寒い時期になると活躍するニットの洋服。
ニットを清潔に保ちたいものの、洗濯したら縮みそうで怖いという人もいると思います。
そんな方のために、ニットの洗濯方法についてご紹介していきます。
そもそもニットは洗濯機に入れてもいいのか、普段の手入れはどうしたらいいのかについても書いています。
正しい方法で洗濯して、ニットを綺麗に長持ちさせましょう。
- ニットに使われる素材
- ニットの洗濯方法と注意点
- ニットの洗濯頻度
- ニットの手入れ方法
ニットに使用されている素材
色々な素材で作られているニットですが、素材によっては自宅で洗濯しないほうがいい場合もあります。
ニットは主に次のような素材が使われています。
- 天然素材
- 化学繊維
①天然素材
天然素材は動物の毛で作られていて、通気性に優れているのが特徴です。
水 | 洗濯機 | 乾燥機 | 毛玉 | |
カシミヤ | △ | ✕ | ✕ | ✕ |
アルパカ | △ | ✕ | ✕ | ○ |
アンゴラ | ✕ | ✕ | ✕ | ✕ |
モヘア | ✕ | ✕ | ✕ | ○ |
ウール | ✕ | ✕ | ✕ | ✕ |
シルク | ✕ | ✕ | ✕ | ○ |
コットン | ○ | ○ | ✕ | ○ |
天然繊維は水に弱い素材が多く、虫食いも多いのがデメリットです。
基本的に自宅での洗濯はやめたほうがいいでしょう。
洗濯表示で水洗いOKの場合は、手洗いでの洗濯を推奨します。
②化学繊維
化学繊維の特徴は水洗いできる場合が多く、虫食いが少ないことです。
水 | 洗濯機 | 乾燥機 | 毛玉 | |
ナイロン | ○ | ○ | ✕ | ✕ |
ポリエステル | ○ | ○ | △ | ✕ |
アクリル | ○ | ○ | ✕ | ✕ |
通気性が悪く、天然素材と比べると着心地は劣りますが、家で洗えるのはメリットです。
安価で普段遣いしやすいですが、毛玉ができやすいので日々の手入れは欠かせません。
- 上記の表は一例のため、洗濯表示をしっかり確認
- 天然素材と化学繊維を両方使っているニットもあるので注意
- どのニットも熱で縮みやすい
ニットを洗濯する時の注意点は?
化学繊維でできたニットは、基本的に家で洗濯できることをお伝えしました。
続いては、ニットの洗濯時の注意点をご紹介します。
- 洗濯表示を確認する
- 乾燥機は使わない
- おしゃれ着用洗剤を使う
- 洗濯コースに気をつける
- 干し方に気をつける
普通の服と同じように洗ってしまうのは危険です。
ニットが縮んだり、毛玉が大量発生する可能性があります。
洗濯表示を確認する
化学繊維のニットは自宅でも洗濯できるとお伝えしましたが、例外もあります。
天然素材と化学繊維が一緒に使われているニットは特に、水洗いできない場合もあります。
洗濯前には、必ず洗濯表示タグを確認してください。
洗濯機OK | 桶に数字 or 洗濯機のマーク |
---|---|
手洗いのみOK | 桶に手 or 桶に「手洗イ」 |
水洗い不可 | 桶に✕ |
水洗い不可のニットは、自宅では洗濯できません。
また、水洗いはOKでも洗濯機がNGなニットは、洗濯機で洗うと縮む可能性があります。
洗濯表示に従って、ニットに合った方法で洗ってください。
乾燥機は使わない
どの素材が使われたニットでも、熱に弱いので乾燥機は使えません。
ポリエステルの場合は乾燥機が使えることもありますが、洗濯表示を確認してください。
洗濯機自体にヒーターがついている場合は、ヒーター機能は切ってください。
おしゃれ着用洗剤を使う
ニットに使える洗剤は、おしゃれ着用の中性洗剤です。
繊維を傷めず優しく洗えて、柔らかく仕上がるのでニットに最適です。
さらに柔軟剤をプラスすれば、静電気が起こりにくくなるのでおすすめです。
洗濯コースに気をつける
洗濯機で洗う場合は、洗濯コースにも気をつけてください。
ニットは強い力で洗うと傷んだり、擦れて毛玉ができてしまいます。
「おしゃれ着用コース」「ドライコース」「毛布コース」など、デリケート素材で使えるコースで洗ってください。
どのコースが適しているか分からない場合は、洗濯機の説明書を確認してください。
干し方に気をつける
干し方を間違えると、ニットが伸びたり変形してしまいます。
ニットに最適な乾かし方は、「平干し」です。
平干しネットがあると簡単に平干しができるのでおすすめです。
ない場合は、ハンガーにはかけず、物干し竿を使って干してください。
お腹の部分で2つ折りにしてかけ、袖が伸びないように肘部分も折って物干し竿にかけてください。
ニットの洗濯方法
