「クリーニングで泣き寝入りするしかなくなった…」
「破れて返ってきた…」
クリーニングでは万が一のトラブルに出会ってしまうことがあります。
服が破れた、紛失してしまった、そんな最悪の事態に陥った時はどうすればいいのでしょうか。
ちゃんと賠償してもらえるのか、とても不安になりますよね。
今回はクリーニングで泣き寝入りをしないために知っておきたい情報をわかりやすく解説。
クリーニング事故賠償基準や、泣き寝入り対策を知って、冷静に対処できるようにしましょう。
無料の再仕上げサービスが魅力的な、オススメ宅配クリーニングもあわせてご紹介しますよ。
【今回の記事でわかること】
- クリーニングで泣き寝入り
- クリーニング事故賠償基準とは
- 賠償金額の決まり方
- 泣き寝入りしないために
クリーニングで泣き寝入り!?
プロだからと安心してクリーニングを任せたのに、ひどい状況で返ってきてしまった…。
あなたならそんな時どうしますか?
綺麗な服はもう戻ってこないのだからと、泣き寝入りをするしかないのでしょうか。
答えはNOです。
泣き寝入りする必要はない
基本的にクリーニング上のトラブルは、「クリーニング事故賠償基準」が重要になってきます。
この基準を元に賠償されるか否かが決まってくるわけです。
クリーニング店からしても、100%絶対ミスはしませんと言い切れませんから、万が一事故が起こった場合はこの賠償基準に従いますよとお客を安心させようとしています。
ではこの「クリーニング事故賠償基準」とは何なのか。
わかりやすく解説していきます。
クリーニング事故賠償基準とは

万が一のクリーニングトラブルで重要になるのが、クリーニング事故賠償基準です。
衣類の破損や紛失など、クリーニング中のトラブルがあった際に、利用者へ賠償金を支払う仕組みが定められています。
多くのクリーニング店が、全国クリーニング生活衛生同業組合連合会が定めている「クリーニング事故賠償基準」を基準としています。
クリーニング店に責任があるかどうか
クリーニング事故賠償基準によると、クリーニング店が賠償をしなければならないケースと、しなくてもよいケースがあると記されています。
洗たく物について事故が発生した場合は、クリーニング業者が被害を受けた利用者に対して賠償する。ただし、クリーニング業者が、その職務の遂行において相当の注意を怠らなかったこと、および利用者またはその他の第三者の過失により事故の全部または一部が発生したことを証明したときは、その証明の限度において本基準による賠償額の支払いを免れる。
クリーニング店側に責任があるかどうかが争点となってくるわけです。
クリーニング店に責任がある例
- クリーニング作業中のミスによる事故
- クリーニング機器による事故
シミ抜き作業によって汚れてしまった、ドライクリーニングによって衣類が縮んでしまったなど、クリーニング作業によってトラブルが発生した場合は、賠償を求めることができます。
クリーニング店に責任がない例
- 汗染み汚れのシミ
- 利用者の手によって発生したトラブル
- 衣服自体の不良
衣服の縫製不良や染色不良によるトラブルは、クリーニング店ではなく服のメーカーに責任があります。
また利用者自身が何か手を加えて発生したトラブルは、当然クリーニング店には関係がありません。
注意しておきたいのが、汗染み汚れのシミです。
ドライクリーニングをすると、元から染み込んでいた汗汚れが浮き出て、あとからシミができてしまうことがあります。
この場合クリーニング店に賠償を求めることはできません。
汗抜きをクリーニング店に頼みましょう。
賠償金額はどうやって決まるのか
お店側に責任があるとして、賠償額はどのように決まるのでしょうか。
クリーニング事故賠償基準によると、下記の計算式で賠償額は求められます。
賠償額は、つぎの方式によりこれを算定する。ただし、利用者とクリーニング業者との間に賠償額につき特約が結ばれたときは、その特約により賠償額を定める。
賠償額=物品の再取得価格×物品の購入時からの経過月数に対応して別表に定める補償割合
もう一度買い直す場合にかかる費用が「物品の再取得価格」です。
それにクリーニング事故賠償基準によって定められた補償割合をかけると賠償金額がわかります。
基本的には、クリーニングに出した時点での衣類の価値以上を賠償してもらうことは難しいです。
年季の入った衣類であればあるほど、経年劣化として補償する割合は小さくなってしまいます。
場合によっては、数%しか補償されないケースも。
もちろん、ビンテージものなど特殊な事例はまた別の計算式で賠償額が決まります。
特別な賠償額
特殊品である・衣類が紛失したなどの場合、別の計算式で賠償額が決まります。
洗たく物が紛失した場合など前条に定める賠償額の算定方式によることが妥当でないとみとめられる場合には、つぎの算定方式を使用する。
(1) 洗たく物がドライクリーニングによって処理されたとき:クリーニング料金の40倍
(2) 洗たく物がウェットクリーニングによって処理されたとき:クリーニング料金の40倍
(3) 洗たく物がランドリーによって処理されたとき:クリーニング料金の20倍
賠償額が減るケースも
クリーニング店に衣類を預けてから、90日以上たっている場合、賠償額が減る可能性もあります。
長い期間放置したせいで衣類に虫食いが発生してしまった場合などは、受け取りに行かなかった利用者側に責任があるとされるのです。
そうなれば最悪賠償金0の可能性もあります。
お店に責任があるのに賠償額を支払ってもらえない!?
クリーニング店側に責任があったとしても、賠償額を支払ってもらえないケースもあります。
- 「衣類に事故がない」と確認して書面を店に提出している
- 衣類を受け取ってから6ヶ月以上経っている
- お店が衣類を受け取ってから1年以上たっている
- 自然災害が原因である
書面で「事故はなかった」とサインして受け取っている場合は、後からトラブルが発覚しても賠償額を支払ってもらえません。
口頭での確認は当てはまりませんから、店頭で気付けず家に帰ってから気付いても、書面にサインしていなければ間に合います。
ただし受け取りから6ヶ月以上経っている場合は、お店側に賠償責任はなくなっているため賠償金はもらえません。
また衣類をお店に預けてから1年以上たっている場合も、賠償はしてもらえません。
保管サービスを利用している場合は、保管期間+1年が期限となります。
クリーニングで泣き寝入りしないために

