「おしゃれ着を綺麗にするにはどうすればいいの?」
「大切な服だから洗っていいか不安…」
デリケートなものが多いおしゃれ着。
大切な服だからこそ、自宅で洗っていいのかどうか迷ってしまいますよね。
かといってクリーニングに出すのも面倒で…着たいけど着れない…、なんてことになってはいませんか?
今回は、おしゃれ着の洗い方について徹底解説。
お気に入りの服をおしゃれ着の洗い方してもいいかどうかの見分け方、正しい洗い方から干し方までをわかりやすくご紹介します。
長く着続けるためにも、正しいおしゃれ着洗いを知っておきましょう!
【今回の記事でわかること】
- おしゃれ着洗いとは?
- おしゃれ着洗いと普通の洗い方との違い
- おしゃれ着洗いかどうかは洗濯表示で判断
- おしゃれ着洗いの正しいやり方
- おしゃれ着洗いをした後は正しい干し方で干そう
おしゃれ着洗いとは?

おしゃれ着洗いとは、色落ちや型崩れの起こりやすいおしゃれ着を丁寧に洗うことです。
専用のおしゃれ着用洗剤や、洗濯機の「手洗いコース・デリケートコース」または手洗いで傷まないように洗います。
色あせや色落ち、毛羽立ちやシワを防いでくれる洗い方であり、お気に入りの服を大事に着たい人なら知っておきたい洗い方です。
ではそもそもおしゃれ着とはどのような服のことを指すのでしょうか?
おしゃれ着の例
まずはアイテムでおしゃれ着を確認してみましょう。
- セーター
- カーディガン
- ダウンジャケット
- 毛布タオルケット
- マフラー
- ニット帽
- ブラウス
- ワンピース
- 着物
- オート
- 下着
- スーツ
- 布マスクなど
つづいて、おしゃれ着に多いデリケートな素材を確認してみましょう。
- 麻(リネン)
- カシミヤ
- 絹(シルク)
- ウール
- アセテート
- プロミックス
- トリアセテートなど
おしゃれ着洗いと普通の洗い方との違い
普通の洗濯方法とおしゃれ着洗い、違うところは大きく2つあります。
それは洗剤と洗い方です。
おしゃれ着洗いのほうがより衣服へのダメージを少なくしており、生地を傷めないことに重点を置いています。
それぞれの違いを詳しく見ていきましょう。
洗剤が違う
おしゃれ着洗いでは、中性の洗剤を使います。
通常の洗濯で使う洗剤は弱アルカリ性であり、洗浄力は強めです。
弱アルカリ性の洗剤の中には、衣類を白く見せる蛍光増白剤や汚れを分解する酵素が入ったタイプの物も存在します。
一方中性であるおしゃれ着用洗剤は、漂白剤といった添加物が入っていないため、衣類へのダメージが最低限に抑えられているのです。
通常の洗剤よりは洗浄力が落ちがちなおしゃれ着洗いですが、おしゃれ着用洗剤にもさまざまなタイプがあり、なかには抗菌効果やシワができにくくなる効果をもつものも。
大切な衣類を長持ちさせることはもちろん、肌が敏感な方でも使える優しい洗剤としても人気を集めています。
洗い方が違う
洗濯機で洗うとしても、通常の衣類とおしゃれ着とでは洗い方を変える必要があります。
洗濯機にはさまざまなコースが用意されていますが、おしゃれ着を洗う場合は「手洗いコース」を選びます。
「おしゃれ着コース」「ドライコース」「ソフトコース」など、洗濯機によって名称は異なるでしょう。
何にせよ、衣類への負担が少ない洗濯コースを選ぶ必要があります。
標準コースよりも回転が弱く、弱水流のすすぎと短時間の脱水で洗濯を行います。
デリケートな衣類も安心して洗えるコースが用意されているのです。
おしゃれ着洗いかどうかは洗濯表示で判断
おしゃれ着洗いをするかどうかは、服についている洗濯表示で確認できます。
主にチェックするべき項目は3つです。また番外編として色落ちしないかどうかについての確認方法もご紹介。
おしゃれ着洗いをするべきかどうか、事前に確認しておくと安心ですね。
- 家庭で洗濯可能かどうか
- おしゃれ着洗い推奨かどうか
- 洗濯機で洗えるかどうか
- 色落ちしないかどうか
家庭で洗濯可能かどうか

まずは家庭で洗えるかどうかをチェックしましょう。
桶に×マークがついていれば、水洗いができないため家庭での洗濯はやめてください。
×マークのついている服は、クリーニング店に任せましょう。
おしゃれ着洗い推奨かどうか

