冬ファッションに欠かせないニット素材は、汚れがつきやすいアイテムでもあります。
しかも、時間が経ってしまったシミはなかなか落ちません。
デリケートな素材なので、無理やりシミ抜きをしてしまうとニットが劣化してしまうことも。
そこで今回は、ニットのシミを自宅で効果的に落とす方法や日々のシミ対策についてご紹介します。
汚れ別のシミ落としに加え、日々のシミ対策についても書いていきます。
- ニットのシミの原因と種類
- 自宅でできるニットのシミ落とし方法
- ニットのシミ落としの際の注意点
- ニットのシミにおすすめの宅配クリーニング
- ニットにシミをつけないための予防策
ニットにできるシミ汚れの種類
ニットのシミを効果的に落とすには、シミの原因を知っておくことが大切です。
まずは、シミになりうる主な原因をまとめてみました。
- 食べ物によるシミ
- 汗や皮脂によるシミ
- メイクのシミ
- 保管方法に問題があった
食べ物によるシミ
食事中にはねてしまったソースやこぼした飲み物が原因でシミができることが多いです。
お茶などの水に溶けやすい汚れなら落としやすいですが、特に油分を含む食べ物は要注意。
カレーやマヨネーズなどの食べ物の汚れは、水に溶けないので通常の洗濯だけでは落ちません。
何の食べ物のシミなのかが分かる場合は、油分を含むものかそうではないかを見分けてください。
汗や皮脂によるシミ
汗や皮脂の洗い残しもシミになります。
汚した覚えがないのに黄ばみや黒ずみがある場合は、汗・皮脂が原因のことが多いです。
汗がついてすぐなら洗濯でもすぐに落ちますが、黄ばみ・黒ずみになっている場合は洗濯だけではなかなか落とせません。
皮脂がからんだ油性の汚れが酸化して固まっているため、シミ抜きが必要です。
メイクのシミ
ふとした時についてしまったファンデーションやリップなどの化粧品もシミになります。
化粧品は油を含むものが多く、ファンデーションならウォータープルーフの製品もあるため、水に溶けず洗濯で落ちないのです。
かなり厄介なシミになりやすいので、普段から化粧品がつかないように対策しておくと良いでしょう。
保管方法に問題があった
保管方法に問題があると、ニットが変形したり、シミになることがあります。
長期保管時に、ニットを湿度の高い場所や直射日光の当たる場所に置いていた方は、保管方法が原因でシミになっている可能性が高いです。
この場合はニット自体が変色している可能性が高いため、自宅での対処は難しいでしょう。
ただし、長期保管前に洗い残した汚れが、時間が経ったことにより参加してシミになっている可能性も考えられます。
汚れによるシミなら自宅でも対処できるかもしれませんので、一度シミ抜きをしてみても落ちなかったらクリーニングに出すのが良いでしょう。
自宅でできるニットのシミ落とし方法
原因が分かったら、早速ニットのシミ抜きをしてみましょう。
今回紹介するシミ抜き方法は2つです。
- 軽い汚れの場合
- 油を含む汚れの場合
シミの種類に合わせた方法でシミ抜きをしてください。
軽い汚れの場合
お茶やジュースなどの水溶性の汚れや、付いてすぐの汚れの場合のシミ抜きに使うのは以下のアイテムです。
【使用アイテム】
- おしゃれ着用洗剤
- タオル
- 歯ブラシ
ニットを傷めないように、おしゃれ着用の中性洗剤を使って予洗いします。
シミ抜き手順は以下のとおりです。
【手順】
- シミの下にタオルを敷く
- 服のシミ部分に洗剤をかける
- 歯ブラシで叩く
- 通常通り洗濯する
シミをタオルに移すように、歯ブラシで上からトントン叩いてください。
シミが落ちないからといって、ゴシゴシこするのはNG。
汚れが繊維の奥に入り込んで取れにくくなります。
シミが薄くなるまで、根気強く叩きましょう。
油を含む汚れの場合
食べこぼしやメイクなど、油を含む汚れや、時間が経って取れにくくなった汚れを落とす方法をご紹介します。
まずは、以下のアイテムを用意してください。
【使用アイテム】
- 消毒用アルコール
- 台所用洗剤
- 歯ブラシ
- タオル
消毒用アルコールが無い場合は、クレンジングオイルでも代用できます。
消毒用アルコールやクレンジングオイルは、油汚れを浮かせる効果があります。
さらに、洗濯前に油汚れに強い台所用洗剤をなじませると、シミが落ちやすくなります。
具体的な手順は以下のとおりです。
【手順】
- シミの下にタオルを敷く
- 服のシミ部分に消毒用アルコールを吹きかける
- 歯ブラシでシミのフチから内側に向かうように叩く
