「登校前日の夜に上履きを洗濯したけど、早く乾かす方法ってある?」
「雨で濡れた靴を乾かしたら、いやなニオイがしてきた! このニオイを何とかしたい!」
お気に入りの靴が突然の雨で濡れてしまい、そのまま放置して自然に乾くのを持っていませんか?
実は、雨で濡れた靴をそのままにしておく行為は、靴の寿命を縮めるだけでなく、カビや雨シミ、鼻を衝くあのいやにニオイを発生させる原因になるんです。
そこで今回は、雨で濡れた靴を早く乾かす方法を5つご紹介します。
また、濡れたまま放置して「自然乾燥」という手を取った場合や、間違った干し方をしてしまった場合に靴がどうなるのかも併せて解説していきます。
- 濡れた靴の乾かし方7つ
- 濡れた靴を乾かすときのポイント
- 間違った乾かし方、濡れたまま放置するとどうなるのか
- 放置した結果、靴をダメにしてしまったときの対処方法
濡れた靴って「どうしても触りたくない」っていう気持ちになりますが、ここで「自然」に乾くのを待つか、あるいは「ひと手間」とって乾かすかで靴の寿命が大きく変わります。
濡れたまま干すのはNG
冒頭でも言いましたが、濡れた状態のまま靴を乾かすのはNGです。
結果として、カビや雨シミなどを発生させる原因になります。
繁殖したカビや雑菌がすぐに靴表面上に出てくることはありません。
しかし、靴の内側部分では菌やカビの繁殖が活発に行われ、素足で履いた時に皮膚の病気を引き起こす恐れがあります。
水に濡れた靴の干し方
雨に濡れた靴がどうしても「不衛生なもの」に見えますが、これからご紹介する方法を行うことで靴の寿命が長くなります。
雨で濡れた靴を乾かす前の下処理として、ブラシで靴の表面や靴底に着いた汚れを落とします。
このまま水気を切って乾かしていくのもいいですが、「洗濯」してから乾かすのもありでしょう。
「そんなに汚れていないから、洗濯はまた今度にする」
という方は、バスタオルに濡れた靴を包んで、「水気」を切っていきます。
以下は、水気を切るときのポイントです。
水気を切ることで、カビや雨シミ、いやなニオイの発生を防げます。
バスタオルである程度水気を切ったら、ダメ押しとしてタオルに靴を包んだまま「靴用の洗濯ネット」に入れて洗濯機で約1分間脱水していきます。
これで下処理は完了です。
ここからは、濡れた靴を早く乾かす方法5選です。
新聞紙
最初は「新聞紙」を使用した方法です。
「新聞紙」に使用されているザラ紙には、湿気を吸収する力がありますので、丸めて詰め込むだけで早く乾きます。
ポイントは、「新聞紙」を丸めて、隙間なく内側に詰め込むことです。
敷き詰めることで、内側にある水気を吸収してくれます。
また「新聞紙」が吸収できる量は決まっているので、20分おきに敷き詰めた「新聞紙」の吸水具合を確認しましょう。
「新聞紙」がしっとりしていたら新しいものを詰めましょう。
この時、紙の表面がつるつるしたチラシや、トイレットペーパー、ティッシュを代用品にするのはNGです。
ドライヤー
次は「ドライヤー」を使用した方法です。
とにかく「早く乾かしたいという方」は、「ドライヤー」を使用して乾かすのがおすすめです。「ドライヤー」を使用するときの注意点は2つあります。
- 靴底の接着剤が変質する
- 乾燥によって型崩れを引き起こす可能性がある
速乾性が高い「温風」を靴に当てるときは、ある程度距離を取ってから使用します。
また冷風を使用すれば、型崩れや接着剤の変質が起きません。ただし、乾燥に時間がかかります。
そのほか、「革靴」「スエード」などデリケートな素材を使用した靴を乾かすときは、ドライヤーの使用は避けましょう。
変色や急な乾燥によるひび割れなどを起こします。