桶マークの下に栓が入っているものは、おしゃれ着洗いを推奨しているという意味があります。
一本線であれば弱い洗濯を、二本線であれば非常に弱い洗濯をするべき衣類です。
オシャレ着用の洗剤を使い、優しく洗うようにしましょう。
洗濯機で洗えるかどうか
水洗い可能なマークがついていたとしても、あくまでも手洗いを想定しているだけの可能性もあります。
洗濯機の方で、手洗いマークがついている衣類も洗えるかどうか確認しておきましょう。
もしお使いの洗濯機で洗えないようであれば、手洗いをする必要があります。
色落ちしないかどうか
色落ちが心配な衣類は、洗う前に目立たない位置に洗剤を垂らしてみましょう。
そのうえで色落ちしないかチェックするのです。
それでも心配なのであれば、手洗いで経過を見つつ洗いましょう。
おしゃれ着洗いの正しいやり方
洗濯機と手洗い、それぞれの正しいやり方をご紹介します。
おしゃれ着には素材だけでなく付属品がついていることもありますから、注意して洗いたいですね。
洗濯機でおしゃれ着洗い
【用意するもの】
- おしゃれ着用洗剤
- 洗濯ネット
- 必要であれば柔軟剤
【手順】
- 衣類を裏返しにする
- 洗濯ネットに入れて洗濯機へ
- おしゃれ着用洗剤を投入
- 手洗いコースで洗う
- 脱水時間は30秒以内で
洗濯でおふろの残り湯を使うこともあるでしょうが、おしゃれ着洗いには使用しないでください。
おしゃれ着には熱に弱いものもあるため、30℃以下の水で洗うようにしましょう。
衣類を洗濯ネットに入れることで、衣類同士がこすれたり絡み合うことを防げます。
1つのネットに1枚衣類を入れれば、綺麗に洗えます。
ファスナーやボタンは閉じておきましょう。
手洗いでおしゃれ着洗い
【用意するもの】
- 洗面器
- おしゃれ着用洗剤
- 乾燥したタオル
【手順】
- 洗面器に水を張り、おしゃれ着用洗剤を溶かす
- 衣類を入れ、押し洗いする
- 良くすすぐ
- タオルで服の水分を吸い取る
洗濯機で洗えない、洗うのが不安な場合は手洗いがオススメです。
洗い方はもみ洗いではなく押し洗いをしましょう。
できるだけ衣類への負担が少ない洗い方で、優しく洗うことを意識してください。
薄手の衣類は振り洗いをすると、生地も傷まずきちんと汚れを落とせますよ。
おしゃれ着洗いをした後は正しい干し方で干そう
おしゃれ着を洗った後は、干し方にもこだわりましょう。
なんとなく干していては、せっかく気を使って洗ったおしゃれ着が型崩れしてしまう可能性があります。
おしゃれ着は、風通しの良い日陰に干すのが理想的です。
部屋干しで乾かすのも良いでしょう。
干し方は大きく2つ。
ハンガーなどに吊るして干すか、重みで伸びないよう平たく寝かせて干すかです。
洗濯表示をチェック
洗濯表示に上記のようなマークがあれば、その通りに干すようにしましょう。
四角形に縦線か横線かで、干し方を変えてくださいね。
おしゃれ着が綺麗にならないなら宅配クリーニングへ
どんなに気を付けて洗ったとしても、ある程度のダメージは衣服にいってしまうものです。
手洗いをしたとしても、何回も洗っていればおしゃれ着もシワができやすくなったり取れない汚れがついてしまうこともあるもの。
そんな時は宅配クリーニングを頼りましょう。
宅配クリーニングであれば、おしゃれ着でも長持ちするようプロの技で綺麗にしてくれます。
家にいながら注文できますから、忙しい方にもオススメです。
よくある質問
おしゃれ着の洗濯についてよくある質問をまとめました。
- おしゃれ着洗いとは?
- おしゃれ着は洗濯機で洗ってもいい?
- おしゃれ着にアイロンをかけてもいい?
おしゃれ着洗いとは?
A.色落ちや型崩れの起こりやすいおしゃれ着を丁寧に洗うことです。
おしゃれ着は専用のおしゃれ着用洗剤や手洗い、洗濯機の手洗いコースなどで服が傷まないように洗います。
デリケートな服の色褪せや型崩れなどを防ぐことで、長く着用することができますよ。
おしゃれ着は洗濯機で洗ってもいい?
A.おしゃれ着は洗濯機でも洗えます。
洗濯機の手洗いコースで洗い、洗剤はおしゃれ用洗剤を使用しましょう。
また、普段の洗濯でおふろの残り湯を使うこともあるでしょうが、おしゃれ着を洗濯する際には残り湯は使わないようにします。
おしゃれ着には熱に弱いものもあるため、30℃以下の水で洗うといいですよ。
おしゃれ着にアイロンをかけてもいい?
A.基本的には大丈夫ですが、アイロンをかける前にケアラベルを確認し、アイロンの温度設定を適切に調整しましょう。
また、生地の素材によっては高熱のアイロンに耐えられないこともあるので注意が必要です。
まとめ~おしゃれ着はおしゃれ着用洗剤で~
今回の内容をまとめると下記の通りです。
- 色落ちや型崩れの起こりやすいおしゃれ着を丁寧に洗うことをおしゃれ着洗い
- 専用のおしゃれ着用洗剤
- 洗濯機の「手洗いコース・デリケートコース」または手洗い
- おしゃれ着洗いかどうかは洗濯表示で判断
- おしゃれ着洗いをした後は正しい干し方で干そう
- おしゃれ着が綺麗にならないなら宅配クリーニングへ
おしゃれ着の洗い方は、いかに優しく洗うかがカギを握ります。
大切な服であればあるほど、洗い方がその服の長持ち具合を決めることに。
ずっと着続けていたいほどお気に入りの服ならば、初めからクリーニングに任せるのも1つの手です。
服に適した洗い方で綺麗にしてくださいね。