靴は地面と接するものなので、日常生活ですぐに汚れてしまいます。
特に、雨や雪の日には泥汚れがつきやすく、1度付くとなかなか落としづらいのがネック。
そこで今回は、靴の泥汚れを落とす方法についてご紹介します。
また、汚れをつきにくくする方法や黄ばみを防止する方法についても書いていきます。
この記事を参考に、靴をピカピカにしましょう。
- 靴を洗うメリットとデメリット
- スニーカーについた泥汚れの落とし方
- 革靴についた泥汚れの落とし方
- 泥汚れが付いた靴を洗う際の注意点
- 天日干しで靴が黄ばんだ場合の対処方法
- 靴に汚れが付きにくくする方法
- 泥汚れにおすすめの宅配クリーニング
靴を洗うメリットとデメリット
泥を落とす方法をお伝えする前に、靴を洗うメリットとデメリットについてお話しします。
靴を洗うメリット
靴を洗うメリットは主に以下の3つです。
- 汚れを落とせる
- 消臭できる
- 長持ちする
何度か履いた靴には、足の汗や汚れが付着しています。
その汚れを放置すると、靴が劣化したりカビが生えてしまう原因に。
菌が繁殖して嫌なニオイも発生しやすくなります。
丸洗いすることで靴を清潔に保てるので、結果的に靴を長く履くことができます。
靴を洗うデメリット
一方で、靴を洗うデメリットもあります。
- 型崩れを起こす
- 洗い方によってはシミになる
- 色落ちの心配がある
正しい方法で洗わないと、型崩れ・シミ・色落ちが発生します。
さらに自宅では洗えない靴を無理やり洗うと、取り返しの付かない劣化を招くことも。
靴に合った洗い方を知っておくことが大切です。
水洗いできる素材の靴かどうかを確認する
靴を洗う前には、水洗いが可能な素材かどうかを確認しましょう。
水洗いOK・つけ置きOK | 天然繊維(コットン・麻・キャンバス・デニムなど) |
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水洗いOK・つけ置きNG | 合成繊維(アクリル、ナイロンなど) |
水拭きならOK | 合成皮革・人工皮革 |
基本的に水洗いはNG | 天然皮革(牛皮、馬皮、豚皮、羊皮、山羊皮・爬虫類皮など) |
水洗いは可能でも、長時間のつけ置きができない素材もあります。
また、革製品などは、基本的には水洗いができません。
専用のクリーナーやクリームでのお手入れが必須になります。
スニーカーについた泥汚れの落とすときに用意するもの
スニーカーの汚れ落としには、以下の道具を揃えてください。
- 固形石鹸
- 重曹
- 靴用ブラシ or 歯ブラシ
どれも基本的には100均などで買えるものです。
靴用ブラシは1つ持っていると色々な靴に使えるので、馬毛の柔らかいブラシを1つ持っておくと便利です。
スニーカーについた泥汚れの落とし方
それでは、スニーカーについた泥汚れの落とし方を見ていきましょう。
今回ご紹介する方法は、つけ置きはしないので基本的にどのスニーカーでも実践できます。
スニーカーについた汚れは以下の手順で落としていきます。
【手順】
- ブラシで汚れ落とす
- ブラシに石鹸をつけて泡立てる
- 泡と重曹を泥汚れにつける
- ブラシでこする
- 泥汚れが落ちるまで繰り返す
- 泡が出なくなるまでよくすすぐ
- 風通しの良い日陰で乾かす
紐と中敷きははじめに外しておき、洗濯機で洗うのがおすすめです。
洗剤のすすぎ残しが無いように、何度か水を入れ替えてしっかりすすいでください。
洗い終わったら直射日光は当てず、風通しの良い日陰で乾かしてください。
スニーカーを長持ちさせる方法
スニーカーを長持ちさせる方法は、以下の3つです。
- 汚れたらすぐに濡れタオルで拭く
- 脱いだ後にすぐ靴箱に入れない
- ソールの汚れ落としも忘れずに
汚れたらすぐに濡れタオルで拭く
スニーカーに汚れがついた場合は、すぐに濡れタオルで拭きましょう。
汚れは時間が経つにつれて落とすのが難しくなります。
汚れを見つけたらできるだけ早く対処し、繊維を傷めないようにこすらず優しく拭き取ってください。
脱いだ後にすぐ靴箱に入れない
スニーカーは湿気を含みやすいのがネックです。
丸一日履いたスニーカーは、かなり汗を吸っている状態になっています。
このまま通気性の悪い靴箱に入れると、カビが生える原因になることも。
スニーカーを脱いだ後は、1時間程度置いてから靴箱に入れることをおすすめします。
ソールの汚れ落としも忘れずに
スニーカーのソールが劣化すると、布から剥がれて破れてしまうこともあります。
劣化を遅らせるためにも、ソールの汚れもきちんと落としておきましょう。
ソールの汚れは、消しゴムやメラミンスポンジで軽くこすると落とせます。
革靴についた泥汚れの落とし方
続いては、革靴についた泥汚れの落とし方をご紹介します。
革靴は基本的には水洗いがNGですが、全体を湿らせることは可能です。
水拭きでの落とし方と、革専用アイテムを使った落とし方の2通りで解説していきます。
用意するもの
