「ワインの染み抜き方法って?」
「赤ワインを、よりによって白シャツにこぼしてしまった…。」
「ワインの染みを落とす方法が知りたい。」
うっかりワインを洋服にこぼしてしまったという経験を、したことがある人はいませんか?
カーペットやソファーに、こぼしてしまったという人も中にはいるでしょう。
特に赤ワインの染みは素早く対処しなければ、お気に入りの衣類が台無しになってしまう恐れも。
このページではワインの染み抜き方法を、紹介していきます。
自宅でも簡単にできる方法をまとめているので、うっかりお気に入りの洋服を汚してしまった人も落ち着いて対処してみましょう。
- ワインの染み抜き方法
- 素材別の染み抜きの方法
- 出先でワインをこぼしてしまった際の対処方法
- ワインの染み抜きの注意点
- ワイン染みの種類
ワインの染みの種類
ワインの染みといえば、赤ワインの染みを想像します。
赤ワインの染みは、水溶性の汚れです。
水に溶けやすい性質から、落としやすい染みに思えます。
しかし赤ワインにはポリフェノールの一種である、アントシニアンという赤色色素成分が含まれてます。
アントシニアンによって赤い染みができてしまうわけです。
またアントシニアンは、時間がたてばたつほど染みが落ちにくい特徴があります。
ワイン染みができてしまったら、とにかく洗うまでののスピードが重要です。
時間がたって落ちにくくなったワインの染み抜きは、プロに任せることを検討しましょう。
【自宅でできる】ワインの染み抜き方法
家であるもので簡単にできる、ワインの染み抜き方法を紹介していきます。
ワインの染み抜きで重要なのは、スピードです。
「うっかり赤ワインをこぼしてしまった!」という場面でも、素早く冷静に対処することで染みを綺麗に落とせます。
下記4パターンの方法を順番に紹介していくので、染みの程度や自宅にあるものに合わせてぴったりの方法を実践してください。
- 重曹
- 食器用洗剤(弱アルカリ性)
- 酸素系漂白剤
- 塩素系漂白剤
なお異なる漂白剤をまぜると、有毒ガスが発生する恐れが…。
自宅での染み抜きは異なる漂白剤をまぜて使用しないよう、十分に注意してください。
①重曹を使う方法
【準備するもの】
- 重曹
- 熱いお湯
【手順】
- ワイン染みに直接重曹をかける
- 熱いお湯をかけてしっかりもみ洗いする
- 重曹をすすで落とす
- 仕上げに洗濯機で洗う
ワインをこぼしてすぐの場合、まずは重曹を使って染みを落としましょう。
ワイン染みは軽度な汚れのうちにスピーディに対処すると、綺麗に落ちます。
「炭酸水素ナトリウム」の重曹は肌や環境に優しいうえ、酸性の汚れであるワイン染みにとても効果的です。
もみ洗いの際は熱湯を使うので、ゴム手袋を使用するなど火傷しないように気をつけましょう。
②食器用洗剤(弱アルカリ性)を使う
【準備するもの】
- 弱アルカリ性の食器用洗剤
- ぬるま湯
- 歯ブラシ
【手順】
- ワイン染みになった箇所を水で濡らす
- タオルの上に染み部分が接するようにして置く
- 染みがある箇所に弱アルカリ性の食器用洗剤を、原液のまま直接つける
- 染みの裏側から歯ブラシで小刻みにトントン叩いて、タオルに染みを移す
- タオルに染みが移ったら綺麗なタオルに変える
- 色が移らなくなるまで④と⑤を繰り返す
- ぬるま湯でしっかりすすぎ、洗濯機で洗う
重曹が自宅にない場合は、台所用洗剤でも代用可能です。
中性洗剤ではなく弱アルカリ性洗剤を使用した方が、より効果的にワイン染みを落とせます。
肌に優しい食器用洗剤は、弱アルカリ性のものが多いです。
普段からどんな台所用洗剤を使っているか、意識しておくと良いです。
歯ブラシはトントンと叩くのがポイントです。
左右にこすると汚れが広がってしまうので、注意しましょう。
染み抜きはスピーディに、染みの範囲は最小限に押さえることがポイントです。
③酸素系漂白剤を使う
【準備するもの】
- 酸素系漂白剤
- 洗面器
- お湯(40度~50度)
【手順】
- 染み箇所を軽くもみ洗いしておく
- 服が入る大きさの洗面器にお湯を張る
(40度~50度) - 酸素系漂白剤をたらす
- 10分ほど付け置きする
- ぬるま湯でしっかりすすぎ、洗濯機で洗う
前述の2つの方法でシミが落ちそうにない場合、漂白剤の出番です。
上記手順に沿って染み抜きすることで、酸素系漂白剤の主成分である「過炭酸ナトリウム」とお湯が化学反応を起こします。
化学反応によって汚れが剥がれるように落ちるため。ワイン染みが綺麗になるわけです。
ワイン染みができてから時間が経過している場合、上記手順だけではなかなか染みが落ちにくくなる場合も…。
そんな時は上記の手順①の前に中性洗剤で何度かすすぐ作業を加えてください。
