「洗濯物の正しい干し方って?」
「早く乾く裏ワザは?」
洗濯物を干すのは結構大変ですよね。
衣類によっては、干してもなかなか乾かなくて生乾きの嫌なニオイに苦しめられることもあります。
出来ることなら、早く乾かして洗濯物という家事を終わらせてしまいたいもの。
今回は、知っておくと役立つ洗濯物の干し方をご紹介。
キホンから裏技まで、洗濯物のシワも嫌なニオイも防げる方法を知っておきましょう。
【今回の記事でわかること】
- 洗濯物の干し方のキホン!
- 雨の日でもシワなしすぐ乾く!干し方の裏ワザ11選

料理研究家・ラク家事アドバイザー
旅先で得たさまざまな感覚を料理や家事のアイデアに活かし、家事全般のラク(楽しくカンタン)を追求する「ラク家事アドバイザー」としても活躍。
実用的なアイデアが好評で、NHK「あさイチ」、日本テレビ「ZIP」「ヒルナンデス!」に出演するなどテレビや雑誌、講演会を中心に多方面で活躍中。
著者本は70冊を超える。
公式YouTube「島本美由紀のラク家事CH」では家事がラクになるアイデアを発信している。
洗濯物の干し方のキホン!
洗濯物を干すとき、何を意識していますか?
毎日のようにやっていたら、何も考えずになんとなくやっている方もいるかもしれません。
ですが洗濯物の干し方を変えるだけで、乾くスピードもシワのつきやすさも変わってきます。
まずはキホンをしっかり押さえておきましょう。
- シワを伸ばして干す
- 肩の位置とハンガーを合わせて干す
- 天日干しなら裏返して干す
シワを伸ばして干す
一度シワを伸ばしてから干すだけで、乾いた後の仕上がり具合が変わります。
乾いた状態の服のシワを伸ばすことは難しいですが、濡れている状態であればシワは伸ばしやすいです。
しわくちゃの服を着ていれば周りからの印象も悪くなってしまいますから、出来るだけシワはなくしておきましょう。
タオルなどは上下に振って、繊維を起こすと良いですよ。
【シワの伸ばし方】
- 服の両端をもって優しく引っ張る
- 服を両手で挟むようにしてパンパンと叩く
- はたくようにしっかりと振る
肩の位置とハンガーを合わせて干す
ハンガーにかける時は、服の肩の位置に気をつけましょう。
ただかけるのではなく、綺麗な形に整えることを意識するのです。
型崩れを防ぐためにも、ハンガーへのかけ方にも気を付けてくださいね。
またハンガーにかける時は、首元から通すのではなく服の下から入れ込むようにしましょう。
天日干しなら裏返して干す
外干しをする場合、注意したいのが服の色落ちです。
紫外線によって色が褪せてしまう恐れがあるため、衣類は裏返して干すのがオススメ。
お気に入りの服を守るためにも、天日干しだけではなく部屋干しをするのも効果的です。
どうしても天日干しをしたいときは、日焼けが起こらないよう意識して干してください。
雨の日でもシワなしすぐ乾く!干し方の裏ワザ11選
ひと手間加えるだけで、雨の日でもすぐに洗濯物を乾かすことができます。
シワもなくなって生乾きの嫌なニオイも発生しなくなる裏ワザを大公開。
日々の洗濯に取り入れてみてください。
- 脱水時に乾いたタオルを入れる
- 裏返して干す
- アーチ状に干す
- 洗濯物同士はこぶし1つ分空けて干す
- 部屋干しなら壁から遠い所に干す
- 一旦たたんでから干す
- 洗濯物の下に新聞紙を置く
- アイロンがけしてから干す
- 風を循環させる
- 洗濯表示通りに干す
- 洗濯物を袋に入れてドライヤーで速乾
脱水時に乾いたタオルを入れる
脱水時間を長くすることでも早く乾かせますが、服に負荷がかかってしまうのが気になるポイント。
そんな時は洗濯機に乾いたタオルを入れましょう。
脱水が始まる前に洗濯機を一時停止し、乾いたタオルを投入するだけでOK。
