タオルケットは、子供から大人まで一年中利用できるとても便利なアイテムです。
しかし、タオルケットをいざ洗濯しようとしても「ほんとに家で洗濯してもいいの?」「どぬやって洗濯すればいいの?」と悩まれる方も多いでしょう。
きちんと洗えていないと様々なトラブルにつながることもあるため、タオルケットの洗濯は非常に大切です。
今回は自宅での洗濯の方法からダニ・カビ対策まで徹底解説します。
- タオルケットの洗濯手順
- タオルケットを乾かし方
- ダニ・カビ対策
タオルケットは自宅で選択する前に確認すること
タオルケットは、他の洗濯物と一緒で洗濯機で洗濯できます。
ただし、洗濯する前に2点に気を付けましょう。
- タオルケットの洗濯表示の確認
- 洗濯機の規定容量を確認
①タオルケットの洗濯表示の確認
タオルケットは、ほとんどの場合タオル生地を使っているため洗濯が可能です。
しかし、中には洗濯機が使用できない生地をつかっているものがあります。
タオルケットの洗濯表示を確認したときに、P/F/Wに〇がついたマーク、または×印があった場合は家での洗濯をすることができません。
家で洗濯をせずに、クリーニングに出しましょう。
桶の中に手が入っているマークがあった場合は、手洗いが推奨されています。
洗濯機での洗濯は控えましょう。
それ以外の場合は洗濯機で洗濯ができます。
②洗濯機の規定容量を確認
家庭にある洗濯機には容量の制限があります。
タオルケットはシングルだと1.5kg、ダブルだと1.5~2kgあります。
タオルケットはほかの洗濯物と一緒に洗濯することができます。
しかし、洗濯機の規定容量をオーバーしないように注意しましょう。
タオルケットの洗濯頻度
タオルケットを洗濯する頻度は、以下の通りです。
- 日常使いなら二週間に一回
- 使用頻度が少ない場合は月に一回
洗わずに放置していると、においや黒ずみの原因になるだけでなく、肌のトラブルにもつながるのでなるべくこまめに洗濯するようにしましょう。
【洗濯機編】タオルケットの洗濯手順
自宅でタオルケットを洗濯するなら、備え付けの洗濯機を活用するのが得策です。
以下は、洗濯機でタオルケットを洗う際の手順になります。
- タオルケットをたたみ洗濯ネットに入れる
- タオルケットを洗濯機の一番下に入れる
- 洗剤をいれて洗濯する
ただし、前述したように、一部のタオルケットに限り、洗濯機での洗濯ができないものもありますので注意しましょう。
1.タオルケットをたたみ洗濯ネットに入れる
タオルケットは一枚のみ洗濯する場合、ネットに入れる必要はありません。
しかし、他のタオルケットと複数枚同時に選択したり、他の洗濯物と一緒に洗濯する場合は、ネットに入れて洗濯しましょう。
洗濯ネットにタオルケットに入れる場合はじゃばら折にしてからネットに入れましょう。
水や洗剤がタオルケット全体に均等にしみこみやすくなることで、均等に汚れを落とすことができます。
ここで、面倒くさがって丸め込んでネットにしまってしまうと、洗濯ムラが発生し汚れが落ちにくくなってしまうので注意しましょう。
2.タオルケットを洗濯機の一番下に入れる
洗濯機は、洗濯機の下部に設置されている回転盤(パルセーター)に近い方が洗浄力が強いと言われています。
タオルケットは容量が大きく、汚れがほかの洗濯物に比べて落ちにくいです。
洗濯機の一番下にネットに入れたタオルケットを置いて、そのうえにほかの洗濯物を置く湯にしましょう。
また、この際に汚れが気になる部分を下にすると汚れが落ちやすくなります。
3.洗剤をいれて洗濯をする
タオルケットに付着した汗や皮脂の汚れは、普段使用している洗濯洗剤で落とすことができます。
洗濯機の容量範囲内の洗濯物を入れたら洗剤を入れて洗濯を回しましょう。
洗濯ネットに入れている場合は「標準コース」を選択しましょう。
洗濯ネットに入れていない場合は「手洗いコース」または、「弱水流コース」を選択しましょう。
タオルケットの乾かし方
洗濯が終わったらタオルケットに雑菌が増えないようにしっかり乾燥させましょう。
タオルケットは少し大きくて乾きにくいですが、以下の二点に気を付けると早く乾かすことができます。
M字に干す
- 物干しざおを二本用意し、少し間隔を開けて設置する。
- 並べた物干し竿にタオルケットをかぶせる。
- 横から見てM字になるようにタオルケットの真ん中をたるませる。
真ん中にM字のたるみを作ってあげることで空気の通りがよくなり、ハンガーにそのままかけるよりも早く乾かすことができます。
A字に干す
- 物干しざおにハンガーをかけ、等間隔に並べる。
- 物干しざおと並べたハンガーを覆うようにタオルケットをかぶせる。
物干し竿を二本並べるスペースがない場合は、A字に干す方法をおすすめします。
ハンガーを並べる数は2~3本が目安となります。
どちらの方法もタオルケット同士が重ならないように調節しましょう。
ジグザグに干し
天気のいい日だと、物干し竿を利用するスペースが確保しやすいので、M字・A字に干しやすいです。
しかし、雨の日など室内で干す場合はスペースの確保が難しいですよね。
