洗濯お役立ちコラム

ヘアブラシは日ごろのお手入れが欠かせない?正しい洗い方・乾かし方のコツをご紹介!

ヘアブラシの正しい洗い方・乾かし方

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「ヘアブラシって、洗った方がいいの?」

「ヘアブラシのお手入れって、どんな感じて行えばいいの?」

寝ぐせやヘアセットの時に欠かせないヘアブラシを、毎日欠かさず使用していけばブラシの溝という溝に抜け毛やホコリが溜まっていきます。

せっかく髪の毛をお手入れしてあげているのに、お手入れをしていないヘアブラシを使用するのは、全くの逆効果です。

それどころか、頭皮にヘアブラシに溜まったホコリや汚れを知らず知らずのうちに広げて大変なことになることもあります。

髪の毛をお手入れするのは大切ですが、そのお手入れに欠かせない「ヘアブラシ」のお手入れも大切です。

そこで今回は、ヘアブラシに見られる汚れ、お手入れをした方がいい理由を解説しながら素材別に行うヘアブラシの洗い方をご紹介します。

【この記事を読んでわかること】

  • ヘアブラシに見られる汚れ
  • お手入れした方がいい理由
  • ヘアブラシの洗い方
  • 洗うときの心得・注意点
  • お手入れを楽にしてくれる便利アイテム
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ヘアブラシは定期的にお手入れをしないと大変なことになる?

ヘアブラシ,洗い方,手入れの理由

ここでは、お手入れをしていないヘアブラシを使い続けると、どうなるのかを解説します。

使用毎にお手入れをした方がいい理由

単純に「不衛生」というものも挙げられますが、ヘアブラシをお手入れした方がいい理由は、「ヘアブラシの役割」に関係しています。

ヘアブラシの役割は大きく分けて2つあります。

頭皮のケア

ブラシで髪を梳いているとき、頭皮マッサージをしています。

これにより、頭皮の血行が良くなり、健康的な頭皮を維持します。

艶出し

髪の毛の艶を出しているのは、毛の表面にある「キューティクル」が整っているからです。

ヘアブラシで髪を梳くことによって、このキューティクルが整って綺麗な色艶を出してくれます。

もしお手入れを怠った場合、毛の隙間にホコリやゴミが挟まって逆にキューティクルを傷めてしまうほか、皮膚トラブルを起こす可能性があります。

そのヘアブラシ、実は汚れている?どんな汚れが見られるの?

次にヘアブラシに見られる汚れです。

汚れは大きく分けて2種類あります。

空気中を漂っているホコリ

ヘアブラシで髪を梳いていけば、静電気が溜まっていきます。

その静電気が空気中のホコリを吸い寄せて、ブラシの溝に溜まっていきます。

この状態で髪を梳いてしまえば、頭皮からにじみ出た皮脂やヘアセットで使用した整髪料などがホコリをからめとって毛の隙間に溜まってしまいます。

雑菌・カビ

これらが繁殖する原因は、ヘアブラシに溜まったホコリや皮脂、古い角質、そしてブラシに絡まった抜け毛を餌に繁殖していきます。

この状態のままヘアブラシで髪を梳いたなら繁殖した雑菌やカビが頭皮へと移り、皮膚トラブルを誘発します。

これらの事態を未然のものにするためにも、ヘアブラシを使用したら定期的にお手入れしてあげましょう。

ヘアブラシの洗い方

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ここでは、素材別にみるヘアブラシのお手入れ方法をご紹介します。

ヘアブラシを洗うタイミングは?

皮膚トラブルを避けるためにも、定期的なお手入れがヘアブラシには欠かせません。

しかし、使用毎にお手入れするのは大変ですよね?

どのタイミングでヘアブラシをお手入れするのがいいのかというと、1~2週間に1度、月半ばを目安にお手入れしてあげるのがおすすめです。

1~3日間はまだ大丈夫ですが、4~6日ほどが経過したタイミングで雑菌の繁殖が右肩上がりです。

7~10日が経過すれば、ブラシの溝に黒ずみや小さなホコリが溜まってきますので、お手入れをして清潔にしましょう。

ヘアブラシのお手入れに使用するアイテム

以下は、ヘアブラシをお手入れするときに使用するアイテムです。

【使用するアイテム】

  • 綿棒
  • つまようじ
  • ぬるま湯
  • シャンプーor重曹
  • 歯ブラシ
  • 大きめのタオル
  • 洗濯桶orボウル(ない場合は洗面台)
  • ウェットティッシュ

