手袋は生活の様々な場面で手を守ってくれます。
寒さ対策はもちろん、ハンドクリームを塗った後の保護などにも使います。
色々なものに触れる手袋だからこそ、清潔に保つためにお手入れは必須です。
手袋の素材によっては洗濯できなかったり、お手入れ方法が特殊な場合があります。
この記事では、色々な素材の手袋の最適な洗濯・お手入れ方法を具体的な手順とともに解説します。
手袋が長持ちするよう、正しいケア方法を学びましょう。
- 手袋を洗濯しないとどうなるのか
- 洗濯時の注意点
- 素材別の洗濯方法
- 洗濯できない手袋の対処方法
- おすすめの宅配クリーニング3選
- 手袋の手入れ方法
手袋を洗濯しないとどうなる?
手袋は毎日の生活で直接肌に触れるアイテムです。
清潔さを保つためには、定期的な洗濯や手入れが必要です。
手袋を洗濯しないと、次のようなことが起こります。
- 肌トラブルが起こる
- カビが生える
- 嫌な臭いがする
- 手袋が劣化する
手袋の洗濯を怠ると、汗・皮脂・細菌などが手袋に付着します。
汚れた状態のまま放置すると、肌のトラブルを引き起こすことも…。
さらに雑菌が繁殖すると、嫌な臭いが発生します。
手袋の洗濯は健康を守るだけでなく、手袋の寿命を伸ばすためにも大切です。
汚れがあると虫食いなども発生しやすくなるので、穴が開いたり劣化する可能性が高いです。
手袋の素材別の洗濯方法
手袋の洗濯方法は、素材の種類によって異なります。
正しい方法で洗濯すれば、手袋の寿命を伸ばして清潔に保つことができます。
ここでは、一般的な手袋の素材であるコットン・ニット・革に分けて洗濯方法をご紹介します。
コットン手袋の洗濯方法
コットン手袋は、丈夫な素材なので通常の洗濯機で洗えます。
繊維を保護するために洗濯時はネットに入れることを推奨します。
乾燥機は使わず、自然乾燥で乾かしてください。
油性の汚れがついている場合
ハンドクリームを塗った後、乾かないように綿の手袋を付ける人も多いと思います。
ハンドクリームは油性汚れのため、水洗いでは落ちません。
洗濯する前に、40℃程度のぬるま湯と食器用洗剤で手洗いすることをおすすめします。
ニットの手袋の洗濯方法
ウールやカシミヤなどの素材の手袋は、水洗いできる場合が多いです。
繊細な素材なので洗濯機は使わず、手洗いで優しく洗ってください。
ただし、洗濯表示タグの表記で水洗い不可の場合は自宅では洗えません。
- 洗面器
- 30℃程度のぬるま湯
- おしゃれ着用洗剤
- 柔軟剤
- タオル
洗剤は、繊維を傷つけにくいおしゃれ着用洗剤を使います。
洗濯表示の耐熱温度も確認し、手袋に合ったぬるま湯を用意してください。
【手順】
- 手袋の汚れがひどい部分に洗剤をなじませる
- 洗面器にぬるま湯・洗剤を入れる
- 手袋を入れ、押し洗いする
- 水を入れ替えてよくすすぐ
- 洗剤が落とせたら、水を替えて柔軟剤を入れる
- 押し洗いしながらすすぐ
- 手袋をタオルに包み、水気を取る
- 風通しの良い日陰で平干し
- ゴシゴシこすらず、押し洗いする
- 洗剤が残らないように何度かすすぐ
- 水気を切る際は絞らない
- 乾燥機やヒーターは使わない
乾かすときには直射日光に当てないようにしましょう。
洗濯バサミで挟むと型崩れを起こしやすいので、形を整えて平干ししてください。
革手袋の洗濯方法
革は繊細な素材なので、基本的には洗濯できません。
しかし、物によっては水洗いOKな革手袋もあります。
水洗いできる場合と、できない場合に分けてお手入れ方法をご紹介します。
水洗いができる革の手袋の洗濯方法
水洗いができる革手袋の場合は、ぬるま湯で押し洗いしていきます。
- 洗面器
- ぬるま湯
- 革専用洗剤
- タオル
- 革専用クリーム
革専用のお手入れ道具を揃えてください。
【手順】
- 洗面器にぬるま湯・革専用洗剤を入れる
- 手袋を入れて、押し洗いする
- ぬるま湯を入れ替えてよくすすぐ
- 手袋をタオルに包み、水気を取る
- 風通しの良い日陰で平干し
