舌クリーナーの効果について、「実際のところどうなの?」と疑問に思っていませんか?
このページでは、舌クリーナーの効果や正しい使い方について、分かりやすく解説していきます。
またメリット・デメリットもあわせて解説しているので、舌クリーナーを使おうか迷っている方は要チェックですよ。
記事後半ではおすすめの舌クリーナーを紹介しています。
ぜひ最後まで読んで、参考にしてください。
舌クリーナーに効果はある?
歯磨きやマウスウォッシュなど、さまざまな方法をオーラルケアに取り入れている方は多いでしょう。
オーラルケアの1つには、舌クリーナーを使った方法があります。
舌クリーナによって得られる効果について、下記2点を解説していきます。
- 口臭を軽減できる
- 虫歯を予防できる
効果の詳細を理解して、効率良くオーラルケアしていきましょう。
口臭を軽減できる
舌クリーナーをオーラルケアに取り入れることで、口臭の軽減効果に期待できます。
口臭の主な原因は、「舌苔(ぜったい)」と呼ばれる舌についた汚れにあるといわれます。
細菌・食べかす・はがれた粘膜のかすなど、舌の表面に付着してできた白い苔状のかたまり
舌苔は細菌の温床となり、嫌な臭いの発生源となります。
舌クリーナーを使用して、この舌苔を除去することで口臭の軽減・予防ができます。
虫歯を予防できる
舌クリーナーを使用することで、虫歯予防もできます。
歯磨きをしっかりしたつもりでも、舌に汚れが残ったままの状態だと、舌の汚れが歯に付着してしまう場合が。
しかし舌クリーナーで舌の汚れもしっかり落としておくことで、歯磨きの効果を高められます。
口内環境を清潔に保てるので、虫歯予防につながりますよ。
舌クリーナーの使い方
舌クリーナーは、正しく使わなければ思ったような効果を得られません。
誤った使い方をしてしまうと、口内環境に悪影響を及ばす恐れも…。
舌クリーナーの基本的な使い方は、下記の通りです。
【舌クリーナーの使い方】
- 専用の舌クリーナーを準備する
- 舌の奥から手前にやさしくかき出す
- かき出した汚れを水でしっかり洗い流す
- ②③を3~4回繰り返す
- うがいをして口の中の汚れを洗い流す
舌を奥からしっかり出して、舌磨きをしてください。
舌の汚れ部分をしっかりかき出せているか、鏡を見ながらすると効果的です。
舌の汚れ(舌苔)がない部分は、掃除する必要はありません。
舌クリーナーのメリット
舌クリーナーのメリットは下記の通りです。
- オーラルケアができる
- 正常な味覚を保つ
- 誤嚥性肺炎(ごえんせいはいえん)を予防する
オーラルケアができる
オーラルケアのなかでも、口臭予防に力を入れる方は多いです。
上述の通り、舌クリーナーを使用することで効果的なオーラルケアができ、口内環境を改善できる点がメリット。
口の中にたまりがちな、食べかす・粘膜のかすによる細菌の繁殖を防ぐことで、口臭予防につながります。
舌クリーナーを使って、適切な口臭対策をしていきましょう!
正常な味覚を保つ
舌苔が蓄積されると、味覚が低下する場合があります。
味を感じるための「味蕾(みらい)」と呼ばれる舌の表面にある組織が、蓄積した舌苔によって覆われてしまうからです。
人間の五感の1つである味覚が感じられなくなると、食事が美味しく感じられなくなり、味気ないものになってしまう場合が…。
食事を美味しく楽しむためにも、舌クリーナーで舌苔を除去して、正常な味覚を保ってください。
誤嚥性肺炎(ごえんせいはいえん)を予防する
舌の汚れを放置していると、誤嚥性肺炎(ごえんせいはいえん)の原因となる場合があります。
食べ物や唾液が誤って気道に入ってしまうことで、口の中の細菌が肺に入り込んで起こる肺炎
体調を崩している時や加齢によって、飲み込む力が低下していると、起こりやすいといわれています。
日常的に舌クリーナーで細菌の原因となる舌苔の汚れを除去して、誤嚥性肺炎を予防しましょう。
舌クリーナーのデメリット
舌クリーナーのデメリットは、下記2点です。
- 口臭が悪化する恐れがある
- 味覚障害になる可能性がある
メリットだけでなくデメリットも踏まえたうえで、舌クリーナーの使用を検討してください。
口臭が悪化する恐れがある
舌クリーナーの使い方を誤ると、口臭が悪化する恐れがあります。
舌は繊細な組織で、お手入れ方法には注意が必要です。