中性洗剤でのすすぎと上記手順を数回繰り返すことで、頑固なワイン染みを綺麗に落とせます。
ただし漂白剤を使うと衣類の色落ちや傷みの原因になってしまういやすいので、注意しましょう。
④塩素系漂白剤を使う
【準備するもの】
- 塩素系漂白剤
- ぬるま湯
- 歯ブラシ
【手順】
- 歯ブラシに塩素系漂白剤の原液をつける
- 小刻みにトントン叩いて、染みがある箇所に漂白剤をつける
- 洗濯機で洗う
塩素系漂白剤は漂白効果が高いので、高い染み抜き効果に期待できます。
ただし漂白力が強いため、繊細な素材や色柄ものへの使用は推奨しません。
使用するのは厚手の白地のコットン・白地のポリエステル・白地のレーヨンぐらいまでで、それ以外の素材は傷みやすいので使用を避けましょう。
塩素系漂白剤は使用できる素材が限られていたり、染み抜き初心者にはリスクが高い方法です。
酸素系漂白剤を試してみても納得できるほど綺麗にできなかった場合、プロに頼むことも検討してみましょう。
【状況別】ワインの染み抜き方法
ここからは衣類やカーペットにできたワインの染み抜き方法を紹介していきます。
下記の商品別に適した方法で染み抜きすることで、効率的に染み抜きができます。
①スーツ
スーツは色合いによっては、なかなか染みに気づかない場合も…。
染みに気づいた時には、すでに数日経過していたなんてことも起こりやすいです。
スーツにワイン染みを発見した際は、まずは下記手順で染み抜きを試してみてください。
【手順】
- 酸素系漂白剤を染み部分に付ける
- 染み取り棒で染みを落とす
上記で染み抜きが難しいようであれば、プロのクリーニング師に任せることも検討しましょう。
②ワイシャツ
ワイシャツにこぼしたワインを染み抜きする方法を紹介します。
ワイシャツは染みが目立ちやすいので、汚れてもすぐに綺麗にしやすいです。
下記手順で染みが落ちないか、試してみましょう。
【手順】
- 水で濡らしたティッシュで染み部分を、トントンと叩く
(ウェットティッシュでもOK) - ある程度染み抜きができたら、乾いたティッシュで水分を取る
③Tシャツ
Tシャツについた染みも、ワイシャツと同じ手順で染み抜きができます。
染みが取り切れないようなら、酸素系漂白剤も使用してみましょう。
手順は上述の酸素系漂白剤を使用した、染み抜きの手順を参考にしてください。
または薄めた酸素系漂白剤を染み抜き棒につけて、染み部分をトントンと叩くと良いです。
④カーペット
宅飲みが増えてきたことで、自宅のカーペットにワインをこぼしてしまったことがある人も多いのではないでしょうか?
カーペットにワインをこぼしてしまった際の、染み抜き方法を下記の通り紹介します。
【準備するもの】
- 衣類用中性洗剤
- ぬるま湯
- タオル
【手順】
- ワインこぼれた箇所の水分をしっかり取る
- ぬるま湯に浸したタオルで水拭きする
- 染み部分に40度以上のお湯を、少しずつかける
- タオルでトントンと叩いて、タオルに染みを移す
(③④を数回繰り返す) - 中性洗剤をたらしたぬるま湯に浸したタオルで、染み部分をトントン叩いて染みを移す
- 乾いたタオルで水気をしっかり取る
- 風通しの良い場所で陰干しする
カビや臭いを防ぐために、しっかり乾燥させるのがポイントです。
出先でワインをこぼしてしまった時の対処方法
レストランやパーティー会場など、出先でうっかり赤ワインをこぼしてしまうこともあります。
外出先で赤ワインを服にこぼしてしまった時の対処方法を、下記の2つ紹介します。
シンプルな対処方法なので、万が一に備えてやり方を押さえておきましょう。
- 塩をたっぷり盛る
- 炭酸水を使う
塩をたっぷり盛る
次の応急処置として、塩を染みの部分にたっぷりと盛ってみてください。
塩はワイン染みを吸い上げる効果に期待できます。
塩で染みを揉みこみ少し待つと、染みが薄くなります。
ただし塩では完全に染み抜きができるわけではありません。
少量のワイン染みの場合、塩で揉みこんでも染み抜き効果を実感しにくい点に注意してください。
炭酸水を使う
炭酸水に含まれる二酸化炭素は、汚れを浮かせる性質があります。
それを利用して、応急処置として炭酸水はワイン染みの対策に利用できます。
ただし炭酸水は、無糖のものを使うようにしてください。
タオルに炭酸水を染み込ませ、ワイン染みのある箇所をトントンと叩く染みが薄まります。
どちらもあくまで応急処置としての手順なので、自宅に帰ったあとは改めて染み抜きのお手入れが必要です。
ワインの染み抜きをする際の注意点
ワインの染み抜きをする際の注意点をまとめました。
染み抜きのやり方によっては衣類を傷めて寿命を縮めてしまったり、変色の原因となってしまいます。
染み抜きをする前に、下記の注意点をチェックしておくようにしましょう。