- 革専用クリームで保湿する
- ゴシゴシこすらず、押し洗いする
- 洗剤が残らないように何度かすすぐ
- 水気を切る際は絞らない
- 乾燥機やヒーターは使わない
繊細な素材なので、強くこすったり絞ったりしないようにしましょう。
洗剤が残るとシミになるので、すすぎは念入りに行いましょう。
水洗いができない革の手袋のお手入れ方法
水洗いができない革手袋は、革専用のクリーナーで汚れを落とします。
- 柔らかいブラシ
- 革専用クリーナー
- 革専用クロス 数枚
- 革専用クリーム
ブラシは柔らかいものであれば、洋服用のものでもかまいません。
馬毛などのブラシがおすすめです。
【手順】
- ブラシで表面の汚れを払う
- クロスにクリーナーを少量つけ、汚れた部分を拭う
- 10分ほど平干しで自然乾燥
- クロスにクリームをつけて全体に塗る
- 洗濯表示をしっかり確認する
- クリームはつけすぎないよう、少量から少しずつ塗る
- 汚れがひどい場合は、プロのクリーニング店に依頼する
- スエードの場合は、スエード専用アイテムで手入れする
水洗い不可の革の手袋は、自宅では丸洗いすることができません。
また、汚れがひどい場合は、クリーニングに依頼したほうがしっかり汚れを落とせます。
洗濯ができない手袋の対処法
特殊な素材の手袋やデリケートな手袋は、自宅での洗濯が難しい場合があります。
クリーニングに持ち込むか、消臭スプレーなどを活用してお手入れしましょう。
クリーニング店への持ち込み
自宅での洗濯が難しい手袋は、プロに洗ってもらうのが一番です。
革やスウェードの手袋は、水洗いできない場合がほとんどです。
クリーニング店では手袋に合わせた洗い方してくれるので、素材が傷みません。
依頼する時は、手袋が汚れている場所や汚れの種類を伝えるなど、気をつけてほしいことを事前に伝えておくのがコツです。
消臭スプレーの活用
手袋を頻繁に洗濯できない場合でも、消臭スプレーを活用することで清潔に保てます。
手袋の内側外側にまんべんなくスプレーし、十分に乾燥させてください。
なお、消臭スプレーは一時的な対策であり、定期的な洗濯は必要です。
手袋の洗濯で気をつけること
手袋の素材を傷めず長く使うためにも、洗濯時の注意点を確認しておきましょう。
洗剤・乾かし方・色落ちの3点に気をつけて洗うのがポイントです。
手袋の素材に合わせて洗剤を選ぶ
水洗いできる手袋の場合、おしゃれ着用洗剤などを使って洗います。
柔軟剤や漂白剤は使ってもいいのですが、注意が必要です。
柔軟剤は静電気・毛玉の発生を抑えてくれますが、撥水加工がついた手袋にはNGです。
撥水効果が取れてしまうので、柔軟剤は入れないようにしましょう。
汚れが取れない場合は「酸素系」の漂白剤を使っても大丈夫です。
ですが、スマホ操作に対応した手袋に使うと変質するので使用しないでください。
- 撥水加工がついた手袋は柔軟剤NG
- スマホ操作に対応した手袋は漂白剤NG
形を整えたうえで平干しする
手袋の乾かし方には要注意です。
素材によって異なりますが、基本的には自然乾燥で乾かしましょう。
直射日光は当てず、風通しの良い日陰で干すようにしてください。
また、型崩れ防止のため、形を整えて平干しするのがおすすめです。
乾燥機や天日干しは、素材を傷める可能性があるため避けましょう。
手袋の色落ちを防ぐ方法
手袋の色落ちを防ぐために、予防方法をお伝えします。
- 色落ちしないか確かめる
- 個別洗いする
- 洗濯表示を確認する
まずは、洗濯前に色落ちテストをしましょう。
手袋の目立たないところに洗剤をつけて確認してみてください。
また、色付きの手袋は別の洗濯物と一緒に洗うと色移りすることがあります。
手袋1組だけで個別洗いをするか、色物・白物に分けて洗濯してください。
自宅で洗濯したい場合は、洗濯表示タグをみて水洗いができるか・耐熱温度は何℃かなども確認しておきましょう。
手袋におすすめの宅配クリーニング3選
革やスウェードの手袋など、洗えないアイテムはクリーニングで洗いましょう!