タオルはできるだけ綺麗なものを使ってください。
タオルにほこりがついていると、せっかく洗った洗濯物にほこりがついてしまいます。
裏返して干す
服の日焼け対策としても有効な、裏返して干す方法ですが、早く乾く効果もあります。
ポケットや服の縫い目など、乾きづらい部分を空気に触れさせることで早く乾かすのです。
裏返すタイミングは、洗濯機に入れる時です。
洗ってからでは裏返すのに手間がかかりますから、脱ぐと同時に裏返すことを習慣づけましょう。
また裏返すことで洗濯時に衣類の表部分が傷みにくくなります。
裏返しにはメリットが多いですから、ぜひともやっておきたいですね。
アーチ状に干す
横一列に並べて干す場合は、アーチ状になるように干しましょう。
両側には長いものを、真ん中は短いものをかためて干すのです。
アーチ状に干すことで、風が循環しやすくなり早く乾きます。
干す位置に気を付けるだけでも、乾く時間は変わりますよ。
洗濯物同士はこぶし1つ分空けて干す
洗濯物同士が近すぎると、風が通らず乾きにくくなってしまいます。
こぶし1つ分空けて干すだけで、空気の通り道ができて乾きやすくなるのです。
ピッタリと洗濯物をくっつけてしまうと、濡れた部分で雑菌が繁殖してしまいます。
雑菌が増えれば、生乾きの嫌なニオイも発生してしまいます。
部屋干しなら壁から遠い所に干す
部屋干しをする時、カーテンレールに引っ掛けたりはしていませんか?
カーテンレールの劣化につながることはもちろん、窓や壁に近すぎると風が通らず乾きにくくなってしまいます。
窓を開けるか、壁から遠い場所に干すようにしましょう。
部屋の真ん中、かつ上のほうが干す場所としてオススメです。
湿度は高い場所のほうが低くなりやすいですから、乾きにくいものは優先的に上に干しましょう。
一旦たたんでから干す
少し手間ではありますが、一旦たたんでから干すのも効果的です。
たたむことでシワを伸ばし、服も種類別に分けられます。
干すときに服をどこに干すか決めやすくなりますから、結果的に干す時間が短縮されるのです。
とはいえ、干す量が多い場合はたたんでいる時間が長くなりがち。
たたむ時間がかなりかかりそうなときは、先に干してしまうことをオススメします。
洗濯物の下に新聞紙を置く
湿気をなくしたいけれど、除湿機は電気代がかかってしまいますよね。
電気代を節約したい方にオススメしたいのが、新聞紙を使った除湿です。
湿気は下にたまりやすいですから、干している洗濯物の下に新聞紙を敷きましょう。
ただ置くのではなく、クシャッと丸めてシワをつけたうえで広げて敷くと、より水分を吸いやすくなるのでオススメです。
アイロンがけしてから干す
アイロンがけをする衣類は、干す前にアイロンがけしてしまうのがオススメ。
生乾きの状態でアイロンがけをしたほうが、シワものびやすくなります。
衣類に含まれる水分が、スチームの役割を果たしてくれるわけですね。
水分を飛ばして早く乾くことにもなるため、一石二鳥です。
風を循環させる
部屋干しをする時には、扇風機やサーキュレーターを使って、部屋の中の空気を動かしましょう。
エアコンでももちろんOKです。
乾きにくい衣類は直接風が当たるところに干せば、より早く乾きます。
風の通り道ができるよう、洗濯物同士は間を空けて干してくださいね。
洗濯表示通りに干す
洗濯物についているタグ、洗濯表示には推奨の干し方が記載されています。
ハンガーに吊って干すか、地面と平行になるように干すか、衣類に合った干し方を確認してみましょう。
陰干しを推奨されているものは、天日干しをしないよう要注意。
本当に正しい干し方なのか、確認しておいてくださいね。
洗濯物を袋に入れてドライヤーで速乾
とにかくすぐ乾かしたい!
