気付けば出来ている服のシワ。
お気に入りの服を着ようと思ったら、シワができていてガッカリした経験は誰にでもありますよね。
わざわざアイロンを引っ張り出すのは面倒、そんな時に使えるシワ取り方法をご紹介します。
今回はアイロンなしで服のシワを綺麗にする方法、またシワの予防方法まで徹底解説!
これでもう服のシワに悩まされることもなくなりますよ。
【今回の記事でわかること】
- 服にシワができる原因
- アイロンなしで服のシワを取る方法
- 服のシワを予防する方法
服にシワができる原因は?
しわくちゃになってしまった服。
自分の手でそうしたのならともかく、気を付けたつもりでもできてしまうシワには困ってしまいますよね。
なぜ服にシワができてしまうのでしょうか。
それは、水に触れることで生地が縮んでしまうからです。
水洗い可の服でも安心してはいけません。
素材によって縮み方は違いますが、水に触れることがきっかけであることは同じです。
シワになりやすい服
服の素材によっては、縮みやすいものと縮みにくいものがあります。
それぞれ表にまとめました。
シワになりやすい(縮みやすい) | シワになりにくい(縮みにくい) |
---|---|
綿 麻 レーヨン キュプラ | ウール 絹 ポリエステル ポリウレタン ナイロン アセテート アクリル |
そもそもシワになってほしくないのであれば、素材から注意する必要があるわけですね。
綿やレーヨンはシワになりやすいですから、ウールやポリエステルの衣類を意識して選びましょう。
また最近は、シワになりやすい素材でも「ノンアイロンシャツ」といったアイロン不要の衣服もあります。
服を買う前に、どの素材を使っているのか洗濯タグで確認しておきましょう。
とはいったものの、「素材をいちいち気にしていたらオシャレを楽しめない」といった意見もありますよね。
着た衣服の素材がシワになりやすいから諦める、というのはとても悲しいことです。
そこで今回は、アイロンなしで簡単に服のシワを取る方法をご紹介!
アイロンなしで服のシワを取る方法
服のシワを取るといえばアイロンが定番です。
とはいえアイロンを準備するのはいちいち手間がかかります。
アイロン台を用意する必要もありますしね。
というわけで、アイロンなしで服のシワを取る方法を11個ご紹介します。
好きな方法で、服のシワを綺麗にしちゃいましょう。
服のシワを取る方法
- 衣類スチーマーで
- 霧吹きとドライヤーで
- ホットタオルで
- 浴室にかけて
- 加湿器を置く
- シワ取りスプレーで
- ヘアアイロンで
- 洗濯機で
- ウェイトクリップで
- 特別なクローゼットで
- 氷と一緒に乾燥機にかける
シワ取り①衣類スチーマーを使う

アイロンに近いですが、衣類スチーマーなら簡単にシワを撮れます。
除菌や消臭効果もあるのが嬉しいポイント。
コートのシワ伸ばしから、シャツの襟やネクタイのプレス仕上げまでこれ1つで出来てしまいます。
アイロンと違って、ハンガーにかけながらできるのが衣類スチーマーの魅力です。
水を入れて沸騰させればすぐ使えますから、手間がかからず時間もかかりません。
サイズも小さいため、場所も取ることはなく1人暮らしの方でも使いやすいですよ。
シワ取り②霧吹きとドライヤーを使う

服のシワには、霧吹きで衣類を軽く湿らせることも効果的です。
少しだけ湿った服をパンパンと叩く、引っ張ることでシワを伸ばせます。
霧吹きは、水や消臭スプレー・リネンウォーターなどがオススメ。
液体によっては香りもつけられて一石二鳥です。
ドライヤーを使えばすぐに乾かせますから、時間もかかりません。
シワ伸ばしをしながら温風を当てて、仕上げに冷風を当てれば、シワが戻りにくくなりますよ。
霧吹きで湿らせて、ドライヤーを当てながらしわを伸ばすだけと簡単ですね。
濡らしすぎると乾くまでに時間がかかるため注意してください。
シワ取り③ホットタオルを使用する

頑固なシワにはホットタオルを使いましょう。
ホットタオルの準備は、水で濡らしたタオルを電子レンジで温めるだけでOKです。
シワの部分にホットタオルを当てて、しばらく放っておきましょう。
そのあとは服を普通に干すだけ。
水でなくお湯な分、乾くのも早いですよ。
シワ取り④浴室にかける

お風呂場は湿度が高く、シワ伸ばしには絶好の場所。
衣服をかけておけば、たまった蒸気でシワが伸びていきます。
お風呂上りのタイミングでかければ、蒸気も多く効果的ですよ。
シワ取り⑤加湿器を置く

