「クリーニングの出し方は?」
「注意すべきポイントは?」
家では選択できない衣類や布団は、クリーニングに任せれば綺麗に仕上げてもらえます。
今回は、クリーニングの出し方をわかりやすく解説。
店舗型・宅配クリーニングそれぞれの使い方を知って、自分に合ったクリーニングを利用しましょう。
またクリーニングに出すとき、受け取る時の注意点もあわせて解説していきますよ。
クリーニング店の種類
クリーニング業界にはさまざまなタイプのサービスが存在し、それぞれが異なるニーズに対応しています。
- 店舗型のクリーニング店
- 宅配型のクリーニング店
各タイプのクリーニング店は、それぞれ異なる特長を持っており、消費者は自分のライフスタイルやクリーニングする衣類の種類に応じて最適なものを選びましょう。
どのクリーニング店を選ぶかによって、服の寿命や仕上がりの質が大きく変わるため、選択には慎重になるべきです。
店舗型のクリーニング店
店舗型クリーニング店は、個人店とチェーン店の経営形態に分類できます。
例えば、個人店はオーナーが直接運営を行うことが多く、豊富な知識と経験を持ち合わせているため、特殊な素材の取り扱いや困難なシミ抜きに強いという特徴があります。
また顧客との距離が近いため、個別の相談に応じやすいのも大きな利点です。
料金は店舗によってバラつきがありますが、その分、カスタマイズされたサービスを期待できます。
一方で、チェーン店は全国に店舗を構えることが多く、一貫したサービスと安定した品質を提供します。
- ホワイト急便
- 白洋舎
- ポニークリーニングなど
料金設定は比較的低めで、特に頻繁にクリーニングを必要とする日常着などに適しています。
コストパフォーマンスに優れ、アクセスしやすい立地に店舗があることが多いので、手軽に利用しやすいのが特徴です。
宅配型のクリーニング店
宅配型のクリーニングサービスは、忙しい現代人にとって非常に便利な選択肢です。
24時間オンラインで注文を受け付け、自宅やオフィスまで衣類を集荷し、クリーニング後に配達してくれます。
このサービスは、時間を節約したい、外出が難しい、大型のアイテムや大量の衣類を一度にクリーニングしたいというニーズに応える形で急速に普及しています。
- リネット
- リナビス
- クリコム
- ネクシー
- クリーニングモンスターなど
料金は店舗型よりもやや高めですが、その手間の省略が評価されています。
【店舗型・宅配型別】クリーニングの出し方
衣類や布団などを綺麗にしてもらう場合、クリーニングのプロであるクリーニング店に依頼するわけですが、前述したように、クリーニング店には、店舗型と宅配型の2つの形態があります。
これらの方法を選ぶ際は、自分のライフスタイルやクリーニングする衣類の量、緊急性を考慮して最適な方法を選ぶことが望ましいです。
クリーニング店の形態 | 選ぶポイント |
---|---|
店舗型 | 即日受け取りが可能な場合もあり、急ぎの時に便利 |
宅配型 | 重い衣類を持ち運ぶ手間が省け、忙しい方に最適 |
どちらの方法もそれぞれのメリットがあるため、状況に応じて選ぶと良いでしょう。
ここからは、形態ごとに衣類をクリーニングに出すときの流れについて解説します。
店舗型クリーニングの場合
店舗型クリーニングは、クリーニングしたい衣類を直接店舗にお願いできる方法です。

①店に持っていく
クリーニングしてもらいたい衣類を、お店まで直接持っていきます。
衣類はビニール袋や紙袋に入れておきましょう。
クリーニングしてもらうわけですから、綺麗に折りたたんで持っていく必要はありません。
②受付・注文
どういったクリーニングをしてもらうのか、受付で注文します。
シミ抜きや撥水加工などのオプションもここで選びます。
料金がいくらになるかは選ぶメニューと衣類の状態次第です。
- 一般的な洗浄
- シミ抜き
- 撥水加工などの特別な要望< /li>
注文したら金額を支払い、受取日を確認して衣類をクリーニング店に渡します。
あとはクリーニングしてもらうのを待つだけです。
③受け取って完了
受取日になったら再度クリーニング店に向かいます。
受け取りに必要な伝票を忘れないようにしましょう。
クリーニング店によっては、持ち帰り用の袋を用意してくれるところとくれないところがあります。
清潔な大きい袋を持っていけば持ち帰れるため安心ですね。
またシミ抜きをお願いしている場合は、綺麗になっているか確認しましょう。