革靴の汚れ落としには、以下の道具を揃えてください。
- 革用のクリーナー
- 革用のクリーム
- 革用のブラシ
- 革用クロス or 柔らかい布やタオル
水拭きでの泥汚れを落とす場合は、タオルのみで大丈夫です。
しかし革用アイテムは日々のお手入れでも使うものなので、持っておくことをおすすめします。
水拭きでの落とし方手順
水拭きでの泥汚れの落とし方は以下の通りです。
【手順】
- 紐を外す
- ブラシで汚れ落とす
- 雑巾に水をつけて軽く絞り、靴全体を濡らす
- 汚れが浮いてきたら、全面を拭く
- 風通しの良い日陰で乾かす
濡らす前に、まずはブラシで大まかな汚れを落としてください。
そして革靴を湿らせるときは泥汚れの部分だけでなく、革靴全体を濡らすのがポイントです。
一部だけ濡らすと、乾かした時に輪ジミができてしまいます。
全体をしっかり濡らし、汚れが浮き上がるまで少し置いてから全面を拭いてください。
汚れが落とせたら、スニーカーと同様に風通しの良い日陰でしっかり乾かしてください。
クリーナーを使った革靴のお手入れ方法
革用のクリーナーを使うと、汚れがしっかりと落とせるのでおすすめです。
【手順】
- ブラシで汚れ落とす
- クリーナーをクロスにつけて全体を拭く
- 汚れが落ちたらクロスにクリームをつけて磨く
クリーナーは汚れ落としに、クリームは革の保湿に使用します。
汚れ落としをした後は革が乾燥した状態になるため、必ず保湿はセットで行なってください。
クリーナーやクリームは、靴に直接つけずにクロスに少量つけてから塗ってください。
塗り過ぎてしまうと、革靴が劣化する恐れがあります。
泥汚れが付いた靴を洗う際の注意点
靴の泥汚れを洗う際には、3つのポイントに注意しましょう。
- 初めから濡らさない
- よごれの種類によって洗い方を変える
- しっかり乾かす
初めから濡らさない
靴の泥汚れを見つけたら、とっさに水で濡らしてしまう人も多いでしょう。
しかし、いきなり濡らすと泥汚れが広がってしまいます。
まずは泥が乾いている内に、柔らかいブラシで泥を落としてください。
乾いた泥は粉々になって落ちやすいので、濡らす前のブラッシングはしっかり行いましょう。
よごれの種類によって洗い方を変える
靴の素材や汚れの種類によって、適切な洗い方は変わります。
水洗いができない靴を無理矢理水で洗うと劣化してしまいますし、スニーカーを革用のクリーナーで洗うと繊維が傷んでしまいます。
洗濯表示なども確認して、靴に合った方法で洗いましょう。
しっかり乾かす
靴を洗った後は、しっかりと乾燥させることが非常に重要です。
湿った状態で放置すると、カビの原因になります。
風通しの良い日陰でじっくり乾かし、靴の表面だけでなく中までしっかり乾いているかも確認してください。
天日干しで靴が黄ばんだ時の対処方法
靴を洗っている最中は綺麗だったのに、天日干ししたら黄ばんでしまったことはありませんか?
靴が黄ばむ理由や、対処方法について解説していきます。
漂白後に靴が黄ばむ原因
靴を漂白後したのに黄ばむ原因は、「洗剤の洗い残し」です。
洗剤単体では黄ばみませんが、洗剤のアルカリ性が紫外線に当たると化学反応を起こして黄ばんでしまいます。
このため、靴に洗剤が残った状態で天日干しをしてしまうと、黄ばみが出てしまうのです。
靴表面に黄ばみ汚れを作らない方法
それでは、黄ばみを防ぐにはどうすればよいのでしょうか。
まずは、すすぎを念入りに行いましょう。
泡が出てくる状態なら、靴に洗剤が残っている状態です。
泡がなくなるまで何度も繰り返しすすぐことが大切です。
そして、靴を洗った後は必ず直射日光を避け、風通しの良い場所で自然乾燥させましょう。
靴に汚れが付きにくくする方法
次に、靴に汚れが付きにくくする方法を紹介します。
「予防は治療に勝る」という言葉があるように、靴の手入れも事前の予防が重要です。
防水スプレーをふっておく
靴を洗い終わったら、防水スプレーをかけましょう。
防水効果をつけると、雨や泥が浸透するのを防ぐことができます。
靴から15cm以上離れたところからスプレーをかけてください。
また、市販の防水スプレーは取れやすいので、こまめにかけなおすと良いでしょう。
ベビーパウダーを付ける
意外かもしれませんが、ベビーパウダーを靴に振りかけるのも効果があります。
ベビーパウダーには吸湿性があり、靴の表面に湿気や汚れが溜まるのを防ぐことができます。
汚れがついてしまっても、ベビーパウダーでコーティングすることにより汚れが落ちやすくなるのもメリットです。
靴を洗って乾かした後、ベビーパウダーを全体にかけて刷り込み、余分な粉は手で払ってください。
靴の落としきれない泥汚れは宅配クリーニング
自宅でどれだけ洗っても落とせない泥汚れもあります。
汚れてから時間が経ってしまった頑固な泥汚れは、プロの手で洗ってもらうのが一番です。
クリーニングで洗ってもらうと、自分では洗えない細かい部分までしっかり洗ってもらえます。
クリーニングに出すなら、宅配のクリーニングの活用をおすすめします!
