「つけ置き洗いで本当に汚れは落ちるの?」
「どれくらいつければいいの?」
頑固な汚れを落とすときや、デリケートな衣類を洗う時に便利なつけ置き洗い。
正しいやり方でやれば、汚れもニオイも綺麗に落とせるオススメの洗い方です。
今回はつけ置き洗いの正しいやり方をわかりやすく解説。
どれくらいつければいいのか、オススメの洗剤は何なのか、気になる疑問を解決します。
大切な衣類をつけ置き洗いで綺麗にしましょう!
【今回の記事でわかること】
- つけ置き洗いの正しいやり方
- つけ置き洗いをする時の注意点
- つけ置き洗いにオススメの洗剤
- 便利グッズでつけ置き洗いを楽しく
つけ置き洗いとは?

つけ置き洗いは、手洗いによる洗濯方法の1つです。
洗剤を溶かした水につけこんで汚れを落とす洗い方であり、手間がかからないのが大きなメリット。
ひどい汚れも時間をかけて落とせますから、頑固な汚れやシミにも効果的です。
デリケートな服も傷つけない洗い方ですから、衣服も長持ちしますよ。
他にも様々な洗い方がありますから、衣服や汚れに合わせて適切な洗い方で洗いましょう。
つけ置き洗いの正しいやり方
【用意するもの】
- 洗剤
- ぬるま湯または水
- 容器(洗面台や浴槽でも)
【手順】
- 容器にぬるま湯を入れる
- 洗剤をよく溶かす
- 衣服を10分ほどつけこむ
- ぬるま湯ですすぐ
- 脱水して干す
やり方は簡単、洗剤を溶かした水につけ置くだけです。
ぬるま湯のほうが、汚れは落ちやすいため、水ではなくぬるま湯で洗いましょう。
38℃くらいの温度がちょうど良いです。
熱に弱い素材もあるため、洗濯表示は確認しておいてくださいね。
脱水方法
【用意するもの】
- バスタオル
- 洗濯ネット(洗濯機を使う場合)
【手順】
- バスタオルに洗った衣類を挟む
- そのまま洗濯ネットに入れる
- 洗濯機で15~30秒程度脱水する
バスタオルで挟むことでよりしっかり水がとれます。
挟んで軽く叩いて、衣服から水がしたたり落ちなくなったら脱水は充分できています。
まだ脱水が足りないようなら、洗濯機を使いましょう。
洗った衣類とバスタオルがバラバラにならないよう、まとめて洗濯ネットに入れてから洗濯機で脱水してください。
脱水の時間はできるだけ短くすることが、綺麗な仕上がりにするコツです。
長くても1分以内で脱水しましょう。
15~30秒程度で十分脱水できます。
室内で干すのであれば、下記記事を参考に干すと生乾きのニオイも防げます。
実は洗濯機でも?簡単つけ置き洗い
つけ置き洗いをしたいけど手ごろな容器がない…。
そんな時は洗濯機を活用しましょう。
洗濯機も1つの大きな容器です。
洗いの途中で一時停止してしまえば、洗剤と水が混ざった状態でつけ置き洗いができます。
洗濯機の中にはつけおきコースがあるものもありますから、一度確認してみてください。
わざわざ容器を用意する必要がないですし、洗濯機は大きいためまとめてつけ置き洗いができます。
デリケートな衣類をまとめて沢山洗ってしまいましょう。
とはいえ、入れすぎると汚れも落ちにくくなるため、ほどほどにしておいてくださいね。
つけ置き洗いをする時の注意点
つけ置き洗いは簡単な洗い方ですが、いくつか注意点もあります。
- 固形物の汚れはできるだけ取っておく
- 洗剤はきちんと溶かしておく
- 水の温度差に注意
- 一晩つけ置きはNG
- 洗濯タグは必ずチェック
固形物の汚れはできるだけ取っておく
つけ置き洗いをする前に、とれる汚れは取っておきましょう。
固形物の汚れはつけ置いている間に水に溶け、逆に他の部分に汚れとして移る可能性があります。
出来るだけ綺麗にしてからつけ置き洗いをしてくださいね。
洗剤はきちんと溶かしておく
つけ置き洗いは基本的にはどんな洗剤でもOKです。
液体洗剤は水に溶けやすいものの、粉末洗剤は溶けにくいですから洗剤の種類によっては注意が必要となります。
洗剤の溶け残りがあると、衣服について残ってしまう可能性があるのです。
しっかりと洗剤を溶かしきってから、衣服を入れてくださいね。
水の温度差に注意
衣服は、水の温度差があればあるほど縮みやすくなります。
熱々のお湯につけておいて、1時間も放置したら温度差はかなりのものになりますよね。
ぬるま湯でやるにしても、冷める前にすすいでしまうことをオススメします。
また、すすぐときの水の温度にも注意しましょう。
ぬるま湯につけていたならぬるま湯で、水につけていたなら水ですすぐようにしてください。
ぬるま湯につけていたのに冷水ですすいでしまうと、衣服が縮みやすくなってしまいます。
一晩つけ置きはNG
つけ置く時間が長ければ長いほど汚れが落ちるわけではありません。
むしろ汚れた水に長時間つけておくことで、かえって汚れてしまう可能性があるのです。
特にポリエステル素材だと、汚れを吸って黒ずんでしまう危険も。
また色落ちしてしまうこともあります。
つけ置きは長くても2時間までにしておきましょう。
洗濯タグは必ずチェック
つけ置き洗いをする前に、洗濯タグを確認しておきましょう。
手洗いしても大丈夫なのかどうか、衣服にダメージを与えないためにも要チェックです。

