洗濯お役立ちコラム

コットン100%の洗濯方法!シワや縮み・伸びを防ぐ洗濯方法教えます

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「コットン素材でできた衣類って、洗濯すると縮むって聞くから洗濯できない」

「クリーニングに出すと、お金がかかってしまう!自宅では洗濯できないの?」

衣類に使用されている「繊維素材」の中でも、肌触りがよく、保湿・保温性に優れた「コットン素材」の洗濯に抵抗を感じる方がいます。

理由は、「洗濯後のシワや縮み・伸び」ができて、以前の形とは違うものに仕上がってしまう恐れがあるからです。

でも、それは「間違った洗濯方法・干し方」をしてしまったからなんです。

そこで今回は、自宅で簡単「コットン100%」で仕立てられた衣類の洗濯方法と干し方をご紹介します。

【この記事を読んでわかること】

  • 「コットン100%」の特徴
  • 洗濯方法(手洗い・洗濯機)
  • 洗濯後の干し方
  • 「コットン100%」を洗濯するときのポイント
  • 保管時の注意点
  • オーガニックコットンとの違い

「デリケートな素材」として取り扱われている「コットン」の正しい洗濯方法。干し方を学べば、「シワ・縮み・伸び」に恐れず洗濯に取り組めます。

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コットン素材の特徴

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「コットン素材」の洗濯方法・干し方をご紹介する前に、「コットン素材」がどういう特徴を解説します。

コットンってどんな素材?

「コットン」とは、植物の木綿の種から採取できる「種子綿」という、種を守る「綿」を繊維素材にしています

化学繊維と混じっているものが多く流通していますが、その中でも化学繊維が混じっていない「コットン100%」で仕立てられた衣類の肌触りは優しく、保湿・保温に優れています。

また「吸水性」が優れているおり、「タオル」や「下着類」にも使用されています。

コットン100%の特徴

以下は、「コットン100%」の特徴です。

肌触りが優しい

「コットン100%」最大の特徴は、「肌触りが優しい」点です。

その理由は、「繊維の毛先が丸みを帯びている」からです。

この形状のおかげで、肌に触れても引っかかることがなく、なめらかかつ優しい肌触りをしていると感じるのです。

通気性・吸水性

次は「通気性・吸水性」が優れている点です。

「コットン」はタオルや下着類に使用される機会が多く、長時間着用していても、にじみ出る汗を吸水して素早く発散させる性質を持っているからです。

そのおかげで私たちは、長時間下着を履いていても違和感なく、ずっと履いていられるわけです。

染めやすい

コットン素材を用いて仕立てられた衣類には、様々な色に染められたものが多く出回っています。

それは、「発色性」が優れているからです。

この特徴のおかげで、どんな色にもすぐに染まって様々な色合いを演出してくれます。

コットンの洗濯方法

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自宅で簡単、「コットン100%」で仕立てられた衣類に「シワ・縮み・伸び」を作らず、きれいに洗濯する方法・干し方をご紹介します。

洗濯表示の確認は必ずする

「コットン」を洗濯する前に必ず「洗濯表示」の確認を行います

「コットン」といっても、仕立て方1つで編み方や糸のやり具合が異なり、結果として衣類そのものの強度というものが変わってきます。

ただし中には「色落ち」「色移り」などを起こすものがあります。

このような衣類があるときは、「手洗い洗濯」をするのがいいです。

また「水洗い不可」というものもあります。この表示がされているものに関しては、クリーニングに出してきれいにしてもらうのがおすすめです。

使用する洗剤は「オシャレ着用中性洗剤」

「コットン」を洗濯するときは、「オシャレ着用中性洗剤」を使用します。

洗濯で使用されることが多い「弱アルカリ性洗剤」に比べれば、洗浄が劣ります。しかし、それゆえにメリットがあります。

【中性洗剤を使用するメリット】

  • 型崩れ・シワを作りにくい
  • コットン繊維を傷つけない
  • 脱色の恐れがない

の3つが挙げられます。

また干す時、繊維に残った「アルカリ成分」が日光に含まれる「紫外線」と反応をしてできる黄ばみを発生させません。

また「中性洗剤」と合わせて、「柔軟剤」を使用すると衛生的に衣類の状態をキープできます。

コットンを手洗い洗濯する

ここからは「コットン」を手洗い洗濯する手順を解説していきます。

【使用するアイテム】

  • 洗濯桶or洗濯ボウル(ない場合は洗面台でも可)
  • オシャレ着用中性洗剤
  • 洗濯ネット
  • 柔軟剤(お好みで)