扇風機・サーキュレーター・エアコン
次は「扇風機・サーキュレーター・エアコン」の冷風を使用した方法です。
前述の「ドライヤーの冷風」に近い乾かし方です。
「扇風機・サーキュレーター・エアコン」は、「ドライヤー」とは違い、ずっと手に持つ必要がなく、ハンガーに吊るしておけば、じっくりと乾いていきます。
乾燥剤:シリカゲルを使用
次に紹介する方法は、お菓子缶やのり缶などに入っている「乾燥剤:シリカゲル」を使用した方法です。
乾燥保存に最適な「シリカゲル」の使用方法は、一番最初に紹介した「新聞紙」を用いた方法の応用です。
使用する際は新聞紙に乾燥剤を包んで、靴の中に詰めるだけです。
あとは新聞紙が湿ってきたタイミングで「シリカゲル」を取り出して、新聞紙もろとも詰め替えをすれば完了です。
「シリカゲル」にも、吸水できる限界量があります。
それをどこで判断するのかというと「透明色または水色の玉がピンク色に変わってきた」タイミングで交換をします。
靴専用のハンガー
靴を干すために作られた専用のハンガーもあります。
乾きにくい靴の爪先部分もしっかり乾かせるので、干す時にあると乾きが早くなります。
靴専用のハンガーは、100均などで売っていますよ。
ペットボトルに立てる
靴専用のハンガーがなくても、ペットボトルで代用できますよ。
まず、ペットボトルが倒れないように少し水を入れて重みを追加します。
その後、ペットボトルに靴を逆さまにして差すと、乾きやすく型くずれも起きにくいですよ。
ショートブーツを乾かす時にもおすすめです。
靴専用の乾燥機
最後は「靴専用の乾燥機」に入れて乾かす方法です。
「靴用の乾燥機」を使用すると、靴の型崩れや変色などを引き起こさない「適切な温風」で乾かせます。
ただし、「革靴」や「スエード」などの特殊素材で仕立てられた靴には使用できませんのでご注意ください。
洗濯した靴の干し方・ポイント
ここからは、水に濡れた靴を乾かすときのポイントをいくつかご紹介します。
必ず「脱水」する
濡れた靴を乾かすときは、乾かす前の下処理として必ず「脱水」を行いましょう。
「脱水」をすることで、前節でご紹介した「乾かす方法」を試したときにかかる時間が大きく変わってきます。
また、カビや雑菌、雨シミなどの発生を防げます。
玄関やベランダに直置きしない
靴を乾かすときは、玄関やベランダに「直置き」するのではなく、かかとを浮かせて、壁に立てかけるようにすると乾きがいいです。
また「シューズハンガー」などのアイテムがあると、効果的です。
乾かすときは「風通しのいい日陰」が基本
最後は乾かすときの「場所」です。
靴を乾かすときは、直射日光が入らない「風通しのいい日陰」で乾かしましょう。
日向で乾かした方が、「速乾性」が高く「殺菌効果」もあると思われがちですが、雨シミや変色などを引き起こす可能性があります。
なので、乾かすときは「風通しのいい日陰」を基本として乾かしましょう。
また「シューズハンガー」などに靴を吊るして乾かすと、日陰でも早く乾きます。
革靴・ブーツを干す方法は?
デリケートな素材で仕立てられている革靴やブーツなどを乾かす時も、ここまでご紹介してきた方法で乾かすことができます。
ただし、「乾燥機」や「ドライヤーの温風」を用いた乾燥方法は、革を傷めるため避けたほうがいいでしょう。
また、革靴の場合は一部分だけが濡れた場合はシミになることがあります。
その場合は、固く絞ったタオルで全体をまんべんなく濡らし、新聞紙を詰めて干すのがベストです。
乾かした後は、「革用クリーム」を塗布して、防水スプレーを吹きかけましょう。
間違った干し方をするとどうなるのか?