上記8つのアイテムをヘアブラシの素材別に使用していきます。

また「ヘアブラシ専用のクリーナー」があると、より簡単にお手入れができます。

素材別で見るヘアブラシの洗い方

【ヘアブラシの素材】

  • プラスチック製のヘアブラシ
  • 木製のヘアブラシ
  • 獣毛のヘアブラシ

上記3タイプのヘアブラシがあります。

ここからはそれぞれの素材で出てきたヘアブラシに適切な洗い方をご紹介します。

素材①プラスチック製のヘアブラシ

まずは比較的安価で100均などで手に入りやすい「プラスチック製のヘアブラシ」です。

このタイプのヘアブラシのお手入れ方法は2つあります。

【お手入れ方法】

  • 水洗い
  • 漬け置き洗い
お手入れ①水洗い
  1. つまようじや綿棒を使用して、落とせる汚れを落としていく。
  2. 洗濯桶にぬるま湯を張って、重曹またはシャンプーを数滴入れてよくかき混ぜる。
  3. 洗濯液の中にヘアブラシを浸けて、振り洗いする。
  4. 歯ブラシでブラシ表面を優しく擦っていく。
  5. 汚れが落ちたら、洗濯液を捨て綺麗なぬるま湯を入れて、すすいでいく。
  6. 2~3回すすいだら、タオルでブラシを拭きあげて水気を切る。
  7. タオルの上にブラシ面を下にしておいて乾かす。

これでプラスチック製ヘアブラシの、お手入れは完了です。

お手入れ方法②漬け置き洗い
  1. つまようじや綿棒を使用して、落とせる汚れを落としていく。
  2. 洗濯桶にぬるま湯を張って、重曹を適量入れてよくかき混ぜる。
  3. 重曹水の中にヘアブラシを浸けて、そのまま一晩放置する。
  4. 翌日、重曹水に付けたヘアブラシの柄の部分を持って振り洗いする。
  5. 以降は、「水洗い」と同じ要領でお手入れを進めていく。

これで、プラスチック製ヘアブラシの、お手入れは完了です。

【使用したアイテム】

  • シャンプーor重曹
  • 洗濯桶
  • 歯ブラシ
  • 乾いたタオル
  • つまようじ
  • 綿棒

素材②木製のヘアブラシ

次に「木製のヘアブラシ」のお手入れ方法です。

木製のヘアブラシは、使用されている気の種類によって水洗いができないものがあります。

万が一にも、水洗いしても大丈夫なものであっても、ブラシそのものをダメにしてしまう恐れがあるため、基本的に「漬け置き洗いはできない」ものと思っておくのがおすすめです。

このタイプのヘアブラシのお手入れ方法は2つあります。

【お手入れ方法】

  • 根気よく汚れを落としていく
  • 水洗い
お手入れ①根気よく汚れを落としていく
  1. つまようじや綿棒を使用して、根気よく落とせる汚れを落としていく。
  2. つまようじ等を使ってある程度、汚れを落とせたら、歯ブラシをヘアブラシの根元から毛先に向かって汚れを落としていく。
  3. 頑固な汚れは、綿棒の先端を水で濡らして磨いていきます。

これで木製ヘアブラシのお手入れは完了です。

お手入れ②水洗い

上記のお手入れを行っても汚れが落ちない場合は、水洗いをしましょう。

この方法を木製のヘアブラシで行う場合は、前もって水に濡らしてもいいものかを確認してから行うようにしましょう。

洗い方は「プラスチック製ヘアブラシ」の水洗いと同じ要領で、洗います。

洗い終えたら、風通してのいい場所で2~3日間おいて乾かしましょう。

【使用したアイテム(根気良く汚れを落としていく場合)】

  • 歯ブラシ
  • つまようじ
  • 綿棒

【使用したアイテム(水洗い)】

  • シャンプーor重曹
  • 洗濯桶
  • 歯ブラシ
  • 乾いたタオル
  • つまようじ
  • 綿棒

素材③獣毛のヘアブラシ

最後は「獣毛のヘアブラシ」です。

一般的に出回っている獣毛のヘアブラシは豚やイノシシなどの硬い毛を使用しています。

一度水洗いした場合、毛が抜けたり、ブラシから獣毛臭が漂ってきます。

結論を述べれば、獣毛のヘアブラシは水洗いそのものができません。

したがって獣毛のヘアブラシのお手入れ方法は、以下の方法を取ります。

【お手入れ方法】

  • 根気よく汚れを落としていく
  • ウェットティッシュで拭きあげる

上記2つの方法を用いて、根気よく汚れを落としていきましょう。

無難な方法は、つまようじや綿棒を駆使して、ブラシの溝に溜まった汚れを掻き出していくのが獣毛のヘアブラシを長持ちさせます。

また根気よく汚れを掻き出しても汚れが残っている場合は、ウェットティッシュでブラシの根元を拭きあげましょう。

その後は風通しのいい場所で、しっかり乾かすことです。

【使用したアイテム】

  • 歯ブラシ
  • つまようじ
  • 綿棒
  • ウェットティッシュ

ヘアブラシの長く使うための心得

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ここでは、ヘアブラシをお手入れするときの心得をご紹介します。

素材によって洗い方を選ぶこと

ヘアブラシのお手入れは、素材によって洗い方を心得ておくことが大切です。

【ヘアブラシの素材別洗い方まとめ】

プラスチック製のヘアブラシ

  • 水洗い
  • 漬け置き洗い

木製のヘアブラシ】

  • 根気よくつまようじ・綿棒を駆使して汚れを掻き出す
  • 水洗い(木の種類によって、水洗い・漬け置き洗い不可)