舌クリーナーで磨きすぎたり・強く擦りすぎたりすると、表面が傷付いてしまう場合も。
傷によって下記の状態を引き起こしやすくなり、口臭が悪化するといわれます。
- 傷に細菌が入り込む
- 自浄作用効果のある唾液が正常に分泌されなくなる
まずは舌クリーナーの正しい使い方をマスターしてから、舌磨きをオーラルケアに取り入れましょう。
味覚障害になる可能性がある
上述の通り、舌クリーナーで磨きすぎたりすると、舌の表面が傷付き味覚に影響を及ぼす場合が…。
舌の表面にある、味覚を感じる細胞である味蕾(みらい)が傷付いてしまうからです。
味蕾が傷付くと、味覚障害になる恐れがあります。
舌クリーナーを使う際は、使用上の注意をきちんと守りましょう。
舌クリーナーを使用する際の注意点
舌クリーナーを正しく使わなければ、効果を感じにくいです。
誤った使い方をしてしまうと、口内環境に悪影響を及ばす恐れも…。
舌クリーナーの使用を始める前に、下記の注意点をしっかりチェックしておきましょう。
- 磨きすぎに注意する
- 頻度は1日1回(朝)が良い
- 強く擦らずやさしく磨く
- 歯ブラシではなく専用の舌クリーナーを使用する
磨きすぎに注意する
舌クリーナーを使う際は、磨きすぎに注意してください。
舌はとてもデリケートな組織で、刺激に弱いです。
磨きすぎてしまうと、本来ざらざらとしているべき舌の表面が、ツルツルになってしまいます。
そうすると唾液の分泌量が低下し、口内が乾燥しやすくなります。
頻度は1日1回(朝)が良い
舌磨きの頻度は、1日1回を目安としてください。
最も効果的なタイミングは起床後です。
寝ている間は、自浄作用のある唾液の分泌量が低下し、舌苔の付着量が増えるといわれます。
そのため起床後に舌磨きをすると、最も効果的に舌を掃除できます。
強く擦らずやさしく磨く
舌クリーナーで舌を強く擦らず、やさしく舌磨きをしてください。
強く擦りすぎたり、何度も擦っていると、下記の原因となる恐れがあります。
- 炎症を引き起こす
- 出血する
- 味覚障害を起こす
しっかり擦ったほうが汚れが落ちると思ってしまいがちですが、舌磨きの場合はやさしく擦ることを心がけてください。
歯ブラシではなく専用の舌クリーナーを使用する
舌磨きをする際は、歯ブラシではなく専用の舌クリーナーを使用します。
歯ブラシは毛先が硬いため、舌を傷つけやすいです。
またヘッドが小さいので、クリーニングの効率が悪いというデメリットも。
舌クリーナーであれば、舌が傷付きにくいやわらかいブラシでできています。
どうしても歯ブラシと兼用したい場合は、毛先がやわらかい歯ブラシを選んでください。
おすすめの舌クリーナー一覧
毎日の舌のケアにおすすめの舌クリーナーを厳選しました。
- お子様でも使える!エジソンの舌クリーナー
- 乳酸菌入り!クチュッペL-8020マウスウォッシュ
- 軽くて錆びない「コケとっと舌クリーナー」
- 幅を変えられる!新感覚舌ブラシ「したつつみ」
お子様でも使える!エジソンの舌クリーナーを紹介
- お子様でも使えるやわらかラバー素材
- かわいい専用ケース付きで持ち運び便利
- お子様が喜ぶキャンディモチーフのデザイン
やわらかいラバー素材のためお子様でも安心して使える、エジソンの舌クリーナーをご紹介します。
抗菌素材のため、衛生面もばっちり。
小さなポーチに収まる全長12㎝のコンパクトサイズで、専用ケースが付いているため持ち運びにも便利です。
1本の価格は385円(税込)で、ソーダカラー・マスカットカラーの2種類から選べます。
キャンディを舐める動作と舌ケアの動作がリンクして、お子様でも簡単に舌ケアができる点が強み。
エジソンの舌クリーナーで、歯磨きにプラスαのオーラルケアをして、家族の口臭・虫歯予防をしていきましょう。
乳酸菌入り!クチュッペL-8020マウスウォッシュを紹介
- L8020乳酸菌の力で口臭もスッキリ
- 選べる2種類のフレーバー
- 外出先でも使えるスティック・ポーションタイプもある
紀陽除虫菊株式会社の「クチュッペL-8020マウスウォッシュ」なら、口をすすぐだけで口内を清潔に保てますよ。
世界初の「L8020乳酸菌」が入ったマウスウォッシュで、広島大学歯学部との共同研究により発売されました。
L8020乳酸菌は、虫歯・歯周病になりにくい人から発見されたもので、口内環境を整えてくれます。