- 水で薄めた台所用洗剤をシミになじませる
- タオルをお湯で湿らせてシミを叩く
- 通常通り洗濯する
クレンジングオイルを使う場合は、シミに少量かけてなじませてください。
また、台所用洗剤は洗濯用の洗剤よりも刺激が強いので、ニットによっては色落ちしてしまいます。
必ず目立たないところで色落ちしないかを確認してから使ってください。
ニットのシミ落としの際の注意点
ニットのシミ落としの際に気をつけるべきポイントをまとめました。
間違った方法でシミ抜きしてしまうと、ニットが激しく劣化する可能性があります。
必ずチェックしてから作業しましょう。
- 洗濯表示を確認
- 干す時は平干し
- 日光を当てない
洗濯表示を確認
ニットは素材や品質によって洗濯方法が異なります。
そのため、洗濯前に必ず洗濯表示タグを確認しましょう。
ウールなどの繊細なニットの場合は、洗濯できないものもあります。
洗濯・乾燥ができるのかをチェックし、洗濯表示に沿った洗い方をしてください。
水洗いできないニットの場合は、今回のシミ抜きはできません。
クリーニング業者にシミ抜きを依頼しましょう。
干す時は平干し
ニットはハンガーにかけると伸びてしまい型崩れを起こします。
そのため、乾かす際は平干しで乾かしましょう。
ホームセンターや100均に平干し用のネットが売っています。
平干し用のネットが無い場合は、ハンガーを2つ使って裾を持ち上げるように干すか、物干し竿に二つ折りにして干すと良いでしょう。
日光を当てない
ニットは日光に弱く、色褪せや傷みが起きやすい素材です。
干すときは直射日光は避け、風通しの良い日陰で干すことをおすすめします。
ニットにシミをつけないための予防策
ニットのシミを綺麗に落としたら、再度シミがつかないように予防しましょう。
毎日少し気をつけるだけで、シミが発生するリスクを大幅に減らせます。
シミの予防策を以下にまとめました。
- 袖・首周りを湿らせたタオルで叩く
- ブラッシングする
- 保管場所の湿気・光に気をつける
- 定期的にクリーニングに出す
袖・首周りを湿らせたタオルで叩く
汗や皮脂が特につきやすいのは、袖と首周りです。
この汗・皮脂が溜まっていきシミになるので、洗濯前にひと手間加えてしっかり落としましょう。
ニットを着た日は、お湯で湿らせたタオルを使ってニットの袖・首まわり軽く叩くたたいてください。
これだけでも、洗濯で汗・皮脂汚れがかなり取れやすくなります。
洗濯用石鹸を皮脂が付きやすい場所に塗ってから洗濯するのも効果的です。
また、ニット着用中に汗をかいたら、体をこまめに拭いてニットに汚れがつかないようにするのも手です。
ブラッシングする
ニットの表面には、ホコリなどの汚れがつきやすいです。
細かな汚れを落とすには、ブラッシングが効果的です。
優しくブラッシングすることで、汚れが固まってシミになるのを防げます。
毛玉防止にもなるので、ニットを着用した日は必ずブラッシングしましょう。
保管場所の湿気・光に気をつける
湿気が多い場所では、ニットにカビや黄ばみが発生しやすくなります。
また、日光が直接当たる場所に保管すると、ニットが劣化して色褪せる可能性が高いです。
ニットを長く綺麗に保つためにも湿気や光には気をつけてください。
保管場所に除湿剤を置いたり、不織布のカバーをかけることで湿気・光対策が可能です。
湿度の高い日は保管場所の扉を開けて、扇風機をあてれば湿気を逃がせます。
定期的にクリーニングに出す
家庭でのお手入れも重要ですが、プロの手によるクリーニングも効果的です。
洗濯して綺麗になったと思っても、目には見えない汚れが繊維に絡みついているかもしれません。
汚れがついたまま長期保管すると、酸化して黄ばみが発生することがあります。
シーズンオフの収納前には、一度クリーニングに出してからしまうことで次回着用時に快適に過ごせます。
ニットのシミにおすすめの宅配クリーニング
自宅でのシミ抜きで綺麗に落とせなかった場合や、水洗いできないニットはクリーニングにシミ抜きを依頼しましょう。
クリーニングならニットを傷めず、頑固なシミでも綺麗に落としてもらえます。
ニットのシミ抜きにおすすめなクリーニングは、「宅配」のクリーニングです。
宅配クリーニングは自宅まで荷物を取りに来てくれる便利なサービスで、シミ抜きが無料のお店が多いのがメリット。
ここでは、ニットのシミ抜きに最適な宅配クリーニングを厳選しておすすめします。
- リネット
- クリーニングパンダ
- クリコム
リネット

最低料金 | 770円(税込)/セーター1点 |
