今回は、全国の15歳〜60歳以上の男女600人を対象にした宅配クリーニングに関するアンケート調査を実施しました。
- 調査方法:インターネット調査
- 調査期間:~2024年10月25日
- 調査対象:全国の15歳~60歳以上の男女
- サンプル数:600人
年齢 | 人数(人) | 割合(%) |
---|---|---|
15歳未満 | 0 | – |
15歳〜19歳 | 0 | – |
20歳〜29歳 | 65 | 10.8 |
30歳〜39歳 | 105 | 17.5 |
40歳〜49歳 | 147 | 24.5 |
50歳〜59歳 | 150 | 25.0 |
60歳以上 | 133 | 22.2 |
全体 | 600 | 100.0 |
都道府県 | 人数(人) | 割合(%) |
---|---|---|
北海道 | 32 | 5.3 |
青森県 | 6 | 1.0 |
岩手県 | 5 | 0.8 |
宮城県 | 11 | 1.8 |
秋田県 | 3 | 0.5 |
山形県 | 6 | 1.0 |
福島県 | 14 | 2.3 |
茨城県 | 10 | 1.7 |
栃木県 | 6 | 1.0 |
群馬県 | 5 | 0.8 |
埼玉県 | 38 | 6.3 |
千葉県 | 32 | 5.3 |
東京都 | 84 | 14.0 |
神奈川県 | 46 | 7.7 |
新潟県 | 4 | 0.7 |
富山県 | 5 | 0.8 |
石川県 | 6 | 1.0 |
福井県 | 5 | 0.8 |
山梨県 | 3 | 0.5 |
長野県 | 5 | 0.8 |
岐阜県 | 4 | 0.7 |
静岡県 | 18 | 3.0 |
愛知県 | 35 | 5.8 |
三重県 | 10 | 1.7 |
滋賀県 | 4 | 0.7 |
京都府 | 8 | 1.3 |
大阪府 | 40 | 6.7 |
兵庫県 | 35 | 5.8 |
奈良県 | 7 | 1.2 |
和歌山県 | 4 | 0.7 |
鳥取県 | 4 | 0.7 |
島根県 | 3 | 0.5 |
岡山県 | 4 | 0.7 |
広島県 | 13 | 2.2 |
山口県 | 2 | 0.3 |
徳島県 | 6 | 1.0 |
香川県 | 3 | 0.5 |
愛媛県 | 8 | 1.3 |
高知県 | 3 | 0.5 |
福岡県 | 37 | 6.2 |
佐賀県 | 1 | 0.2 |
長崎県 | 4 | 0.7 |
熊本県 | 7 | 1.2 |
大分県 | 5 | 0.8 |
宮崎県 | 2 | 0.3 |
鹿児島県 | 5 | 0.8 |
沖縄県 | 2 | 0.3 |
全体 | 600 | 100.0 |
- クリーニングに出す頻度は?
- クリーニングを利用する際のお店選びの基準は?
- クリーニングで利用したことがあるサービスは?
- クリーニングに出す衣類の種類は?
Q.クリーニングに出す頻度は?

クリーニングに出す頻度は? | 回答者の人数(人) | 回答者の割合(%) |
---|---|---|
週に1回以上 | 20 | 3.3 |
月に1回以上 | 47 | 7.8 |
数か月に1回以上 | 68 | 11.3 |
半年に1回以上 | 118 | 19.7 |
年に1回 | 134 | 22.3 |
クリーニングは利用しない | 213 | 35.5 |
全体 | 600 | 100 |
アンケート調査によると、クリーニングを「週1回以上」利用する人はわずか3.3%(20人)であり、高頻度での利用者は少数派であることが分かります。
さらに、「月に1回以上」利用する人は7.8%(47人)、「数か月に1回以上」は11.3%(68人)、「半年に1回以上」は19.7%(118人)と、クリーニングを数カ月おきに利用する層も一定数存在します。
一方で、最も多いのは「年に1回」利用する層で、22.3%(134人)がこれに該当します。
また、「クリーニングを利用しない」と答えた人も35.5%(213人)に上り、約3人に1人がクリーニングをほとんど利用していないことが明らかになりました。
これらの結果から、クリーニングの利用頻度は個人の生活スタイルやニーズに大きく左右されることが分かります。
例えば、「よく利用している」と回答した人の中には、以下のような意見があり、いずれも、宅配クリーニングの利便性を評価しています。
- 大量の衣類を一度に出せる
- 忙しくて店舗に行けない
- 店舗よりも安く利用できる
特に、産後の女性や忙しいビジネスマンなど、日常の家事に時間を割きにくい層にとっては、宅配クリーニングが貴重なサービスとなっているようです。
一方で「利用しない」理由としては、「料金が高い」「店舗が近くにある」「宅配は手間がかかる」といった意見が多く見受けられました。
これらの意見から、クリーニング業界における課題として、利用促進に向けてサービスの手軽さや価格面での魅力を伝えることが重要であることが伺えます。
Q.クリーニングを利用する際のお店選びの基準は?

