クリーニングがおすすめです。
おすすめの宅配クリーニングを厳選しました!
- サマリーポケット
- クリコム
宅配クリーニングなら、自宅に集荷に来てくれるので手間がかかりません。
クリーニングに出しに行く暇がない人にもおすすめですよ!
サマリーポケット

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カーペットのサイズを細かく測る手間がかかりませんよ!
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クリコム

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支払い方法 | クレジットカード・代引き決済 |
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クリコムは、創業30年以上の老舗クリーニング店です。
熟練の職人が丁寧に汚れの状態を見極め、カーペットに最適な洗い方をしてくれます。
防ダニ加工オプションも追加でき、小さなお子様がいる家庭でも安心して預けられます。
国家資格を持ったクリーニング師による、入念なしみ抜き!
クリコムのカーペットクリーニングは、クリーニング前にシミの状態を検品します。
シミの種類によって使う薬剤を変え、汚れがひどい部分は手作業でシミ抜きしてくれます!
国家資格を取得した職人も在籍しているので、しっかり汚れを落としてくれます。
カーペットのシミに関するよくある質問
カーペットのシミに関するよくある質問をまとめました。
- カーペットの古いシミの落とし方は?
- カーペットにシミが残る原因は?
- ハイターでカーペットのシミ抜きはできる?
カーペットの古いシミの落とし方は?
A.オキシドールを使いましょう。
オキシドールで拭いた後は、広がるのを防ぐためにすぐに布でおさえます。
そのあとは水を含ませたスポンジでふき取り、乾燥させましょう。
カーペットにシミが残る原因は?
A.飲みこぼしや食べこぼしが原因のシミは残りやすいです。
もしカーペットを汚してしまった場合は、なるべくはやく染み抜きの処置をすることが重要いです。
時間をおけばその分落ちにくくなるので注意しましょう。
どうしても落ちない場合はクリーニングに頼るのもおすすめです。
ハイターでカーペットのシミ抜きはできる?
A.できます。
ワイドハイターと重曹を混ぜることで、カーペットの染み抜きができます。
混ぜたら少し電子レンジで温めるとさらに効果があります。
この洗濯液を。汚れている部分につけて、5分くらい置いたらふき取ります。
クロスでヌルヌルが取れるまでしっかりふき取りましょう。
まとめ~カーペットのシミは種類によって落とし方を変えよう。~
カーペットのシミは、大きく分けて3種類あります。
シミの種類やカーペットの素材によって、シミの落とし方が変わってきます。
シミができたらすぐに正しい方法で拭き取ることで、大抵のシミは自宅でも落とせますよ!
カーペットの種類によっては、洗剤や漂白剤などが使用できない場合もあります。
自宅でシミ落としができない場合は、プロにクリーニングしてもらうのがおすすめです。
宅配クリーニングなら、重いカーペットを運ぶ手間がかかりません!
定期的にクリーニングすることでダニやカビなども防げるので、ぜひ活用してみてください。