間違った乾かし方をしてしまった場合、その靴がどうなるのかを解説していきます。
水シミができる
革靴やブーツなどのデリケートな靴が濡れてなお、水気を取らず乾かしてしまうと、「水シミ」ができてしまいます。
「水シミ」は、服でいうと「コーヒー」や「醤油」「インク」をうっかりこぼしてしまった状態です。
「水シミ」ができる原因は、雨水中に含まれる不純物です。
よく水に濡れたせいで変色してしまったと思われますが、それは、雨水が乾いて残った「不純物」の塊です。
長く放置しておくと、そこをえさ場として菌やカビが繁殖していきます。
嫌なにおいがする
濡れたまま放置した結果、靴の内側から鼻を衝くいやなニオイがしてきます。
その原因は、靴下に浸透した汗や皮脂汚れを餌として繁殖した雑菌が靴の内側に移って繁殖して発生したニオイです。
このニオイを断ち切る方法として、乾いた後に消臭スプレーをすればいいです。
ただしニオイの原因である雑菌の繁殖を抑えられたわけじゃありません。
カビが発生する
湿気や温度そして靴の内側に着いた角質などの汚れを餌として、雑菌が繁殖するほか、空気中を漂っているカビが付着して繁殖を始めます。
カビの繁殖は「革靴」や「ブーツ」などで起きるイメージがありますが、スニーカーや上履きなどでもカビは繁殖をします。
靴に「白カビ」が生えたとしても、まだ「除菌できる」可能性があります。
ただしこれが「黒カビ」や「赤カビ」となれば、「除菌」するのは難しいです。
仮に「表面上」にあるカビを除菌できたとしても、「カビの根」が残っていれば、再発します。
間違った干し方をしてしまったときの対処方法
最後は間違った乾かし方をしてできた「水シミ」「ニオイ」「カビ」を除去する方法です。
水シミの除去
スニーカーや上履きに「水シミ」ができたら、洗濯をしてシミを取り除きましょう。
しかし、「革靴」や「ブーツ」など、水洗いできない靴にできた「水シミ」を除去する方法です。
- 靴紐が付いている場合は、パーツ別にします
- 水気を切った布で「水シミ」ができる箇所を抑えて、シミに水分を与えていきます
- 水分を与えて、シミが落ちていれば日陰で干します
- 乾いたら「革用クリーム」で保湿して、防水スプレーを吹きかけます
これで「水シミ」の除去は完了です。
ただし、この方法を試して落ちなかったときは、革靴を丸ごと洗いましょう。
「丸洗い」をするときは「シミ」ができて、かなりの時間が経っているときに取る方法です。
また「エナメル」や「スエード」などのブーツで、この方法を取ってはいけません。
ニオイの除去
次は靴の中から来る「ニオイ」を除去する方法です。
ニオイを除去するときは、「消臭剤」を使用するのが通ですが、それだけではニオイの原因である「雑菌」の繁殖を止めることができません。
そこで使用するのが、「重曹」です。
「重曹」と言えば汚れを落とす効果があることはご存じでしょう。
しかし、それ以外にも消臭やニオイの原因である菌の繁殖を抑制する効果があります。
- 靴の裏に挟まっているゴミや小石を取り除きます
- バケツに40℃ほどのお湯をはり、中性洗剤と重曹を入れます
- 洗濯水の中に靴を入れて、30分~60分ほど漬け置きします
- 漬け置きしたら、水ですすぎ、しっかり水気を切ります
以降は、前節でご紹介した乾かし方を行っていく流れとなります。
またこの方法は、革靴やブーツでは使用できません。
カビの除去
最後は靴に生えた「カビ」の除去です。
スニーカーや上履きに繁殖したカビを除去する場合は、「酸素系漂白剤」に漬け置きして除菌するのが一番です。
しかし、革靴やブーツなど水洗いができないものを漬け洗いするのは控えましょう。
以下は革靴やブーツで繁殖した「カビ」を除去する方法です。
- 乾いた布でカビをふき取っていく
- 革用除菌スプレーまたはアルコールスプレーを布に吹きかけ、塗布していく
- 塗布し終えたら、風通しのいい日陰で乾かす
- 乾いたら、革用クリームを塗布して防水スプレーを吹きかける
以上が革靴やブーツに発生したカビを除去する方法です。
この方法を行ってなお、カビが取れない場合は専門業者に依頼するのがベストです。
また定期的なメンテナンスを行うことで、カビから守れます。
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まとめ~靴の干し方1つでカビやニオイから守る~
以上が雨で濡れた靴を早く乾かす方法と間違った乾かし方をした時、その靴がどうなるのかの解説でした。
今回の内容をまとめると以下の通りになります。
- 乾かす前に一度洗濯して汚れを落とす
- 汚れを落としたら、必ず脱水する
- 乾かす方法は「新聞紙」「乾燥剤」「扇風機」「ドライヤー」「靴用乾燥機」を使用すると早く乾く
- 乾かすときは「風通しのいい日陰」で行うこと
- 間違った乾かし方をすると、「水シミ」「ニオイ」「カビ」を発生させる
- 「水シミ」「ニオイ」「カビ」が発生しても、対処方法はある
雨で濡れた靴を脱いだら、そのままにせず必ず水気を切ってから乾かしましょう。
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もし「水シミ」「ニオイ」「カビ」が発生しても、日が浅く軽度なものであれば自宅で対処できます。
しかし、重度な「カビ」に侵された靴を手入れするのは、非常に難しいです。
そのような事態を招かないためにも、今回ご紹介した方法を試してカビや水シミから守りましょう。
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