洗濯お役立ちコラム

オムツのせいで洗濯機がポリマーまみれに!掃除の仕方と対処法を紹介

オムツのせいで洗濯機がポリマー

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「ついうっかりオムツを洗濯機で洗っちゃった…」

赤ちゃんのいる家庭では、こういった経験をしたことのある人は多いのではないでしょうか。

オムツを洗濯機で洗ってしまうと、ゼリー状の給水ポリマーが洗濯物にも洗濯槽にもこびりついて大変な状況になってしまいます。

では、オムツを洗濯機で洗ってしまった場合、どうすれば良いでしょうか?

今回は、オムツを洗濯機で洗ってしまったときの対処法や再発防止策をご紹介します。

この記事を読んでわかること
  • オムツを洗濯機で洗ってしまったときの対処法
  • ポリマーのついた衣類の手入れ方法
  • ポリマーは柔軟剤で簡単に取れるって本当?

オムツを洗濯機で洗ってしまったときの対処法

オムツを間違って洗ってしまうと、なかなかショックです。

また洗濯するにも手間がかかっててしまい、うんざりしてしまうはずです。

ここでは、手間はかかってしまいますが、洗濯機を復活させるためにできるオムツを洗濯した時の対処法をご紹介します。

衣類についたポリマーは取り除く

最初に、洗濯物についたポリマーを取り除きます。

具体的には、以下のような手順がおすすめです。

  1. 洗濯の途中で気づいても、しっかり脱水までする
  2. 浴室・玄関・ベランダなど広いスペースに新聞紙や広告を敷き、その上でポリマーを払う
  3. 払っても取れない場合は、ガムテープで取り除く
  4. 外干しなどをおこないしっかり乾かす

乾かす際は、できる限り外干しで乾かすようにしましょう。

乾燥機を使用すると、取り損ねたポリマーが溶けてしまい二次被害につながってしまうため、絶対に使用しないようにしましょう。

洗濯機のポリマーを取り除く

洗濯物が完了したら、次は洗濯機です。

洗濯機のポリマーを取り除く際は、必ず糸くずフィルターもチェックするのがポイントです。

主な手順は、以下の通りです。

  1. 糸くずフィルターの中を確認し、ポリマーを取り除く
  2. 洗濯槽内部に付着したポリマーをおしりふきやキッチンペーパーで取り除く
  3. 水位を「高」に設定し、「洗い」モードに設定する
  4. 1分~2分おきにチェックし、水に浮いているポリマーを取り除く

    また、ポリマーは水分をたくさん吸収しているため、ティッシュで拭き取るのはなかなか取れません。

    取り除く際は、キッチンペーパーやおしりふきなどのウェットティッシュで取り除くのがおすすめです。

    ただし、ポリマーを取り除く方法は、洗濯機の形によって異なります。

    ドラム式洗濯機の場合ドラム内、内側、ドアパッキン部分も忘れず取り除く
    タテ型洗濯機の場合洗濯槽、回転翼、糸くずフィルターを外した装着部分も忘れずにチェックする

    洗濯槽に残っているポリマーは可能な限りは取り除きましょう。

    残っていた場合、排水口などを詰まらせてしまう可能性があります。

    排水口も必ず確認する

    最後に、必ず排水口を確認しましょう。

    衣類や洗濯槽の洗浄の際に、ポリマーが流されてしまうと排水口の中で水を吸収し、膨らんでしまいます。

    膨らんでしまうと、自分で対処するのが困難になります。

    もし取り除けていない場合や、自力で確認するのが難しい場合は、水道会社などに相談することをおすすめします。

    なお、排水口のチェックは、以下の手順でおこないます。

    1. 洗濯機を普通に回してみる
    2. 脱水が終わってから洗濯機の蛇口を閉め、電源を切る
    3. バケツを用意し、排水ホースを排水口から取り外す
    4. ホース内部や排水口にポリマーが付着している場合は、市販のクリーナーなどを使い取り除く
    5. 元に戻して終了

      洗濯機を回し脱水できない場合は、詰まっている可能性が高いです。

      水があふれてしまうリスクがあるため、必ずその場を離れずチェックしましょう。

      ポリマーのついた衣類の手入れ方法

      オムツを洗濯機に入れて洗ってしまった場合、中の衣類はとんでもない状況になります。

      ポリマーだらけの服は、もう一度洗濯をしなけらばならず、非常に手間がかかります。

      また、こびりついたポリマーを取り除くのも一苦労です。

      では、一体どうすれば良いでしょうか。

      ここでは、洗濯物にこびりついたポリマーの対処法をご紹介します。

      ポリマーだけ払い落とす

      まずは、ポリマーを払い落としましょう。

      広いスペースに新聞紙を敷き、その上でポリマーを落としたり、屋外で洗濯物を振ってポリマーを落とすなどしましょう。

      どうしても落ちない場合はガムテープなどの粘着テープを使用することをおすすめします。

      ほこりを取るように、衣類についたポリマーを取り除きましょう。

      水だけですすぎ洗い

      ある程度ポリマーが落ちたら、洗濯物をもう一度洗濯機に戻します。

      設定で高水位にし、水だけですすぎ洗いをしましょう。

      途中、運転を一時停止にすると浮いたポリマーをゴミすくいですくうことができます。

      ポリマーは水に溶けないため、ゴミすくいですぐに取れます。

      こうすることで、洗濯物にポリマーがつくことを防げます。

      屋外で乾かして残りのポリマーを払い落とす

      洗濯が終わったら、屋外で干しましょう。

      乾いたら、再び残っていたポリマーを取り除きます。

      ポリマーは乾燥すると粉状になるため、しっかり乾かすことで落としやすくなります。

      紙オムツの繊維が残ってしまっている場合は、ブラシやガムテープを使って取り除きましょう。

      ポリマーは柔軟剤で簡単に取れるって本当?