クリーニングに出す頻度は? | 回答者の人数(人) | 回答者の割合(%) |
---|---|---|
家の近くにあるか | 324 | 54 |
料金が適切か | 267 | 44.5 |
仕上がり | 160 | 26.7 |
サービスの充実度 | 101 | 16.8 |
宅配クリーニングが出来るか | 40 | 6.7 |
利用しない | 152 | 25.3 |
全体 | 600 | 100 |
アンケート結果によると、クリーニング店を選ぶ際に最も重視される要素は「家の近くにあるかどうか」であり、回答者の54%(324人)がこれを重視しています。
クリーニングを利用する人々にとって、衣類の持ち込みや受け取りが楽であることは重要であり、近さが利便性に直結していることが分かります。
次に重視されているのは「料金の適切さ」で、44.5%(267人)が価格面での合理性を求めていることが明らかになりました。
この傾向は、コストパフォーマンスが良く、手頃な価格で高品質のサービスを求める利用者のニーズを反映しています。
また、「仕上がり」を重視する回答者も26.7%(160人)にのぼり、衣類の清潔さや見た目の仕上がり具合もクリーニング店選びの基準となっていることが分かります。
さらに、「サービスの充実度」を求める人が16.8%(101人)いることから、衣類の保管や宅配サービスなどの付加価値にも一定の需要があると言えます。
一方で、全体の25.3%(152人)はクリーニングを利用していないと回答しており、日常生活でのクリーニング利用に必要性を感じない層も一定数存在していることが伺えます。
クリーニング店選びにおいては、利便性と価格が特に重要視されており、加えて、仕上がりの質やサービスの充実度も選択の際に考慮される要素です。
クリーニング店にとっては、店舗のアクセス性や手頃な価格設定を重視することで、顧客獲得につながる可能性が高いと考えられます。
Q.クリーニングで利用したことがあるサービスは?

クリーニングで利用したことがあるサービスは? | 回答者の人数(人) | 回答者の割合(%) |
---|---|---|
染み抜き | 187 | 31.2 |
汗抜き | 126 | 21 |
特殊クリーニング | 75 | 12.5 |
ウェットクリーニング | 43 | 7.2 |
利用したことがない | 318 | 53 |
全体 | 600 | 100 |
アンケート結果によると、クリーニングで利用したことがあるサービスとして最も多いのは「染み抜き」で、回答者の31.2%(187人)が利用経験があると答えています。
一般の家庭で対応が難しい頑固な汚れやシミの除去をプロに任せたいというニーズが反映されているため
また、「汗抜き」を利用したことがある人も21%(126人)おり、特に夏場やスポーツをする人にとっては、衣類に染み込んだ汗をプロの技術で徹底的に除去したいという要望があると考えられます。
さらに、「特殊クリーニング」を利用した人は12.5%(75人)であり、デリケートな素材や特殊な繊維の衣類に対して専門的なケアを求めている層が存在することがわかります。
また、「ウェットクリーニング」は7.2%(43人)と比較的利用者が少ないものの、水洗いが難しい衣類のメンテナンスのために利用する人が一定数いることが伺えます。
一方で、53%(318人)は「利用したことがない」と回答しており、過半数がクリーニング店での特別なサービスを利用していない実態も浮かび上がりました。
これらの結果から、一般的なクリーニングだけでなく、シミや汗など家庭での対応が難しい汚れに対する需要が根強いことがわかります。
クリーニング店にとっては、こうした特別サービスの提供や、染み抜き・汗抜きの技術向上をアピールすることが、より多くの利用者を引きつけるポイントになると考えられます。
Q.クリーニングに出す衣類の種類は?