家に持ち帰ったら、まずは服をビニールから出してください。
そのままにしていると、通気性の悪いビニールの中でカビが発生してしまう可能性があります。
宅配クリーニングの場合
宅配クリーニングは、オンラインでの申し込みから自宅での集荷、クリーニング後の配送まで全てが完結するサービスです。
以下は、宅配クリーニングサービスに衣類のクリーニングを任せる際の流れです。

①スマホで申込
宅配クリーニングは、家にいながらスマホで申込めます。
公式のホームページにアクセスして、クリーニングの注文をしましょう。
会員登録は基本的に無料ですが、中には有料会員になることでお得に利用できる宅配クリーニングもあります。
料金はもちろん、集荷日や受け取り日もきちんと確認してください。
思っているよりも日数がかかってしまうこともあるため、早め早めがオススメです。
②梱包キット受取
衣類を梱包するための袋・箱が自宅に届きます。
大体2~3日で届きますから、集荷が来るまでに梱包しておきましょう。
宅配クリーニングの中には、梱包キットが有料なところやそもそも用意していないところもあります。
自分で箱や袋を用意する必要があるのかどうかは、事前に確認しておくべきポイントです。
③衣類を梱包
衣類の梱包は、配送業者が集荷に来るまでに済ませておきましょう。
配送業者が直接梱包キットを持ってくるパターンもあります。
その場合、配送業者を梱包するまで待たせてしまうことになりますから、テキパキ梱包できるよう準備しておくのがオススメ。
何点かまとめて出すパック式の場合、梱包する箱に入りきるかどうかも重要な問題です。
勝手に箱を追加すると追加料金が発生する可能性もありますから、他の衣類を詰めるか問い合わせるかしましょう。
④集荷
集荷日になると、自宅までクロネコヤマトや佐川急便といった配送業者が集荷にやってきます。
宅配クリーニング業者によっては、コンビニから発送できるところも。
コンビニ発送の場合、24時間いつでも好きなタイミングで利用できます。
忙しい方にもピッタリなサービスですね。
⑤到着メール
発送した衣類がクリーニング工場に到着すると、到着メールが届きます。
衣類の状態によっては、料金が変動することもありえます。
メールはしっかり確認しておきましょう。
あとは受取日まで待っているだけでOKです。
⑥受け取って完了
受取日にクリーニングされた衣類が届きます。
住所を変更していたり、受取日を変更したい場合は早めに連絡しておきましょう。
受け取ることができず、再送する場合には送料が発生してしまうこともありますから注意してください。
クリーニングに出す判断基準は?
クリーニングはそもそも必要なのでしょうか?
自宅で洗えば十分だと思っている方もいることでしょう。
クリーニングに出してもいい衣類かどうか迷っている方もいるはずです。
クリーニングに出す判断基準を確認してみましょう。
- クリーニング可能かどうか洗濯表示を確認
- 素材の確認
- 落ちづらい汚れがある
- 大切な衣類
クリーニング可能かどうか洗濯表示を確認

衣類によっては、クリーニング不可のものもあります。
水洗い、あるいはドライクリーニングが可能かどうか洗濯表示を確認しておきましょう。
不安な方は、クリーニング店に直接問い合わせておけば安心です。
水洗いもドライクリーニングも不可の場合、クリーニングしてもらうことは難しいでしょう。
素材の確認
ウールや皮革製品など、クリーニングに出すべき素材というものが存在します。
自宅で洗ってしまうと傷ついてしまう素材はクリーニングに任せましょう。
またデリケートな素材であれば、クリーニング時に追加料金が発生することも。
水洗いできない素材はどちらにしろクリーニングに出すことをオススメします。
落ちづらい汚れがある
自宅では洗って落とせないシミは、早めにクリーニングに任せましょう。
汚れは時間が経てば経つほど落ちづらくなっていきます。
手遅れにならないうちにクリーニングでシミ抜きをしてもらってください。
注意したいのが、汗の汚れなどはクリーニングで落ちるわけではないということ。
クリーニングしてもらったのに汗のにおいが残っている、というのはドライクリーニングであれば仕方のないことなのです。
大切な衣類
長く着続けたい衣類は、定期的にクリーニングに出すべきです。
また宅配クリーニングの保管サービスを使うのもオススメ。
衣類にとって最適な環境で保管してもらえるため長持ちしますし、家のクローゼットもスッキリする人気のサービスです。