歯磨きの後、1回分を口に含み20~30秒ほどすすぐだけでいいので、毎日継続しやすいのもメリット。
家で使えるボトルタイプだけでなく、スティックタイプや小分けのポーションタイプもあるので外出先でもサッと使えて便利です。
軽くて錆びない「コケとっと舌クリーナー」を紹介
- 軽い力で舌の汚れが落とせて舌に優しい
- 効果的に舌苔を取り除くデザイン
- 軽くて錆びないチタン製
岡部洋食器製作所の「コケとっと舌クリーナー」は、舌にフィットするのが特徴です。
軽い力で舌苔を取り除けるため、舌にも優しいですよ。
チタン素材なので金属アレルギーの方でも安心して使えるのもポイント。
重さも11gと軽くて錆びず、誰でも使いやすい舌クリーナーです。
柄の部分に穴が開いているため、フックに引っ掛けたり、家族で使っている場合でも目印をつけることもできますよ。
幅を変えられる!新感覚舌ブラシ「したつつみ」を紹介
- 舌の形状に合わせて2本の軸幅を自由に変えられる
- カギブラシ・ヘラブラシの2面を使い分けられる
- ブラシが着脱・交換式で、本体は立てかけられる
- 新型コロナウイルス対策にも効果的
松本金型株式会社と広島大学が協同研究してできた、新感覚舌ブラシ「したつつみ」はウイルス対策にも有効です。
舌の深い部分にある舌の細菌もすっきり除去できますよ。
そんなしたつつみの最大の特徴は、幅を自由に変えられることです。
自分の舌に合った幅にでき、ブラシは柔らかい合成繊維なので舌に優しくフィットします。
ブラシ部分は着脱式で交換できるので衛生的で、カギブラシ・ヘラブラシの2面があり、好きな面を使い分けられますよ。
本体は立てかけられるので、洗面台のスペースも取りません。
また、本体にブラシを収納できるスペースがあるため携帯にも便利です。
舌クリーナーに関するよくある質問
舌クリーナーに関するよくある質問を、下記の通りまとめました。
疑問点や不明点があれば、回答をチェックして事前に不安を解消しておきましょう。
- 舌クリーナーを使う頻度は?
- 舌クリーナーの正しい使い方はある?
- 舌磨きはしないほうが良いって聞いたことがあるけど?
- 歯ブラシで舌磨きはしないほうが良い?
舌クリーナーは1日1回、朝を目安に使用してください。
舌の汚れである舌苔は、睡眠中に最も溜まりやすいといわれます。
そのため、起床後に舌磨きをすることで、効率良く舌の汚れを除去できます。
なお、舌磨きをしすぎると舌の表面が傷付いて、口臭の悪化や味覚障害を引き起こす場合が…。
舌クリーナーは1日1回と決めて、使いすぎに注意してください。
舌クリーナーの正しい使い方は、下記の通りです。
- 専用の舌クリーナーを準備する
- 舌の奥から手前にやさしくかき出す
- かき出した汚れを水でしっかり洗い流す
- ②③を3~4回繰り返す
- うがいをして口の中の汚れを洗い流す
強く擦らず、やさしく汚れをかき出しましょう。
汚れを除去したら体内に入り込まないよう、最後に水でしっかり洗い流します。
また歯ブラシは毛先が硬いため、専用の舌クリーナーを使用して舌磨きをしてください。
舌磨きはした方が良いですが、磨きすぎには要注意です。
舌磨きをする際は、下記のポイントを意識してください。
- 専用の舌クリーナーを使用する
- 1日1回(朝)を目安に使用する
- 強く擦らない
- 正しい使い方を把握してから使い始める
正しい舌磨きの方法を知ってから、適切なオーラルケアをおこないましょう。
舌磨きは、歯ブラシでしないほうが良いです。
歯ブラシのブラシは硬いため、デリケートな舌の表面を傷つけてしまう場合があります。
舌磨きをする際は、ブラシがやわらかい専用の舌クリーナーを使用してください。
まとめ~適切に舌クリーナーを使用してオーラルケアをしよう!~
このページでは、舌クリーナーの効果・正しい使い方などについて解説していきました。
舌クリーナーを適切に使用することで、口臭予防・虫歯予防などオーラルケアに役立ちます。
ただし、使い方を誤ると口臭が悪化するなどのデメリットも。
使用前に正しい使い方をきちんと理解してから、利用を始めましょう。
舌クリーナー選びに迷っている方は、エジソンの舌クリーナーがおすすめ。
お子様も使えるやわらかいラバー素材で、舌苔を除去します。
舌磨きをすることでオーラルケアだけでなく、風邪などのウィルス対策もできますよ。