水洗いができるニットの洗濯方法をご紹介します。
ニットの洗濯方法は2通りあります。
- 手洗いでの洗濯方法
- 洗濯機で洗う方法
洗濯表示を確認して「手洗いのみ可」の場合は、洗濯機では洗わないでください。
①手洗いでの洗濯方法
手洗いで洗う場合は、次の道具を使って洗ってきます。
- 洗面器
- ぬるま湯
- タオル
- おしゃれ着用洗剤
- 洗濯ネット
- 柔軟剤(あれば)
お湯を使って洗うと汚れが落ちやすくなりますが、熱すぎるのもダメです。
30~40℃のぬるま湯を用意してください。
柔軟剤を使うと静電気を抑えられるので、家にあればすすぎの時に入れてください。
【手順】
- 洗剤とぬるま湯を混ぜる
- ニットを入れて押し洗い
- 水を替え、数回すすぐ
- 柔軟剤は最後のすすぎの前に投入
- 軽く水を切ったら、タオルに水気を吸わせる
- 洗濯ネットに入れて10秒脱水
- 風通しの良い日陰で自然乾燥
- 泡が出てこなくなるまですすぐ
- 脱水は短時間で行う
- 乾燥機には入れず、自然乾燥で乾かす
洗剤がニットに残っているとシミの原因になるので、泡がなくなるまですすぎましょう。
日光に直接当ててしまうと、黄ばんだり繊維の傷みの原因になります。
乾燥時は、風通しの良い日陰で乾かしてください。
②洗濯機で洗う方法
洗濯機で洗えるニットなら、簡単に洗えます。
洗濯時に使うアイテムは次のとおりです。
- おしゃれ着用洗剤
- 洗濯ネット
- 柔軟剤(あれば)
ニットは裏返しにして、汚れている部分が外側になるように折ります。
その状態でネットに入れて洗濯すると、ニットが傷まず汚れがしっかり落ちます。
手順は次のとおりです。
【手順】
- 洗濯ネットにニットを入れ、洗濯機に投入
- 洗剤を洗剤投入口に入れる
- 柔軟剤を柔軟剤投入口に入れる
- ニットに適したコースで洗濯する
- 10秒ほど脱水
- 風通しの良い日陰で自然乾燥
- 洗剤・柔軟剤は専用のポケットに投入する
- 優しく洗えるコースを選び、ニットのみで個別洗いする
ニット以外の衣類を一緒に洗うと毛玉ができやすくなります。
また、おしゃれ着洗いコースは洗浄力が弱いので、普通の服を洗うと汚れ落ちも良くない可能性があります。
必ずニットだけ分けて洗うようにしてくださいね!
ニットを洗える宅配クリーニング3選
天然素材のニットや、水洗いできないニットの場合はクリーニングに出しましょう。
その際は、宅配クリーニングを利用すると簡単に出せて便利です。
洗濯物を運ぶ手間がかからず、プロが洗ってくれるので自宅で洗うよりもしっかり洗えます。
ニットにおすすめの宅配クリーニングを3店厳選してご紹介します。
- リネット
- クリーニングパンダ
- クリコム
3店とも毛玉取りができるので、毛玉が大量にできてしまったニットにも最適です。
1店ずつ詳しくご紹介します。
リネット
最低料金 | 495円(税込)/1点 |
---|---|
最短仕上げ日数 | 最短2日 |
保管サービス | 最大8ヶ月 |
送料 | 8,800円以上で無料 |
パック・単品 | どちらも可 |
再仕上げサービス | お届け日から30日以内 |
対応エリア | 全国 |
発送方法 | 自宅集荷・コンビニ発送 |
支払い方法 | クレジットカード・代金引換 |
\初回30%OFF!/
宅配クリーニングを初めて使う場合は、リネットがおすすめです。
初心者でも使いやすく、ニット1枚からでも気軽に集荷に来てくれます。
対面でやりとりできず不安な人でも、宅配クリーニングがどんなものなのか気軽に試しやすいのがメリットです。
さらに、毛玉・毛取りが無料でついてくるのでニットに最適です。
クリーニングパンダ
最低料金 | 660円(税込)/ワイシャツ |
---|---|
最短仕上げ日数 | 最短7営業日 |
保管サービス | 最大15ヶ月 |
送料 | 【セットコース】 本州・四国・九州送料無料 北海道2,200円 沖縄4,400円 離島料金は掛かりません 【単品コース】 合計9,000円以上で送料無料、合計9,000円未満の場合は通常送料2,500円がかかります。 ※但し、合計9,000円以上でも北海道2,200円、沖縄4,400円(税込)は別途送料がかかります。 |
パック・単品 | どちらも可 |
再仕上げサービス | 到着後一週間以内で無料 |
対応エリア | 全国 |
発送方法 | 自宅集荷 |
支払い方法 | クレジットカード |
\当サイト限定!新規注文で最大ポイント10倍/
- 新規登録で550円分のすぐに使えるポイントをプレゼント!