      ポリマーを簡単に取り除く裏技があることをご存知でしょうか?

      実は、ポリマーは柔軟剤で簡単に取り除くことができるんです。

      理由は、柔軟剤が静電気を抑える効果があるためです。

      柔軟剤は特別なものではなく、普段から使っているもので問題ありません。

      また柔軟剤で洗いなおす前に、念のため衣類についたポリマーは取り除いておきましょう。

      ポリマーは排水口やホースを詰まらせてしまう可能性があります。

      必ず取り除いてから、柔軟剤で洗いましょう。

      さらに注意点として、柔軟剤で洗うことでポリマーが消えるわけではありません。

      柔軟剤で洗う目的は、あくまでもポリマーを取りやすくするためです。

      ポリマーが消えるわけではないことだけは、覚えておくようにしてください。

      オムツで汚れた洗濯機でやってはいけない対処法

      オムツを洗濯機で洗ってしまった際、対処法をネットで調べると様々な情報が出てきます。

      SNSや口コミなど、たくさんの情報の中には、当然ですが間違った内容を試してしまうと、状況が悪化する対処法もあります。

      焦っているときに、状況が悪化するような対処法をすると疲れてしまいます。

      ここでは、そういった被害を防ぐためにも、やってはいけない対処法をご紹介します。

      塩や重曹を使用して掃除する

      オムツを洗濯してしまった際、よく目にするのが「塩や重曹を使用して掃除をする」といった対処法です。

      しかし、この対処法は絶対にやってはいけません。

      塩や重曹を使うと浸透圧の関係上、水分が排出されたポリマーが小さくなり、排水口に流れやすくなります。

      しかし、その後に残ったポリマーが再び水を含んで膨らんでしまい、排水口の中で詰まってしまう可能性が高いです。

      また、塩は洗濯槽や洗濯機内の金属部分を錆びさせる原因になります。

      さらに、家電メーカーの推奨した対処法でもありません。

      しっかりポリマーを拭き取る対処法をおこないましょう。

      ドラム式洗濯機で乾燥モードを使用する

      ネット記事の中には、「ドラム式洗濯機で乾燥モードを使用すると良い」と書かれたものがあります。

      この対処法は、本質的に良くありません。

      最近は、乾燥モードが高温にならないように調整できるタイプのドラム式洗濯機があります。

      このタイプで乾燥すると、ポリマーが溶けて洗濯槽にこびりつくことはありません。

      しかし、乾燥して小さくなったポリマーが排水口に流れやすくなります。

      排水口に流れてしまうと、後々洗濯をしたときにポリマーが水を含んでしまい、排水口やホースの中で膨張します。

      そうなると、洗濯機が壊れる可能性が高くなってしまいます。

      また一方で、ドラム式洗濯機では、タテ型洗濯機と同じく塩素系クリーナーを洗濯機に入れてすすぎ洗浄する方法もあります。

      このやり方は、ポリマーを溶かして洗い流すため、排水口にもホースにもポリマーは残りません。

      塩素系クリーナーは、赤ちゃんの肌への影響やにおいが気になるという人もいるでしょう。

      そういった場合は、酸素系クリーナーの使用をおすすめします。

      塩素系クリーナーよりも、多少洗浄力は落ちますが、人体への影響も無いため安心して使用できますよ。

      オムツを洗濯機に入れないようの再発防止策3選

      オムツを洗濯機に入れてしまうのは、誰でも経験するでしょう。

      やはり、洗濯機に入れてしまう前に防ぎたいですよね。

      ここでは、オムツを洗濯機に入れないようにするための再発防止策を3つご紹介します。

      洗濯機の蓋は閉めるようにする

      洗濯機には、パパやママが洗濯物を入れます。

      赤ちゃんは親の行動を見ているため、真似をしたくなってしまい、蓋の空いた洗濯機へ何かを入れてしまいます。

      また、オムツ以外にもおもちゃや、壊れやすい物を入れてしまう可能性があります。

      中に入っている衣類はもちろん、洗濯機本体の故障の原因にもなりかねません。

      そういった赤ちゃんの行動を防ぐためにも、あらかじめ蓋は閉めておきましょう。

      洗濯かごを分けて管理する

      洗濯物は、大人用と赤ちゃん用で分けるようにしましょう。

      そのためにも、洗濯かごは複数用意しておくと良いです。

      大きなかごの場合、オムツが入っていても気づかずに洗濯機に入れてしまう可能性があります。

      しかし、小さいかごや赤ちゃんのものだけ別にしておくと、オムツが入っていてもすぐに気づけますよ。

      洗濯かごの中の物を確認して洗濯機に入れる

      洗濯機に洗濯物を入れる段階で、しっかり洗濯物を確認しましょう。

      できる限り、毎回おこなうようにすると良いでしょう。

      時間がないときや、大変ですししたくないとも感じてしまうでしょう。

      しかし、しっかり確かめておけば、オムツを洗濯機に入れて洗ってしまうことを回避できますよ。

      まとめ~オムツを洗濯機で洗っても焦らず対処しよう!~

      いかがでしたでしょうか?

      今回はオムツを洗濯機で洗ってしまった際の対処法をご紹介しました。

      オムツのほかにも、ティッシュが洗濯物に入っていた経験がある人もいるでしょう。

      そういったトラブルを起こしても、焦らずに対処するようにしましょう。