自宅の洗濯では縮むのが怖いニットの手袋も、プロに洗ってもらえば安心です。
手袋を洗うのにおすすめの宅配クリーニングを3店厳選しました。
- リネット
- クリーニングパンダ
- クリコム
色々な素材の手袋を洗えるクリーニング店のみを選んでいます。
手袋に嬉しい加工などもつけられるので、興味がある方はチェックしてください。
リネット
最低料金 | 495円(税込)/1点 |
---|---|
最短仕上げ日数 | 最短2日 |
保管サービス | 最大8ヶ月 |
送料 | 8,800円以上で無料 |
パック・単品 | どちらも可 |
再仕上げサービス | お届け日から30日以内 |
対応エリア | 全国 |
発送方法 | 自宅集荷・コンビニ発送 |
支払い方法 | クレジットカード・代金引換 |
\クリーニング料金最大40%OFF!/
リネットのクリーニングなら、毛玉・毛取りが無料でついていてニットの手袋にも最適。
手袋1点からの集荷もでき、ニットの手袋なら最短1日で自宅に届きます。
また、再仕上げなどの保証も手厚いので、ブランドの手袋でも安心です。
手袋が汚れにくくなる「サラっと撥水仕上げ」加工などもつけられ、選べる加工が多いのもメリットです。
クリーニングパンダ

最低料金 | 4,400円(税込)/革手袋 |
---|---|
最短仕上げ日数 | 最短5営業日 |
保管サービス | 最大15ヶ月 |
送料 | 5,000円以上で無料 |
パック・単品 | どちらも可 |
再仕上げサービス | 到着後一週間以内で無料 |
対応エリア | 全国 |
発送方法 | 自宅集荷 |
支払い方法 | クレジットカード |
手袋に嬉しいサービス | 毛玉取り・静電気防止加工無料 有料の撥水加工・特殊シミ抜き・カビ取りなど有 |
- 新規登録で550円分のすぐに使えるポイントをプレゼント!
■クーポンコード:newpoint10
\当サイト限定!新規注文で最大ポイント10倍/
クリーニングパンダは、革製品の扱いに長けている老舗クリーニング店です。
ブランド革製品の実績も豊富で、デリケート素材にも安心の高級な石鹸を使って洗うので安心して預けられます。
さらに、毛玉取り・静電気防止加工は基本料金に含まれているので、ニットの手袋にもおすすめです。
15ヶ月保管サービスも無料でついてくるので、シーズンオフに預けたい場合にもおすすめです。
クリコム

最低料金 | 6,050円(税込)/革手袋 |
---|---|
最短仕上げ日数 | 最短5日 |
保管サービス | – |
送料 | 4,400円以上で無料 |
パック・単品 | 単体のみ |
再仕上げサービス | – |
対応エリア | 全国 |
発送方法 | 自宅集荷・コンビニ発送 |
支払い方法 | クレジットカード・代引き決済 |
手袋に嬉しいサービス | 有料の特殊シミ抜きコース有 |
\4,400円以上利用で送料無料!/
クリコムはシミ抜きに強いクリーニング店です。
国家資格保持者によるシミ抜きなので、他店で断られた頑固なシミがあっても大丈夫です。
京都の呉服店由来のシミ抜きで、シミの除去率が98%以上という驚異の実績があります。
シミの状態に合わせたコースが適用されるため、根深い手袋のシミがある場合は、クリコムがおすすめです。
手袋の洗濯に関するよくある質問
手袋の選択に関するよくある質問をまとめました。
- 手袋の洗濯頻度は?
- 手袋は洗濯機に入れてもいい?
- 手袋の普段のお手入れ方法は?
使用頻度にもよりますが、2ヶ月に1回程度は洗いましょう。
汚れが目立ってきたり嫌な臭いがしてきた場合は、すぐに丸洗いしましょう。
革の手袋の場合は、革専用のアイテムでお手入れしてください。
基本的には洗濯機はNGです。
コットンの手袋は洗濯機でも洗えますが、ウールやカシミヤなどは手洗いしてください。
革やスウェードの手袋は水に弱いので、絶対に洗濯機では洗わないでください。
普段のお手入れは、以下の方法が有効です。
- 毛玉を処理する
- 消臭スプレーをかける
- 湿気を逃がす
カシミヤやウールなどの場合は、かなり毛玉ができやすいです。
1つ1つ処理するのが大変な場合は、毛玉取り機などを使いましょう。
革の手袋の場合は、ブラッシングなどで表面のホコリを払ってください。
また、手袋は汗で湿気を含みやすいので、外した後は乾かしてください。
まとめ~手袋を綺麗に保つためには~
手袋の清潔さを保つには、正しい洗濯頻度・方法で洗うのがポイントです。
手袋の素材や状態によって最適な方法が異なるため、自分の手袋に最も適した方法で洗ってください。
洗濯が難しい場合は、毎日のお手入れは必須です。
丸洗いしたい場合は、クリーニングに依頼してプロに洗ってもらいましょう。
宅配クリーニングなら、繊細な素材を傷めず綺麗に洗ってもらえるのでおすすめです。