■クーポンコード:newpoint10
クリーニングパンダは、シーズンオフの服を預けるのにも向いています。
なんと、全てのコースに15ヶ月保管サービスが無料でついています。
無料サービスは他にもたくさんあり、中でもニットに嬉しい「静電気防止加工」がついているのは大きなメリットです。
デラックスコースの場合は毛玉取りも無料でついており、無料サービス豊富なのが特徴です。
クリコム
最低料金 | 440円(税込)/1点 |
---|---|
最短仕上げ日数 | 最短5日 |
保管サービス | – |
送料 | 4,400円以上で無料 ※往復送料1,100円(税込) ※北海道、九州は4,400円未満は別途2,200円 |
パック・単品 | 単体のみ |
再仕上げサービス | – |
対応エリア | 全国 |
発送方法 | 自宅集荷・コンビニ発送 |
支払い方法 | クレジットカード・代引き決済 |
\24時間・集荷受付対応/
クリコムは、午後2時までの申込みで当日に集荷に来てくれます。
利便性が高いのが特徴で、コンビニからの発送も受け付けているのが強みです。
国家資格保持者によるシミ抜きコースも選べるので、汚れが落ちなかったニットにも最適です。
使う溶剤にもこだわっており、クリーニング後の独特の臭いもしないので、苦手な人におすすめです。
ニットの洗濯に関するよくある質問
最後に、ニットの洗濯に関してよくある質問をまとめました。
- ニットの洗濯頻度は?
- 早く乾かしたい時は?
- 普段のお手入れはどうする?
ニットの洗濯頻度は、最低でも1シーズンに1回です。
繊細な素材が使われている場合は、洗濯しすぎると繊維が傷んでニットの寿命が縮む場合もあります。
ニットは他の衣類と比べて汚れにくいので、洗濯頻度はそこまで多くなくてもOK。
汚れたり、臭いがするようになってしまった場合は、洗ってください。
除湿機やサーキュレーターを使うのがおすすめです。
乾燥機はニットが熱で変形してしまうので使えませんが、除湿機やサーキュレーターなら温度が低いのでOK。
濡れたニットに風を当てることで、早く乾かせます。
ニットを長持ちさせるためには、以下のお手入れが有効です。
- 脱いだ後は干す
- ブラッシングする
- 1回着たら3日は休ませる
- 消臭スプレーをかける
毎日着ると傷みやすくなるので、靴と同じように休息日を作るのも大切です。
また、着た後の表面の汚れはすぐに払い落としましょう。
馬毛などの柔らかいブラシでブラッシングすると、汚れを落とすついでに毛玉もできにくくなるのでおすすめです。
臭い対策として、消臭スプレーをかけるのも効果的です。
除菌・抗菌タイプのスプレーなら、ダニやカビが生息しにくくなるので最適です。
しかしスプレーでは汚れまでは落とせないので、定期的な洗濯も必須です。
ニットは洗濯できるものもある!洗濯表示を確認しよう
化学繊維のニットは洗濯できることが多く、自宅で簡単に洗うことができます。
対して天然素材のニットは、基本的には自宅での洗濯はできない場合がほとんど。
天然素材のニットや、水洗いできるか分からないニットの場合は、クリーニングに頼みましょう。
宅配クリーニングなら手軽に利用でき、初めて利用する場合は特典があるお店も多いです。
今回ご紹介した3店は、ニット1枚からでも受付OKなので、ぜひ利用してみてください。