大切な衣類こそ、撥水加工や折り目加工などオプションもつけてクリーニングしたいですね。
クリーニングに出すクリーニング店・サービスの選び方
クリーニング店を選ぶ際には、自分のニーズに最適なサービスを提供する店を見つけることが重要です。
適切なクリーニング店を選ぶためには、以下のポイントを考慮しましょう。
- クリーニング店のタイプで選ぶ
- クリーニングサービスのタイプで選ぶ
- 仕上がりにかかる日数で選ぶ
- クリーニング技術の高さで選ぶ
- 利便性の高さで選ぶ
これらの点を踏まえ、自分のライフスタイルや衣類の種類、緊急度に合わせてクリーニング店やサービスを選択することが、最適なクリーニング体験に繋がります。
ここからは上記で挙げた5つの選び方を紹介します。
クリーニング店のタイプで選ぶ
クリーニング店には大きく分けて二つのタイプが存在します。
- 店舗型クリーニング店
- 宅配クリーニングサービス
例えば、店舗型では、直接店舗に衣類を持ち込み、クリーニング後に受け取ります。
このタイプは地域密着型で、個人経営の店舗が多く、細かな要望に応えてくれます。
- 対面でクリーニングの相談ができる
- クリーニング料金は衣類によって設定されている
- 最短即日もしくは2~3日前後でクリーニングが完了する
対して宅配クリーニングは、インターネットで簡単に注文ができ、家から出ることなくクリーニングサービスを利用できます。
- 自宅に居ながらクリーニングの依頼ができる
- 最大10ヶ月前後の保管サービスが利用できる
- まとめて衣類が出せる「パックプラン」を取り扱っている
クリーニングサービスのタイプで選ぶ
クリーニングサービスは主に、単品プランとパックプランの2種類が存在します。
単品プランは、特定のアイテムだけを選んでクリーニングする場合に適しており、特に高価な衣類やデリケートな素材の衣類をクリーニングに出すときに利用するのが適切です。
- クリーニングパンダ
- 白洋舎
- クリコム
一方、パックプランは、複数の衣類を一度に割安でクリーニングできるため、大量の衣類をクリーニングしたい時に便利です。
- リナビス
- リネット
- ネクシー
また、定期的にクリーニングを利用する家庭には、サブスクリプション型のサービスも選択肢として考慮する価値があります。
仕上がりにかかる日数で選ぶ
クリーニングの待ち時間は、サービス選びにおける重要な要素です。
クリーニング店のタイプ | 仕上がり日数の目安 |
---|---|
店舗型クリーニング店 | 最短即日~3日前後 |
宅配クリーニング店 | 最短3日~7日前後 |
例えば、店舗型クリーニングでは、場合によっては当日中に仕上がるサービスもあり、急ぎの場合には大変便利です。
しかし、宅配クリーニングの場合、仕上がりまでには通常数日を要するため、計画的に服を送る必要があります。
なお宅配クリーニングの中には、急ぎのオプションサービスが提供されている場合もあるため、サービスの詳細を事前に確認してから利用しましょう。
クリーニング技術の高さで選ぶ
クリーニング技術の高さは、衣類をクリーニングに出す際の重要な判断基準の一つです。
特にデリケートな素材や価値の高い衣類を扱う場合、技術力の高いクリーニング店を選ぶのが必然です。
- 店舗の口コミ
- 実際のクリーニング結果
- その店が業界団体に加盟しているかどうか
また、試しに基本的な衣類を出してみて仕上がりを確認するのも一つの方法です。
高い技術力を持つクリーニング店では、難しいシミ取りや特殊な加工も安心して任せられます。
利便性の高さで選ぶ
クリーニングサービスを選ぶ際のもう一つの大きな要素は利便性です。
特に多忙な日常を送る人々にとって、宅配クリーニングサービスは非常に魅力的です。
宅配クリーニングは、衣類を自宅から送り、クリーニング後に再び自宅に配送してもらえるため、店舗への持ち込みや受け取りの手間が省けます。
また、オンラインで簡単に注文ができ、24時間いつでもサービスを利用できるのも大きな利点です。
天候に左右されず、重い衣類を運ぶ必要がないため、忙しい日々の中でもスムーズにクリーニングが行えます。
このように、利便性の高いクリーニングサービスを選ぶことで、日々の生活の質を向上させられます。
クリーニングに出す前に確認すること

なんとなくクリーニングに出してしまうと、失敗してしまうかもしれません。
クリーニングに出す前に確認すべきことをおさえておきましょう。
確認事項は全部で4つ!