上記4つのアイテムを使用して洗濯をしていきます。

「手洗い洗濯」をする場合は、「刺繍やボタンなどの装飾品が多いもの」「色落ちがしやすそうなもの」を洗濯するのに適しています

【手洗い洗濯の手順】

  1. 洗濯桶orボウルに30℃前後の水を張る。
  2. 張った水の中に「中性洗剤」を入れ、洗濯液を作る。
  3. 洗濯物を畳んで洗濯ネットに入れる。
  4. 洗濯ネットに入れた洗濯物を、洗濯液に漬ける。
  5. 洗濯物全体に洗濯液が浸透するように、押し洗いしていく。
  6. 押し洗いが済んだら、洗濯液を捨てきれいな水を入れる
  7. 押し洗いの要領で、2~3回泡がなくなるまですすいでいく。
  8. すすぎ終えたら、洗濯機に入れて1分弱脱水する。その間に桶に水を張って柔軟剤を入れておく
  9. 洗濯機による脱水が完了したら、柔軟剤が溶けた水の中に入れて10回ほど押し洗いして全体的に馴染ませる。
  10. 全体的に馴染んだら、きれいな水ですすぎ、脱水する。

これで「コットン素材」で仕立てられた衣類の「手洗い洗濯」は完了です。

コットンを洗濯機で洗濯する

ここからは「コットン」を洗濯機で洗濯する手順を解説していきます。

【使用するアイテム】

  • オシャレ着用中性洗剤
  • 洗濯ネット
  • 柔軟剤(お好みで)

上記3つのアイテムを使用して洗濯をしていきます。

洗濯機を用いる場合は、「刺繍・ボタンなどの装飾品が少ないもの」「色落ちがしにくいもの」を洗濯するのに適しています

【洗濯機を用いた洗濯の手順】

  1. 洗濯物を畳んで洗濯ネットに入れる。
  2. 洗濯機に入れ、「中性洗剤」「柔軟剤」を洗濯機備え付けのカートリッジに投入する
  3. 洗濯コース「手洗いコース」または「ドライコース」のいずれかをセットする。

これで洗濯機を用いた洗濯は完了です。

  1. 洗濯物に汚れがある場合は、「酸素系漂白剤」に漬け洗いしてから洗濯すると、汚れが落ちやすいです。
  2. 脱水時間は極力短い方が、繊維にかかる負担を減らせます。

シワ・縮み・伸びを作らない干し方

最後は、洗濯し終えた「コットン衣類」を干す方法です。

ここで「間違った干し方」をすれば、乾いたときその衣類に「シワ・縮み・伸び」を作ってしまいます

以下はそれらを作らないための干し方です。

脱水後はすぐに干す

洗濯を終えたら、放置せずすぐに干しましょう

さらに上下に強く振って一度全体を伸ばして干すとシワ防止になります。

平干し

シワを伸ばしたらいよいよ干します。

干すとなれば「ハンガー」に吊るして干すのが一般的な方法です。しかし、コットン素材の衣類でこの干し方をすると自重で衣類が伸びてしまいます。

この「伸び」を防ぐための方法として「平干し」という干し方がおすすめです。

平たく干すことで自重による伸びを防げるだけでなく、型崩れ防止にもなります。

もし平干し用のネットハンガーがない場合は、ピンチハンガーの上で平干しをしましょう。

干す場所は必ず「風通しのいい日陰」

コットンにとって高温は、繊維の収縮を促す原因です。

その原因となりえるのが「日向による天日干し」です。

「天日干し」には速乾性と高い殺菌効果がありますが、コットンのようなデリケートな素材には、生地を傷める、型崩れ、色あせを引き起こします。

このような事態を招かないため、コットンなどのデリケートな素材を干すときは「風通しのいい日陰」で干すのがおすすめです。

また梅雨時など洗濯物が乾きにくい時期は、浴室乾燥機の「冷風」やエアコンの風などを使用して干しましょう。

コットン素材を洗濯するときのポイント

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ここからは「コットン素材」の洗濯をするときのポイントです。