服をかけたら、その下に加湿器を置くのもシワを取る方法の1つです。
蒸気で服のシワを伸ばせます。
原理は浴室にかける方法と同じですね。
加湿器直接服が当たらないよう注意しましょう。
シワ取り⑥シワ取りスプレーを使う

専用のグッズを用意するのも手っ取り早くてオススメです。
シワ取りスプレーを1つ常備しておきましょう。
スプレーに含まれるシリコンなどの成分により、シワを伸ばしてくれます。
外出前の時間のないときに、強い味方となってくれますよ。
シワ取り⑦ヘアアイロンを使う

細かなシワにはヘアアイロンがオススメ。
袖や裾部分のシワを取りやすく、ピンポイントで服のシワをなくせます。
暖めたヘアアイロンで、滑らせるようにしわを伸ばすだけとやり方も簡単。
ただし、ヘアアイロンの温度が高すぎると生地を傷めてしまうため注意してください。
最悪服が焦げてしまうなんてことも…。
洗濯タグをみてから温度を設定しましょう。
仕上げにドライヤーや扇風機で冷風を当てると、シワが戻りにくくなってより効果的です。
持ち歩けるサイズのヘアアイロンであれば、旅行先や出張先でも活躍しますよ。
シワ取り⑧洗濯機に入れる

洗濯機の中には、シワを伸ばしてくれる機能があるものも。
風アイロンやスチームアイロン機能など、シワに強い機能があるタイプの洗濯機を選びましょう。
乾燥機を使った後はシワができやすいです。
仕上げに洗濯機を使うのも良いですね。
シワ取り⑨ウェイトクリップで

ウェイトクリップは、クリーニング店や縫製工場で使われるアイテムです。
袖などの吹き上がりを防止し、重みでシワを伸ばしてくれます。
服にクリップをつけるだけですから、とっても簡単ですよ。
シワ取り⑩特別なクローゼットに収納する

LGエレクトロニクス・ジャパンが販売している「LGスタイラー」という商品があります。
ロッカーのような形の、クローゼット型クリーニング機なのですが、シワ伸ばしにもオススメです。
家庭用であり、洗濯機では洗えない服の除菌や消臭もできます。
デリケートな素材のシワ伸ばしにはピッタリであり、大切な衣類の仕上げにオススメです。
ちなみに価格は10万円以上するため、余裕があれば検討してみてください。
シワ取り⑪氷と一緒に乾燥機にかける

全体的にシワがついている服は、氷と一緒に乾燥機にかけてみましょう。
高温によって氷が溶け、スチームの役割を果たしてくれます。
服は1~2着、氷は数個程度入れればOKです。
普通に乾燥機にかければよりシワがついてしまう可能性もありますが、氷と一緒に入れればシワを綺麗に取ってくれますよ。
服のシワを予防する方法
ここまで服のシワを取る方法をご紹介してきましたが、そもそもシワができないことが1番ですよね。
ここでは服のシワを予防する方法をお伝えしていきます。
シワは、洗濯の前や後に一工夫するだけで簡単に予防できます。
あとからシワを取る手間をなくすためにも、意識してシワができないようにしましょう。
シワ予防法
- 洗濯前にシワを伸ばしておく
- 洗う時は洗濯ネットに入れる
- 柔軟剤を使う
- のり剤を使う
- 脱水しすぎない
- すぐに干す
- 干すときも気をつける
- ハンガーにかけて収納する
- 収納するときはトップスとボトムス交互に
- ボトムスは逆さに吊るす
- 積み重ねるのではなく立てて並べる
シワ予防①洗濯前にシワを伸ばしておく

脱いだ服をそのまま洗濯機に放り込んではいませんか?
服を適当に入れてしまえば、シワがつく原因となってしまいます。
出来るだけ形を整え、シワを伸ばしてから洗濯機に入れるようにしましょう。
手で簡単にシワを伸ばすだけでOKです。
強く伸ばしすぎると服が伸びてしまうため、ほどほどにしてくださいね。
シワ予防②洗う時は洗濯ネットに入れる

洗濯ネットはシワを防げるアイテムです。
シワができやすい素材は洗濯ネットに入れましょう。
また絡まりやすい形の衣類や、下着・靴下も洗濯ネットに入れるのがオススメ。
他の服と絡まることでシワができやすくなるため、洗濯ネットに入れればシワができにくくなるのです。
洗濯機の中で絡まりがちな服は、洗濯ネットに入れるようにしてくださいね。
シワ予防③柔軟剤を使う

柔軟剤にはシワを防止する効果があります。
もちろん香りやふんわりとした仕上がりにもなるため、ぜひとも使っておきたいところ。
柔軟剤を使っていない方は、シワ予防のためにも使うようにしましょう。
シワ予防④のり剤を使う