---|---|
最短仕上げ日数 | 最短2日 |
保管サービス | 最大8ヶ月 |
送料 | 8,800円以上で無料 |
パック・単品 | どちらも可 |
再仕上げサービス | お届け日から30日以内 |
対応エリア | 全国 |
発送方法 | 自宅集荷・コンビニ発送 |
支払い方法 | クレジットカード・代金引換 |
シミ抜き | 無料 |
\初回送料無料!/
リネットは、服の種類によって料金が細かく分かれています。
1枚からでも集荷に来てくれるので、必要な分だけ注文できるのが魅力です。
さらに、検品時に見つけたシミは全て無料でシミ抜きしてくれます。
ニットに嬉しいオプションがいっぱい
ニットを綺麗に仕上げられるオプションが豊富なのも嬉しいポイントです。
【ニットに付けられるオプション】
- 贅沢手仕上げコース
- サラっと撥水仕上げ
- ディープクレンジング仕上げ
- ふんわり上質仕上げ
- 銀イオン抗菌防臭仕上げ
- そのまましまえる不織布カバー
ディープクレンジング仕上げなら、ドライクリーニングで落とせない汗・油汚れもしっかり落とせます。
ふんわり上質仕上げは、柔らかく仕上がって静電気が発生しにくくなるので特におすすめです。
クリーニングパンダ

最低料金 | 1,210円(税込)/セーター・カーディガン 9,900円(税込)/スタンダード衣類3点パック |
---|---|
最短仕上げ日数 | 最短7営業日 |
保管サービス | 最大15ヶ月 |
送料 | 9,000円以上で無料 |
パック・単品 | どちらも可 |
再仕上げサービス | 到着後一週間以内で無料 |
対応エリア | 全国 |
発送方法 | 自宅集荷 |
支払い方法 | クレジットカード |
シミ抜き | パック内全ての服の基本のシミ抜き無料 有料オプション「極美流しみ抜き」選択可 |
- 新規登録で550円分のすぐに使えるポイントをプレゼント!
■クーポンコード:newpoint10
\当サイト限定!新規注文で最大ポイント10倍/
クリーニングパンダは、無料特典がかなり多いのが魅力です。
基本のシミ抜き・静電気防止加工・毛玉取り・汗抜き・消臭抗菌・15ヶ月保管など、ニットに嬉しい特典が全て無料でついてきます。
有料オプションの「極美流しみ抜き」なら頑固なシミにも対応でき、シミが落とせなかった場合は全額ポイント返金になるので安心です。
高級素材のニットにも最適
セーター・カーディガンの専用コースがあり、高級素材が使われたニットにおすすめです。
クリーニングには刺激の少ない高級石鹸を使っており、シルク・カシミヤ・アンゴラなどのデリケートな素材でも傷つけずに洗えます。
天然ハーブ配合の特殊な加工剤を使用しており、衣類が柔らかくふわふわに仕上がります。
クリコム

最低料金 | 770円(税込)/セーター1点 |
---|---|
最短仕上げ日数 | 最短5日 |
保管サービス | – |
送料 | 4,400円以上で無料 |
パック・単品 | 単体のみ |
再仕上げサービス | – |
対応エリア | 全国 |
発送方法 | 自宅集荷・コンビニ発送 |
支払い方法 | クレジットカード・代引き決済 |
シミ抜き | 基本のシミ抜き無料・高品質な有料シミ抜きコース選択可 |
\4,400円以上利用で送料無料!/
クリコムはシミ抜きが得意なクリーニング店です。
全品無料のシミ抜きでは最新の京都式しみ抜き機を導入しているため、衣類を傷つけずに様々な汚れを綺麗に落とせます。
発送時は自宅にあるダンボールや箱に入れていいので、気軽に出せるのがメリット。
さらに、1回目の注文からコンビニ発送も可能で、24時間いつでも発送できます。
有料シミ抜きオプションが高品質
国家資格を持った技術者による、有料シミ抜きコースも用意されています。
シミの種類や大きさに合わせたコースから選べます。
服本来の色が抜けてしまった服でも、染色コースを選べば元通りにできるのでおすすめです。
まとめ~ニットのシミは日頃の対策が大事~
ニットのシミを防ぐには、日頃のケアが大切です。
今回ご紹介した方法を実践して、ニットを綺麗に保ちましょう。
また、長期保管前にはクリーニングで見えない汚れを落とすと、黄ばみが発生しづらいです。
シーズンオフの服をまとめて洗うときには、パック料金制のお店を利用するとお得にクリーニングできるのでおすすめです。
宅配クリーニングには詰め放題ができるお店などもあるので、気になる方は以下のリンクもチェックしてみてください。