そんな時には、角型のピンチハンガーを使って、ジグザグに留めて干せば大丈夫です。
扇風機や乾燥機などを使えば、さらに早く乾かすことができます。
自宅でタオルケットを洗濯する際のポイント
すこし洗濯が大変なタオルケット。
タオルケットを洗濯する際には、以下のポイントを押さえておくと仕上がりが良くなります。
タオルケットを洗濯する前に表示を確認する
タオルケットを洗濯する前に、洗濯ができるかだけでなく以下の点についても確認しておきましょう。
- 使ってはいけない洗剤はあるのか。
- 通常モードで洗ってもいいのか。
- 洗濯時に利用する水の水温に制限はないか。
上記のポイントまで気を付けて洗濯を行うと、長くタオルケットを利用することができるようになります。
汚れがひどいときは手洗いをしてから洗濯機を使用
油汚れや、食べこぼしなどの汚れは洗濯だけでは落としきれません。
特に、ひどい汚れがついたまま洗濯するとほかの洗濯物のに汚れが移ってしまう可能性もあります。
タオルケットにひどい汚れがあった場合は、洗濯機に入れる前に手洗いを行いましょう。
多めの水で洗濯をする
タオルケットはシングルなら1.5kg、ダブルサイズなら1.5~2kgと非常に容量が多いです。
その為、多めの水で洗うことでより汚れやほこりを浮かせることができます。
節電・節水の観点から節水モードにしたり洗濯物をつめこみたくなるかもしれませんが、汚れがおちにくくなってしまうため、できるだけ避けましょう。
洗剤や柔軟剤は使いすぎない
柔軟剤や洗剤を沢山入れたほうが、洗濯ものが綺麗に仕上がると思われる方も多いかもしれません。
しかし、洗剤の量が多すぎると洗濯物に洗剤などが残ってしまい、肌荒れやかゆみを引き起こます。
また、柔軟剤の量が多くすると、洗濯物はふわふわになりますが、吸水性が落ちてしまいまうため、タオルケットを洗濯する際には気を付けましょう。
タオルケットをダニ・カビから守る方法
タオルケットを洗濯し終えても、また安心はできません。
風に乗って運ばれたホコリに付着していたダニや、粉洗剤の残りを媒介にカビが繁殖する可能性があります。
ここからは、タオルケットをダニやカビから守る方法をそれぞれ紹介します。
ダニ対策
ダニは温かく湿っている環境を好みます。
ダニを落とす目的で洗濯を行っても、すべて落としきれないことが多々あります。
ダニを繁殖させないためにもっとも大切なのは、しっかりと乾燥させることです。
また、ダニは熱に弱いので定期的に日光に当てたり、乾燥機にかけるようにしましょう。
カビ対策
タオルケットを洗濯したあとに、すぐに乾かさず放置してしまうと、雑菌が繁殖しカビが生えやすくなってしまいます。
また、夏場は汗をたくさんかく為、日常遣いしているとすぐに湿ってしまいます。
夏場は、よりこまめに洗濯・乾燥を行いましょう。
ほこり対策
ほこりはタオルケットの繊維同士が絡まることで発生します。
その為以下の二点に気を付けるようにしましょう。
- 水を多く使って洗濯を行うようにする
- タオルケットにジャストサイズの洗濯ネットを利用する
タオルケットの買い替えが必要になるタイミング
衣類と同じようにタオルケットにも寿命があります。
タオルケットを買い替える際には下記のポイント参考にしてください。
洗濯をしても匂いや汚れが気になる
洗濯を繰り返していくうちに繊維の奥に汚れやにおいが残り、次第に落ちなくなっていきます。
- ニオイが消えない。
- 黄ばみや黒ずみが発生し、色が変色してきた。
- シミなどの部分汚れが落ちない。
などの症状が出てきたら買い替えを検討してみましょう。
また、ニオイや黄ばみといったものは、あまり使っていないタオルケットでも発生する可能性があります。
保管中も定期的に風通しが良い場所で日に当ててあげることも、より長くタオルケットを使っていくコツになります。
ほつれやすり切れが目立つようになってきた
よく使うタオルケットほど、ほつれやすり切れは起こりやすいです。
洗濯して乾燥をさせた後に、毛羽立ちや擦り切れが気になるようでしたら買い替えを検討しましょう。
ただし、このように古びたタオルケットが小さい子供の「安心毛布」となっている場合があります。
「安心毛布」とは子供が成長するにあたり、安心感を与えてくれる対象と認識しているものです。
もしそのような場合は、カビやダニが発生していないかなど衛生面に注意を払いながら使用しましょう。
肌ざわりが良くない
タオルケットの肌触りは、睡眠の質にも影響を及ぼします。
タオルケットの肌触りが気になるようになったら、早めに買い替えの検討をしましょう。
ただし、洗濯後に天日干ししたタオルケットはごわごわになりやすいです。
そのようなときには一度乾燥機をかけたり、風通しのいい日陰で乾かしてみてふんわり感が戻るかを確認してから判断しましょう。
タオルケットを洗濯して清潔な状態を維持しよう
タオルケットは洗濯の仕方や、乾かし方によって肌触りが大きく変わります。
正しい洗濯方法でこまめに洗濯すれば、普段も気持ちよく利用できますよね。
子供から大人まで使うタイミングが多いアイテムだからこそ、清潔に長く利用できるようにしましょう。