上記のマークがあれば、つけ置き洗いは避けてください。
また色落ちしやすいもの、スパンコールやアップリケがついているものもつけ置き洗いには不向きです。
つけ置き洗いにオススメの洗剤は?
つけ置き洗いで使う洗剤は、基本的には普段使っている洗剤で問題ありません。
洗剤の種類よりも、きちんと容量を守って使うことが大切です。
汚れや素材の種類によっては、漂白剤やおしゃれ着用洗剤を活用すると汚れもより落とせますよ。
頑固な汚れには酸素系漂白剤

墨汁のシミなどの頑固な汚れには酸素系漂白剤がオススメです。
洗剤の代わりにぬるま湯に漂白剤を溶かすだけでOK。
しかしつけ置きしすぎると色落ちするため注意してください。
酸素系漂白剤は、オキシクリーンがオススメです。
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白物は全てこれを使い洗ってます。
前日につけ置きしてから洗うと真っ白!
スニーカー洗いにも最適。――Amazon
デリケートな衣類にはおしゃれ着用洗剤

おしゃれ着用洗剤は衣類への負担が少ない洗剤です。
衣服へのダメージを抑えつつ、汚れやニオイをスッキリ落とせます。
デリケートな衣類にピッタリなおしゃれ着用洗剤で、大切な衣服をつけ置き洗いしましょう。
おしゃれ着用洗剤は、売上No.1であり、色あせ・縮みも防いでくれるエマールがオススメですよ。
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久々にエマール買いました。
初代エマールは、洗った後洗濯ノリみたいな匂いがしてイヤでしたが、
今回のエマールはまったくイヤな匂いがなく、くどい香料の香りもなく、
洗った後シワになりにくい効果は顕在で文句なしでした。
匂いが強くないおしゃれ着洗剤を探している人にはうれしい商品だと思う。――Amazon
便利グッズでつけ置き洗いを楽しく!
つけ置き洗いをするうえで、便利グッズがあればより楽しく無駄なく衣服を洗えます。
日常的につけ置き洗いをするのであれば、ぜひとも買っておきたい便利グッズをまとめました。
マミーウォッシュタブ

かわいらしい見た目の桶です。
機能的にも使えるところが嬉しいポイントで、底に栓がついているため水抜きが簡単。
足湯としても使えて一石二鳥ですよ。
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息子のスニーカー(27cm)の匂いがきつかったので、つけおき洗いをしたくて購入しました。
長さも高さも幅も理想通りで、スッキリ洗うことができました。
また、ミニチュアダックスフンドのシャンプー用にも活用しています!――Amazon
ソフト湯おけ