そんな時は耐熱性のある袋とドライヤーを使いましょう。
耐熱性のある袋に洗濯物を入れて、ドライヤーをつっこみスイッチON。
いわゆる衣類乾燥機と同じ原理で、すぐに乾かすことができます。
特に早く乾かしたい靴下やマスク、下着などはこの方法がとても有効的です!
袋によっては事故につながる危険もあるため、十分に注意して行ってくださいね。
早く乾かしたいなら家電を使おう
早く乾かしたいときには、家電の力を借りましょう。
洗濯物を干すうえで役立つ家電は以下の通りです。
- エアコン
- 扇風機・サーキュレーター
- ドライヤー
- アイロン
- 除湿機
- 乾燥機
- 換気扇
電気代には気をつけつつ、雨の日の洗濯物に使いましょう。
干すのに時間がかかればかかるほど、生乾きの嫌なニオイが発生しやすくなります。
いかに早く乾かすかを意識して干してみてください。
よくある質問
洗濯物の干し方に関するよくある質問をまとめました。
- 洗濯物を干す際に気をつけることは?
- すぐ乾く干し方の裏技は?
- 雨の日の干し方のポイントは?
洗濯物を干す際に気を付けることは?
A.シワを伸ばし、肩の位置とハンガーを合わせて干すことです。
一度シワを伸ばしてから干すだけで、乾いた後の仕上がり具合が変わります。
また、しっかり肩に合わせてハンガーを当てることで型崩れを防止できます。
ハンガーにかける際は、首元から通すのではなく服の下から入れ込むようにしましょう。
すぐ乾く干し方の裏技は?
A.脱水時に乾いたタオルを入れておくことです。
脱水の際に乾いたタオルを一緒に入れておくと、タオルが水分を吸収して乾きが早くなります。
脱水時間を長くすると生地が傷ついてしまいますが、この方法なら生地にもやさしいのでおすすめです。
タオルはできるだけきれいな物を使用してくださいね。
雨の日の干し方のポイントは?
A.洗濯物の下に新聞紙を置いてみましょう。
洗濯物を速く乾かすためには湿気をなくすことが一番ですが、雨の日だとなかなか難しく、除湿器を使うにもお金がかかってしまいますよね。
湿気は下の方に溜まりやすいので、干している洗濯物の下に新聞紙を敷いてみましょう。
新聞紙が水分を吸って乾かす時間が短縮できますよ。
まとめ~洗濯物の干し方を意識しよう~
今回の内容をまとめると下記の通りです。
- シワを伸ばして干す
- 肩の位置とハンガーを合わせて干す
- 天日干しなら裏返して干す
- 脱水時に乾いたタオルを入れる
- 裏返して干す
- アーチ状に干す
- 洗濯物同士はこぶし1つ分空けて干す
- 部屋干しなら壁から遠い所に干す
- 一旦たたんでから干す
- 洗濯物の下に新聞紙を置く
- アイロンがけしてから干す
- 風を循環させる
- 洗濯表示通りに干す
- 洗濯物を袋に入れてドライヤーで速乾
洗濯物の干し方は、シワを伸ばすことと早く乾かすことを意識することが大切です。
正しい干し方をすれば、服のシワも生乾きのニオイも防ぐことができます。
気持ちよく服を着るためにも、干し方にこだわってみてください。
少し意識するだけで、乾き具合が驚くほど変わりますよ。
監修: 島本美由紀
料理研究家・ラク家事アドバイザー
旅先で得たさまざまな感覚を料理や家事のアイデアに活かし、家事全般のラク(楽しくカンタン)を追求する「ラク家事アドバイザー」としても活躍。
実用的なアイデアが好評で、NHK「あさイチ」、日本テレビ「ZIP」「ヒルナンデス!」に出演するなどテレビや雑誌、講演会を中心に多方面で活躍中。
著者本は70冊を超える。
公式YouTube「島本美由紀のラク家事CH」では家事がラクになるアイデアを発信している。