クリーニングで利用したことがあるサービスは? | 回答者の人数(人) | 回答者の割合(%) |
---|---|---|
コート・ダウンジャケット | 365 | 60.8 |
スーツ | 339 | 56.5 |
セーター・ニット | 115 | 19.2 |
制服 | 92 | 15.3 |
カーディガン | 47 | 7.8 |
ぬいぐるみ | 17 | 2.8 |
レザー・革衣類 | 55 | 9.2 |
ベビー用品 | 8 | 1.3 |
その他 | 126 | 21 |
全体 | 600 | 100 |
アンケート結果によると、クリーニングに出される衣類の中で最も多いのは「コート・ダウンジャケット」で、60.8%(365人)の回答者が利用した経験があると答えています。
コートやダウンジャケットは厚手で自宅で洗濯しづらく、冬の終わりや衣替えの時期にまとめてクリーニングに出す人が多いと考えられます。
次に多いのが「スーツ」で、56.5%(339人)が利用しています。
スーツは仕事で着用することが多く、清潔感を保つために定期的なクリーニングが必要とされるため、頻繁に利用される傾向が見られます。
「セーター・ニット」をクリーニングに出す人も19.2%(115人)おり、ウールなどデリケートな素材を家庭で洗うのが難しいことが理由と考えられます。
さらに「制服」を出す人は15.3%(92人)で、学生や職場で制服を着用する人たちが定期的に利用しているようです。
その他、「レザー・革衣類」をクリーニングに出す人は9.2%(55人)で、素材に合わせた専門的なケアを求めている層も一定数います。
また、「ぬいぐるみ」(2.8%)や「ベビー用品」(1.3%)といった特殊なアイテムも少数ながらクリーニングに出されており、特別なケアが必要な場合に利用していることが分かります。
この結果から、クリーニングに出す衣類は季節性や用途に応じて異なり、特に厚手の衣類や仕事で使うスーツなどがクリーニング店での定番アイテムであることが明らかになりました。
また、デリケートな素材や特殊アイテムのメンテナンスにも需要があるため、クリーニング店にとっては、幅広いアイテムに対応できるサービスを提供することが顧客満足度を高めるポイントとなるでしょう。
宅配クリーニングの利用実態に関するアンケートのまとめ
このアンケート結果から、クリーニングサービスに対する利用者のニーズや期待が明確に示されています。
まず、多くの人が自宅で洗濯が難しいデリケートな衣類を綺麗に保つため、プロの技術を求めてクリーニングを利用しています。
特に、シミ抜きや汗抜きといった特殊なクリーニングのニーズが高く、家庭で対応できない汚れやケアが難しい素材には専門的な技術が重宝されています。
価格については、最低限の品質が確保されているなら安価なサービスを望む人が多く、コストパフォーマンスが重視される傾向にあります。
一方で、仕上がりの丁寧さや繊維に負担をかけないケアを重要視する人も多く、料金と品質のバランスが求められています。
また、宅配クリーニングに関しては、自宅まで取りに来てくれる利便性や移動の手間が省ける点が魅力であり、ビジネスウェアや冬物アウターなどのケアに利用されるケースが目立ちます。
クリーニング店の選定基準として「店舗の近さ」や「価格」が重要視されていることが明らかになりました。
アクセスしやすい立地や適切な価格設定が顧客獲得のカギとなり、クリーニング店にとっては店舗の利便性を高めると同時に、トラブル時の補償や丁寧な対応などのカスタマーサービスも重要な要素といえます。
この調査結果は、クリーニングの利用が季節性や衣類の用途によって異なることを示しており、多くの人が必要に応じて年に数回程度の頻度でクリーニングを利用していることが分かります。
クリーニング業界においては、定期的に利用する少数の高頻度層だけでなく、年に数回利用する大多数の顧客に向けたサービスの拡充が、業界全体の顧客満足度向上に寄与すると考えられます。