桶は日常的に使うとはいっても置き場に困るものです。
そんな時は折りたためる桶がオススメ。
小さくたためる柔らか素材ですから、収納に困りません。
フックにかける穴がついているのも便利なポイントです。
Amazon価格:1,008円
3年ほどキッチンで使用しています。
折り畳めるしコンパクトで、フキンなどの漬け置き洗いなど様々な用途で役立っています。
頻繁に酸素系漂白剤での漬けおきをしています。
だんだんゴムの部分が黄ばんできますが、漂白剤では取れなかったです。
塩素だと少し薄くなった気はしました。
次買うのはゴムの部分が白ではないやつにしようかと検討しています。――Amazon
蓋つきバケツ

つけ置き洗いをしているときの見た目が気になる…、子どもが手を出してしまう…。
そんな方には蓋つきの容器がオススメ。
持ち手もついていますから、持ち運びもラクラクです。
Amazon価格:2,530円
平日は制服のシャツと靴下を、加えて週末には上靴、運動靴をオキシ漬けするのに購入しました。
四角くてスペースに無駄が出ないこと、小さい子がいるので蓋つきであること、を重視して選びました。
この2ヶ月ほぼ毎日、8分目くらいまで熱い湯を注ぎ、かなりの重さになったバケツの持ち手を持って2〜3mの距離を移動させていますが、歪むこともなく頑丈です。
ただ、使用初日のことですが、靴から落ちた砂の上に蓋を置いて、気付いたら蓋に10㎝くらいの傷が2本ついてしまい、そんなに傷つきやすいとは思わなかったので、不注意ながらショックを受けました。
以後、気をつけています。――Amazon
よくある質問
つけ置き洗いに関するよくある質問をまとめました。
- つけ置きは何分くらい置けばいいの?
- つけ置き洗いをする際のポイントは?
- つけ置き洗いはどんな時にするべき?
つけ置きは何分くらい置けばいいの?
A.10分ほど漬け込みましょう。
冷たい水よりぬるま湯の方が汚れが落ちやすいため、ぬるま湯に洗剤を溶かしておくのがおすすめです。
熱に弱い素材もあるため、洗濯表示はきちんと確認しておきましょう。
つけ置き洗いをする際のポイントは?
A.洗剤をきちんと溶かしておくことです。
つけ置き洗いの際は基本的にどんな洗剤を使っても大丈夫ですが、その中でも水に溶けやすいものを選びましょう。
洗剤の溶け残りがあると洗剤が衣服について残ってしまうことがあります。
しっかり溶かし切ってから衣服をいれましょう。
つけ置き洗いはどんな時にするべき?
A.頑固な汚れやシミがあるときに効果的です。
つけ置き洗いは洗剤を溶かした水につけこんで汚れを落とす洗い方で、手間がかからないのがポイントです。
デリケートな服の洗濯時にもおすすめですよ。
まとめ~つけ置き洗いで簡単キレイに~
今回の内容をまとめると下記の通りです。
- 洗剤を溶かした水につけこんで汚れを落とすつけ置き洗い
- ひどい汚れも時間をかけて落とす
- デリケートな服も傷つけない洗い方
- 38℃くらいの温度がちょうどよい
- 脱水の時間はできるだけ短く
- 洗濯機の中にはつけおきコースがあるものも
- つけ置き洗いの注意点を意識して
- 漂白剤やおしゃれ着用洗剤を活用
- 便利グッズでつけ置き洗いを楽しく
つけ置き洗いはとっても簡単な洗い方ですが、正しいやり方と注意点を意識すれば十分衣服をキレイにすることができます。
漂白剤やおしゃれ着用洗剤を使えば、洗濯機で洗うよりも綺麗な仕上がりになるでしょう。
手洗いの中でも手間がかからない洗い方ですから、忙しい方にもオススメです。
大切な衣類は、つけ置き洗いで綺麗にしましょう。