クリーニングで泣き寝入りをしないためにも、出す前と受け取った後のチェックを欠かさないようにしましょう。
ある程度自分で自分の身を守ることも大切です。
何でもかんでもクリーニング店に丸投げせず、ある程度記録として残すようにしましょう。
クリーニングに出す前に写真を撮る
あとでトラブルが発生した時に証拠となるよう、クリーニングに出す前に写真を撮っておきましょう。
何か知らないシミができてしまった、破損していたときでも「出す前は何もなかった」と証明できます。
またクリーニングによる仕上がり具合のチェックにも使えますよ。
受け取ったらすぐに状態をチェック
受け取りから6ヶ月が経過してしまうと、お店側の賠償責任はなくなってしまいます。
手遅れになる前に、受け取ったら衣類をチェックしましょう。
また保管の際はビニールから出した状態で収納するようにしてください。
ビニールに入れたままでは通気性が悪く、カビが発生しやすくなってしまいます。
何も問題がないか確認して、何かあればすぐに問い合わせるようにしてくださいね。
再仕上げOKの宅配クリーニングがオススメ
賠償金がもらえるとしても、そのやり取りは気持ちの良いものではありません。
宅配クリーニングであれば、無料で再仕上げをやってくれるところが多いです。
何か問題があったとしても、再度クリーニングしてもらえます。
特にオススメの宅配クリーニングを3つご紹介しますよ。
リネット
最低料金 | 495円(税込)/1点 |
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最短仕上げ日数 | 最短2日 |
保管サービス | 最大8ヶ月 |
送料 | 8,800円以上で無料 |
パック・単品 | どちらも可 |
再仕上げサービス | お届け日から30日以内 |
対応エリア | 全国 |
発送方法 | 自宅集荷・コンビニ発送 |
支払い方法 | クレジットカード・代金引換 |
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初めての宅配クリーニングには、初回送料無料のリネットがオススメです。
単品からでも頼めますから、近所のクリーニング店と同じ感覚で使えるのが嬉しいポイント。
有料会員になればさらにお得です。
リネットで実施しているキャンペーンの情報
2024年12月23日より、リネットはプレミアム会員を対象にクリーニングサービスの全商品に対して30%の割引が適用される初回限定キャンペーンを実施します。

※プレミアム会員限定
この割引は、通常のクリーニング項目だけでなく、追加のオプションサービスも対象になります。
同時に、「プレミアム会員初月無料」キャンペーンも実施するので、通常利用するよりもお得です。

クリーニングモンスター

最低料金(衣類) | 9,790円(税込)/5点 |
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最短仕上げ日数 | 最短4営業日 |
保管サービス | 最大10か月 |
送料 | 無料(一部有料) |
パック・単品 | パックのみ |
再仕上げサービス | お届けから10日以内は無料 |
対応エリア | 全国 |
発送方法 | 自宅集荷 |
支払い方法 | クレジットカード・代金引換 |
保障や加工、サービスがすべて0円のクリーニングモンスターもオススメです。
クリーニングの質に定評があり、不入流のシミ抜きに落とせないシミはないと言われています。
布団の宅配クリーニングも人気を集めていますよ。
【閉店】リコーべ

最低料金 | 14,000円/5点 |
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最短仕上げ日数 | 最短3日 |
保管サービス | 最大12ヶ月 |
送料 | 無料 |
パック・単品 | パックのみ |
再仕上げサービス | お届け予定日から30日以内 |
対応エリア | 全国 |
発送方法 | 自宅集荷 |
支払い方法 | クレジットカード・後払い決済 |
リコーベはお届けから30日以内であれば、無料で再仕上げをしてくれる宅配クリーニングです。
保管は最大12か月ですから、クローゼットもスッキリ。
パック式の一律料金ですから、まとめて頼めばお店よりもお得に利用できます。
【お知らせ】リコーベは2025年1月21日をもって閉店

まとめ~クリーニングで泣き寝入りはしない~
今回の内容をまとめると下記の通りです。
- 泣き寝入りする必要はない
- クリーニング店に責任があるかどうか
- 賠償額を支払ってもらえないケースも
- 再仕上げ無料の宅配クリーニングを頼ろう
クリーニングで泣き寝入りをする必要はありません。
本社に問い合わせてみる、社長に直接手紙を書くなど、対応しているスタッフ以外に話をしてみることも重要です。
そもそもトラブルを避けたい方は、保証制度が整った宅配クリーニングを頼るのがオススメですよ。