獣毛のヘアブラシ】

  • 根気よくつまようじ・綿棒を駆使して汚れを掻き出す
  • 専用クリーナーを用いて、綿棒と同じ要領で汚れを掻き出していく
  • ウェットティッシュで溝を拭きあげていく(拭き終えたらしっかり乾かす)
  • 水洗い不可

獣毛のブラシは水洗いしないこと

獣毛のヘアブラシは何があっても、水洗いしてはなりません。

万が一水洗いしてしまった場合は、乾いたタオルで水気をしっかり落として風通しのいい日陰で2~3日間放置して乾かしましょう。

くれぐれもドライヤーの温風や浴室乾燥の温風を当てて乾かすのはNGです。

理由は獣毛を固定している接着剤の強度が落ちてしまうためです。

シートを使用すれば手入れが楽

月半ばのタイミングでヘアブラシのお手入れをするのが手間に感じる方は、ガーゼやネット、使用しないストッキングをヘアブラシにかぶせて汚れ防止にする方法がおすすめです。

獣毛ヘアブラシはもちろんのこと、木製やプラスチック製のヘアブラシにも使える画期的な方法です。

また使用毎に綿棒でブラシの根元をサッと拭きあげるだけでも、大掛かりなお手入れをしなく済みます。

水洗いしたらしっかり水気を切ること

プラスチック製ヘアブラシや木製のヘアブラシを水洗いした時は、しっかり水気を切って風通しのいい場所で2~3日間放置して乾かしましょう。

特に木製のヘアブラシを水洗いした時は、しっかり乾かしてあげましょう。

台座として使用されている木の種類によって、水洗い不可にされているものがあります。

ヘアブラシのお手入れを簡単にしてくれるおすすめアイテム2選

ヘアブラシ,洗い方,オススメアイテム

最後は、ヘアブラシの大掛かりなお手入れを毎月1~2回やるのは手間だという方向けに、ヘアブラシのお手入れを簡単にしてくれるおすすめアイテムを2つご紹介します。

ヘアブラシクリーナー

ヘアブラシクリーナー

まずはヘアブラシクリーナーです。

ヘアブラシのお手入れをするときに役立つ、専用アイテムです。

主に「獣毛のヘアブラシ」をお手入れするときに、ヘアブラシクリーナーは使用します。

獣毛のヘアブラシは他のヘアブラシとは異なり、ブラシの毛先がやや外側に広がっており、その隙間に小さなホコリや汚れが溜まっていきやすいです。

ヘアブラシクリーナーは、そんな隙間に入った汚れを掻き出すのに便利に1品です。

また他のヘアブラシも同様に扱えます。

こちらの場合は、ブラシの毛の根元に溜まったほこりを掻き出すときに使用できます。

ブラシの抜け毛と汚れ取りシート

汚れ防止シート

2つ目はブラシの抜け毛と汚れ取りシートです。

こちらのシートは伸縮性が優れているため、簡単にヘアブラシにかぶせることができます。

かぶせることによって、ブラシの根元に溜まっていく汚れや抜け毛の絡み防止になります。

ある程度汚れが溜まったら、かぶせていたシートを取って新しいシートをかぶせてお手入れ完了になる優れものです。

代用品として使用済みのストッキングやガーゼ、ネットを使用する方法があります。

まとめ~まめなお手入れがヘアブラシには欠かせない~

ヘアブラシ,洗い方,まとめ

以上が、ヘアブラシに見られる汚れ、お手入れをした方がいい理由を解説しながら素材別に行うヘアブラシの洗い方をご紹介でした。

今回の内容をまとめると以下の通りになります。

  • ヘアブラシは「頭皮ケア」「髪の毛の艶だし」の役割を持っている。
  • 不衛生なまま使用するのは、皮膚トラブルの元になる。
  • プラスチック製ヘアブラシは、水洗いでお手入れ可能
  • 木製ヘアブラシは、つまようじや綿棒を使用して根気よく落としていく。
  • 獣毛ヘアブラシも木製同様、つまようじや綿棒を使用して落としていく。
  • 木製と獣毛ヘアブラシは、原則水洗い不可。
  • 水洗いしたら風通してのいい日陰で2~3日間は乾かす。
  • ネットやガーゼ、ストッキングなどをかぶせれば、お手入れの頻度を減らせる。

頭皮のマッサージや髪の毛の艶出しに使用する、ヘアブラシのお手入れは欠かせません。

もしお手入れを怠り、汚れが溜まったヘアブラシを使用したならば、キューティクルに汚れが溜まって髪の毛を傷めてしまうほか、頭皮が炎症を起こすなど皮膚トラブルの原因に繋がります。

このような事態を未然のものにするためにも、日ごろからこまめにお手入れを行っておきましょう。

毎日お手入れするのが手間!

という方、ネットやガーゼ、汚れ取りシートなどを用いて、ヘアブラシを汚れから守りましょう。

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