- ポケットに何か入っていないか
- ボタンは全てついているか
- ほつれや破れの有無
- 汚れやシミの位置
ポケットに何か入っていないか
ポケットの中身は必ず確認しておきましょう。
クリーニング店でもチェックはされますが、念には念を入れておきましょう。
宅配クリーニングの場合、衣類が自宅に戻ってくるまでポケットの中身も返ってきません。
保管サービスで6ヶ月預けていたら、その間ポケットの中身も返ってこないのです。
クリーニング時に破損することもありますから、トラブルを避けるためにも必ずポケットを確認してください。
ボタンは全てついているか
クリーニング時にボタンが取れてしまうこともあります。
事前にボタンがすべてついているか確認しておきましょう。
またクリーニング店によってはボタンを付けなおしてくれるサービスも。
直してほしい場合は、ボタンも一緒にもっていってお願いしてみましょう。
ほつれや破れの有無
クリーニングが終わった衣類を見て「こんなところほつれていたっけ?」となっても確認する術はありません。
事前にほつれや破れなどがないか確認しておきましょう。
状態がひどければ、クリーニングを断られることもあります。
クリーニングに出す前の衣類を写真に取っておけば、万が一の時にも証拠として出せますよ。
汚れやシミの位置
汚れやシミがどこにあるかも確認しておくべきポイントです。
事前に位置を伝えておけば、クリーニング店も対処しやすくなります。
またシミを写真に残しておけば、どれくらい綺麗になったかも確認可能。
クリーニングに出す前とどう変わったのかチェックしましょう。
問題があれば再仕上げをお願いしてくださいね。
クリーニングの選び方

クリーニングをするのはいいけれど、どう選んだらいいかわからないですよね。
ここではクリーニングメニューの選び方と、クリーニング店の選び方を解説します。
自分に合ったクリーニングを選ぶことが、満足のいくクリーニングをしてもらう秘訣です。
クリーニングの種類
クリーニングには大きく分けて、ドライクリーニングとウェットクリーニングがあります。
洗い方や手順が異なるため、衣類によってはどちらを選ぶべきかが変わってくるのです。
また必要であれば、オプションなども駆使していきたいですね。
ドライクリーニング
水で洗えない衣類を洗う方法です。
石油によって油汚れなどを落とします。
問題は水溶性の汚れには効果が薄いこと。
汗などの汚れはドライクリーニングでは落としきれません。
ウェットクリーニング
お店によって洗い方は異なりますが、いわゆる水洗いです。
自宅で洗うよりも衣服へのダメージは押さえつつ、汚れをしっかり落としてくれます。
汗や醤油など水溶性の汚れに強いのが大きな特徴。
風合いを残しておきたい衣類のクリーニングとしてもオススメです。
オプション
お店によってオプションは異なります。
有料か無料かもお店次第ですから、事前に確認しておきましょう。
基本的なオプションは以下の通りです。
- シミ抜き
- 汗抜き
- 撥水加工
- 折り目加工
- 防虫加工
- 防臭加工
- 漂白加工
- ボタン取り付け
- 毛玉取り
- 破れ補修
お店選びのコツ
店舗型にしろ宅配クリーニングにしろ、どこを選ぶべきかは悩ましいポイントです。
判断基準として頭に入れておきたいのが、「料金・使いやすさ・納期」の3つ。
自分の予算に見合う料金かどうか、サービスは使いやすいかどうか、急いでクリーニングしてほしいのかどうか…。
クリーニングに求めるものを確認してから、どのお店にするかを考えましょう。
とにかく急いでいる方は店舗型を、手間をかけたくない方は宅配クリーニングがオススメです。
料金に関しては、キャンペーンやクーポンなどを踏まえるとどこが安いというのは判断が難しくなります。
また安かろう悪かろうのクリーニング店に出会ってしまう可能性も。
初めての方はまず大手のサービスを選ぶのが安心ですね。
まとめ~クリーニングの出し方は簡単~
クリーニングにはさまざまな種類があります。
良い悪いで探すのではなく、自分に合っているかどうかでクリーニング店を選びましょう。
クリーニングの出し方はとっても簡単です。
1回経験してしまえば、日常で気楽に利用することができます。
お気に入りの衣類をクリーニングして、気持ちよく過ごしましょう。