ワイシャツのシワを防ぎたいのであれば、のり剤を使いましょう。
洗濯機がすすぎに入る前に、一時停止してのり剤を投入するだけでOK。
ワイシャツの仕上がりが綺麗になりますよ。
シワ予防⑤脱水しすぎない

洗濯機で脱水をしすぎていませんか?
脱水の段階でシワになる可能性が高いため、脱水のし過ぎはシワの原因となってしまいます。
脱水時間は短めにしておきましょう。
特にデリケートな素材は、脱水時のシワに注意したいですね。
シワ予防⑥すぐに干す

洗濯が終わったあと、放置している方は要注意。
放置すればするほどシワができやすくなってしまいます。
洗濯したらすぐ干すように、習慣づけておきましょう。
面倒くさがらずテキパキやることが、シワの予防につながります。
シワ予防⑦干すときも気をつける

シワを予防するうえで特に気を付けたいのが、洗った後の干し方です。
服のシワを伸ばし、パンパンとはたいてから干すと綺麗な仕上がりになります。
できるだけシワにならないように、干すときは意識しておきたいですね。
シワ予防⑧ハンガーにかけて収納する

できるだけハンガーにかけて収納しましょう。
ハンガーにかけることで、時間が経っても服のシワができにくくなります。
クローゼットに入りきらない方は、シワができやすい服を優先してハンガーにかけてください。
たたむ手間もかからないですし、服が長持ちするのでオススメですよ。
シワ予防⑨収納するときはトップスとボトムス交互に
ハンガーにかけて並べる時は、トップスとボトムス交互に並べるようにしましょう。
なぜ交互に並べることがシワの予防につながるのでしょうか。
それは、同じ形の服が並ぶとこすれやすくシワになりやすいためです。
シャツとパンツ交互にかければ、シワになりにくいわけですね。
シワ予防⑩ボトムスは逆さに吊るす
重みのあるボトムスは逆さに吊りましょう。
すそ側を上にして吊るせば、重みでシワが伸びるのです。
こうしたひと手間でシワのできやすさが変わってきますよ。
シワ予防⑪積み重ねるのではなく立てて並べる

衣服を衣装ケースに重ねてしまっていませんか?
服は立てて並べるのがオススメです。
服を重ねて収納してしまうと、重みでシワができやすくなってしまいます。
立ててしまえばシワがつきにくくなるわけです。
また衣服を立てることで、服が選びやすく取り出しやすくもなります。
収納の仕方にもこだわりましょう。
どうしようもなくなったらクリーニングを
どうしても服のシワが取れない、何をやっても無理そう…。
そんな時はクリーニングを頼りましょう。
専門業者の力を借りれば、頑固なシワもどうにかなるかもしれません。
「いちいちクリーニング店に行くのは面倒だな…」
そんな方には宅配クリーニングがオススメ!
家にいながらカンタンに注文できます。
箱に詰めて宅配業者に玄関から渡すだけでOKです。
服のシワを宅配クリーニングで綺麗にしてもらいましょう。
また保管サービスを使えば、家の収納スペースにも余裕ができますよ。
業者が大切に保管してくれますから、久しぶりに着る服でもシワ1つない状態で着ることができます。
宅配クリーニング選びに迷った時は、下記の記事を参考にしてください。
よくある質問
シワ取りに関するよくある質問をまとめました。
- シワができる原因は?
- シワができにくくする方法はある?
- シワはドライヤーで取れる?
シワができる原因は?
A. 水に触れることで生地が縮んでしまうからです。
水洗い可の服でも安心してはいけません。
素材によって縮み方は違いますが、水に触れることがきっかけであることは同じです。
シワを防ぐためにも、シワの原因をきちんと理解しておきましょう。
シワができにくくする方法はある?
A.洗濯前にシワをのばしておくことです。
服をぐちゃぐちゃにして洗濯機に放り込んではいませんか?
適当に入れてしまえば、服にシワがつく原因となってしまいます。
出来るだけ形を整え、シワを伸ばしてから洗濯機に入れるようにしましょう。
シワはドライヤーで取れる?
A.ドライヤーでシワを目立たなくすることは可能です。
しわになってしまったところを手で濡らし、ドライヤーの熱風をあてます。
そして最後にドライヤーを冷風にしてあてると、しわが戻りにくくなりますよ。
アイロンを出すのが面倒くさいときは、このやり方を試してみてください。
まとめ~服のシワはアイロンがなくても取れる~
今回の内容をまとめると、下記の通りです。
- シワになりやすい服、なりにくい服がある
- アイロンがなくても服のシワは取れる
- シワができないよう予防も忘れずに
- どうしようもなくなったら宅配クリーニング
服のシワはアイロンを使わなくても綺麗にできます。
シワができないよう、普段から意識するだけでも十分です。
今回ご紹介した方法の中から、自分にもできそうなシワ取り方法にチャレンジしてみてくださいね。