・染み抜きの際に強くこすらない
・熱湯の使用は避ける
・漂白剤や洗剤などお湯や水で薄めた液体はその日に使い切る
・異なる漂白剤をまぜない
・洗濯表示を必ず確認する
慌てて染み抜きをしようとすると、うっかりやっていはいけないことをしてしまいがちです。
慌てず冷静に、落ち着いて作業するのが染み抜きに成功するための秘訣です。
自力で落とせないワインの染み抜きは宅配クリーニングに任せよう
ワイン染みを自力で落としきれなかった際は、プロに頼ることを検討してみましょう。
おすすめは宅配クリーニングです。
宅配クリーニングであればいつでも好きな時にクリーニングに出せるうえ、やり取りは自宅完結なので衣類をわざわざ店舗まで持ち運ぶ必要はありません。
無料でシミ抜きをしているところもあるので、シミを放置していた衣類もまとめて宅配クリーニングに任せるのがお得で便利。
使い勝手の良さやシミ抜き技術の高さを徹底比較し、おすすめの宅配クリーニングを下記3社に厳選しました。
自分にぴったりのところがあるかどうか、順番に見ていきましょう。
- リネット
- リナビス
- クリコム
リネット
最低料金 | 495円(税込)/1点 |
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最短仕上げ日数 | 最短2日 |
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染み抜きが人気のリネット。
衣類を1点1点丁寧に検品し、落とせるシミは無料で染み抜きしてもらえます。
万が一仕上がりに満足がいかない場合でも、30日間無料の再仕上げサービスを利用できます。
スマホで24時間注文できて利便性抜群のリネットで、人気の染み抜きをぜひ試してみてください。
リネットは最短2日で仕上がるので、急ぎで染み抜きをして欲しい人も利用しやすいです。
リナビス

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対応エリア | 全国 |
発送方法 | 自宅集荷・コンビニ |
支払い方法 | クレジットカード・代金引換・後払い決済(NP後払い) |
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頑固なワイン染みも、熟練の技で綺麗に落とします。
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最後におすすめの宅配クリーニングは、クリコムです。
クリコムは染み除去率約98%の実力を誇る、人気宅配クリーニング店です。
ワイン染みだけでなく、インク染み・汗染み・黄ばみ・カビなども綺麗に落とします。
他店で断られて染み抜きを諦めていた衣類があれば、一度クリコムに依頼してみてください。
国家資格保持者による確かな染み抜き技術で、お気に入りの衣類が綺麗になって戻ってきます。
ワインの染み抜きに関するよくある質問2つ
ワインの染み抜きに関して、よくある質問2つをまとめました。
気になる質問をチェックしてから、自宅での染み抜きを実践しましょう。
- 自宅でワインの染みを落とせる?
- 出先でワインをこぼしてしまった!対処法はある?
自宅でもワインの染み抜きは可能です。
下記いずれかの液剤(粉剤)で、手軽に染み抜きできます。
- 重曹
- 食器用洗剤(弱アルカリ性)
- 酸素系漂白剤
- 塩素系漂白剤
それぞれの詳しい手順はワインの染み抜き方法を参考にしてください。
外食先やパーティー会場でワインをこぼしてしまった場合、下記いずれかを使って染み抜きの応急処置ができます。
- 塩
- 炭酸水(無糖)
それぞれの詳しい手順は出先でワインをこぼしてしまった時の対処方法をご覧ください。
まとめ~ワインの染み抜きは自宅で簡単に実践できる~
このページでは、自宅で簡単にできるワインの染み抜き方法を紹介しました。
下記いずれかのアイテムがあれば、簡単にワインの染み抜きができます。
- 重曹
- 食器用洗剤(弱アルカリ性)
- 酸素系漂白剤
- 塩素系漂白剤
ただし染みができてからの日数によっては、染みが完全に消えるわけではない点に注意です。
また塩素系漂白剤は漂白効果が強い分、服を傷めたり変色の原因になる場合も…。
自力でできる限りの染み抜きを試して、それでも落ちない頑固な汚れはプロのクリーニング師に任せると良いです。
プロに任せることで衣類を極力傷めないで、綺麗に仕上げてもらえます。
クリーニング依頼をする際は、スマホから注文して自宅玄関で渡すだけの宅配クリーニングが便利でおすすめです。
無料サービスで染み抜きしてくれる宅配クリーニングもあるので、ぜひ利用を検討してみてください。