洗いたい靴を玄関先で渡すだけでいいので、クリーニング店に持っていく手間がかかりません。
沢山の靴を洗いたい場合でも気軽に注文できます。
ここからは、靴の泥汚れにおすすめの宅配クリーニングをご紹介します。
- くつリネット
- リナビス
- クリコム
くつリネット
靴クリーニング最低料金 | 【ライトコース】 5,500円(税込)/1足 |
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最短仕上げ日数 | 最短14営業日 |
保管サービス | 最大9ヶ月 |
送料 | 3,300円(税込)以上で送料無料 ※北海道・沖縄の場合は4,400円(税込)以上で送料無料 |
パック・単品 | どちらでも可 |
再仕上げサービス | 受取り日から30日以内 |
対応エリア | 全国 |
発送方法 | 自宅集荷・コンビニ発送 |
支払い方法 | クレジットカード・代金引換 |
\2足以上で最大46%OFF!/
くつリネットは、靴専用の丁寧なクリーニングが魅力のお店です。
靴の状態に合わせて、以下の3つのコースから好きなものを選べます。
- ライトコース:消臭・除菌つきの丸洗い
- スタンダードコース:上記に補色や起毛シミ抜きブラッシングをプラス
- スペシャルコース:上記のコースに撥水加工をプラス
どのコースでも、スニーカー・革靴・ブーツなど色々な靴に対応しています。
泥汚れにおすすめなのは、「スタンダードコース」です。
汚れやシミによって変色してしまった箇所を、元の色に合わせて職人が塗り直しをしてくれます。
靴の色ムラを直すと新品のように綺麗に蘇るので、長く履いた靴にもぜひ試して頂きたいコースです。
リナビス
最低料金 | 18,500円(税込)/1足 |
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最短仕上げ日数 | 最短1ヶ月 |
保管サービス | ー |
送料 | 無料 |
パック・単品 | パックのみ |
再仕上げサービス | 到着後1週間以内 |
対応エリア | 全国 |
発送方法 | 自宅集荷・コンビニ |
支払い方法 | クレジットカード・代金引換・後払い決済(NP後払い) |
\最大12ヵ月無料保管!/
リナビスは、革靴・ブーツ・ブランドシューズにおすすめの宅配クリーニングです。
靴の丸洗いの他に、以下の3つがクリーニングコース内に入っています。
- 消臭・抗菌・除菌
- キズ・スレの修復
- 色補修
靴に嬉しいオプションが全て入ったセットになっているのがメリット。
革製品に精通した職人が手掛けるので、大切な靴でも安心して預けられます。
クリコム
靴クリーニング最低料金 | 4,400円(税込)/3足 |
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最短仕上げ日数 | 最短7日 |
保管サービス | ー |
送料 | 無料 |
パック・単品 | パックのみ |
再仕上げサービス | ー |
対応エリア | 全国 |
発送方法 | 自宅集荷・コンビニ発送 |
支払い方法 | クレジットカード・代引き決済 |
\4,400円以上利用で送料無料!/
クリコムはスニーカー専用のクリーニングコースが用意されています。
特徴はなんといっても3足で4,400円と、かなりリーズナブルなところです。
ゴルフやサッカーのスパイク付きの靴でも、追加料金はかかりません。
除菌・抗菌もでき、ニオイが気になる靴も完全消臭されるのもメリットです。
クリコムはシミ抜きに強いクリーニングですから、泥汚れがついたスニーカーもピカピカになって返ってきます。
靴の泥汚れをしっかり落とそう。
靴の泥汚れは、自宅でも落とすことができます。
しかし靴の種類によって洗い方が変わるので、素材に合った方法を知っておくことが大切です。
間違った方法で洗うと劣化するため、必ず靴の素材をチェックしてから洗ってください。
また、自宅で落とせない泥汚れは、クリーニングで落とすのがおすすめです。
通常は水洗いができない靴も丸洗いできるので、自宅での手入れより一歩踏み込んだ洗浄が可能です。
洗える靴は自宅で洗い、定期的に宅配クリーニングも活用することで家事負担を減らしましょう。