洗濯表示の確認は絶対

「コットン素材」で仕立てられた衣類を洗濯するときは、必ず「洗濯表示」を確認してから洗濯しましょう

「洗濯表示」に記載された洗濯方法を守れば、今後長くその衣類を着られます。

また中には「水洗い不可」というものも紛れています。

「初めて」洗濯するときは、水通しを行う

「コットン素材」の衣類が最も収縮が激しいのは、「最初の洗濯」です

原因は繊維に空洞があり、水分の吸収が高い状態です。

この状態を緩和するため、初めて「コットン素材」の衣類を洗濯するときは、一度「水通し」を行ってから洗濯しましょう

事前に水通しをすることで、生地の収縮を防げます。

色落ちするものは別洗い

洗濯するものによっては、「色落ち」を起こす衣類があります。

その原因は、使用されている顔料が水に溶けやすい「水溶性」だからです。

「色落ち」しそうなものは、「手洗い洗濯」をするのがおすすめです。

また「手洗い洗濯」が手間と感じる方は、個別で洗濯機に入れて洗う方法がおすすめです。

脱水は手短に済ませる

「コットン」が伸びやすいのが、「洗濯機を用いた脱水工程」です。

洗濯ネットに入れているとはいえ、強い遠心力が生地にかかるため、物によっては脱水の段階で型崩れを起こす可能性があります。

これを防ぐためにも、40秒~1分間の脱水で済ませましょう

ほかにも、バスタオルに包んで脱水する方法もあります。

乾燥機の使用は極力避ける

梅雨や雨天など、洗濯物が乾きにくいときに使用する「乾燥機」ですが、「コットン」での使用は控えましょう

高温が加わると、コットン特有の肌触りを損ねるほか、収縮による型崩れを起こします。

少しでも長く使用していたいならば、「タオル」などの消耗品だけに使用するのがおすすめです。

また、どうしても「乾燥機にかけたい」という場合は、洗濯表示に「タンブラー乾燥はお避けください」「DO NOT TUMBLE DRY」などの記載がないかを確認してからかけるようにしましょう

オーガニックコットン素材の洗濯

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最後は「オーガニックコットン」と呼ばれる素材でできた衣類の洗濯方法です。

コットンとの違い

「オーガニックコットン」とは、有機栽培された綿です。

普通の「コットン」と「オーガニックコットン」の違いは、糸から生地にする過程であらゆる化学処理が施されているかいないかの違いです。

あくまで「コットン」という「素材」に置き換えた時、両者に大きな違いはありません。しかし、これを「製品」として置き換えた場合、そこに至るまでに行われる各工程で様々な科学的処理が施されます。

「オーガニックコットン」は、製品になる過程で行う「漂白」などの科学的処理が少ないこともあって、「茶色い製品」が多いです。

要点

製品への加工過程で「漂白」などの化学的処理をしているかいないか

洗濯方法

「オーガニックコットン」は、前節でご紹介した洗濯方法で洗濯できます

ただし、中には「オーガニックコットン」本来の品質を洗濯後も保ちたいという方がいます。

そのような方は「無添加の石鹸」を使用した「手洗い洗濯」がおすすめです。

また洗濯後の干し方も、前節でご紹介した干し方で問題ありません。

まとめ~コットンの正しい洗濯方法・干し方を行えば、長く愛用できる~

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以上が、コットンで仕立てられた衣類の洗濯方法と干し方のご紹介でした。

今回の内容をまとめると今回の内容をまとめると以下の通りになります。

  • 「コットン」は、保湿・保温・吸水性・通気性抜群の素材
  • 洗濯前に必ず「洗濯表示」を確認する
  • 「水洗い不可」のものはクリーニングに出す
  • 洗濯するときは洗濯ネット、中性洗剤の使用が必須
  • 「色落ち」「刺繍・装飾品が多いもの」は、「手洗い洗濯」を基本とする
  • 「洗濯機」を用いる場合は、「手洗い/ドライコース」で行う
  • 干すときは「風通しのいい日陰」で「平干し」する
  • 「オーガニックコットン」の洗濯は、同じ洗濯方法・干し方で問題はない

セーターやニットなどの衣類で使用されている「コットン」を正しく洗濯すれば、この先何十年と着られる丈夫な衣類です。

これまで選択してこなかった「コットン素材」の衣類の洗濯も、今回ご紹介した方法を用いれば、自宅で簡単にきれいにできます。

また洗濯方法を含め、干し方にちょっとした工夫を凝らすだけで、乾いたときにできる「シワ・伸び・縮み」などを防げます。

お気に入りの衣類だからこそ、長く着ていたいと思うならば、今回ご紹介した方法を試していきましょう。

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