「マットレスのクリーニング費用はいくら?」
「自分で綺麗にする方法は?」
マットレスは重くて大きいため、なかなか綺麗にすることができませんよね。
そんな時はマットレスをクリーニングしてもらいましょう。
今回はマットレスクリーニングの料金相場やメリットをご紹介。
自分でクリーニングする方法や、マットレスの買い替え時期についてもあわせて解説していきますよ。
【今回の記事でわかること】
- マットレスクリーニングの料金相場・流れ・メリット・注意点
- マットレスを自分でクリーニングする方法
- マットレスの買い替え時期
マットレスクリーニングの料金相場は?
マットレスのクリーニングにはいくらくらいかかるものなのでしょうか。
料金は、マットレスのサイズによって大きく変わります。
それぞれのサイズの相場を確認してみましょう。
サイズ | 料金相場 |
---|---|
シングル | 10,000円 |
セミダブル・ダブル | 14,000円 |
クイーン・キング | 18,000円 |
ベビー・キッズ | 9,000円 |
マットレスクリーニングの料金相場は、16,000円前後です。
プレミアムなクリーニングであれば、20,000円を超えることもあります。
またオプションを追加すれば料金はさらに高くなるでしょう。
マットレスクリーニングの流れ

実際のところ、どんなクリーニングをしてもらえるのでしょうか。
マットレスクリーニングの流れを確認してみましょう。
一般的には、全体で2~3時間かかります。
- ゴミ吸引
- スチーム洗浄
- アルカリ電解水・バキューム洗浄
- 乾燥
ゴミ吸引
掃除機によって、マットレスについているゴミや毛を吸い取ります。
掃除機で吸い取れない場合は、テープを使うことも。
表面上のゴミだけではなく、繊維の隙間に入り込んだゴミも吸い取ってくれます。
スチーム洗浄
加圧噴射式のスチームクリーナーで、マットレスの表面と内部の汚れを溶かします。
スチーム洗浄によって汚れを溶かすことで、後の洗浄時に汚れを吸い取りやすくするのです。
お湯のスチームによって、マットレスに蓄積していた汚れを浮き出させます。
アルカリ電解水・バキューム洗浄
バキュームによって、洗浄しつつ汚れを吸い取っていきます。
シミなども落としていく、強い洗浄力でマットレスを綺麗にします。
汚れは先ほどのスチームで浮き出しているため、みるみる汚れを落とせるのです。
乾燥
マットレス専用のドライヤーで乾かしていきます。
分厚いマットレスの場合、乾燥だけで数時間かかることも。
それだけしっかり乾燥してくれますから、中身が濡れたままになることはありません。
以上でマットレスのクリーニングは終了です。
マットレスをクリーニングするメリット

マットレスにはさまざまな汚れがたまっています。
汗や皮脂、髪の毛にホコリなど目に見えるものから見えないものまでたくさんの汚れがあるのです。
マットレスをクリーニングしないでいると、汚れが原因でダニやカビが発生してしまいます。
マットレスは定期的にクリーニングすべきなのです。
- 自分では落とせない汚れが落ちる
- 殺菌やニオイ落とし効果も
- 持ち運ぶ必要がない
自分では落とせない汚れが落ちる
クリーニングでしか落とせない汚れはあります。
自分でお手入れするだけでは、完璧に綺麗にすることはできません。
定期的にクリーニングをしておけば、気持ちよく毎日寝られます。
乾燥まできっちりやってくれますから、安心して任せられますよ。
殺菌やニオイ落とし効果も
マットレスに残る菌やニオイも落としてくれるのは、プロによるクリーニングだからこそです。
目には見えない汚れはたくさんあります。
クリーニングで根こそぎ綺麗にしてもらいましょう。
オプションを付ければ、さらに上の仕上がりにしてもらえます。
持ち運ぶ必要がない
マットレスのクリーニングでは、基本的に業者が家まで直接来てくれます。
わざわざマットレスを持ち運ぶ必要はないのです。
置いたままの状態で、クリーニングをしてもらえます。
手間がかからないため、面倒なことをする必要はありません。
マットレスクリーニングの注意点

どんなマットレスでもクリーニングできるわけではありません。
中にはクリーニングしてもらえないマットレスもあります。
マットレスについているタグをチェックして、クリーニング可能な種類かどうか確認してみましょう。
- 高密度連続スプリング
- 高反発ファイバー
- ボンネルコイル
- ポケットコイル
- ラテックス
- 低反発ウレタン
- 高反発ウレタン
クリーニングができない種類の場合、自分でマットレスを手入れする必要があります。
とはいえ、お店によっては対応できる種類に違いがあるため、不安な方は問い合わせておきましょう。
マットレスを自分でクリーニングする方法

クリーニングを自分でなんとかやりたい方のために、汚れ別でクリーニング方法をご紹介します。
それぞれ必要なものを準備して、慎重に掃除しましょう。
- 寝汗
- おねしょ
- ジュース
- カビ
- ダニ
- 血液
- 嘔吐物
寝汗
【用意するもの】
- 重曹
- タオル
- スプレーボトル
【手順】
- 水100mlに重曹を小さじ1杯溶かす
- スプレーボトルに作った重曹水を入れる
- マットレスの寝汗シミにスプレーして5分放置
- タオルで押しあてるように吸水する
- シミがなくなるまで繰り返す
寝汗のシミは、黄色や茶色に変色してしまいます。
頑固な汚れになる前に、重曹でとってしまいましょう。
セスキ炭酸ソーダ水も効果的ですよ。
おねしょ
【用意するもの】
- クエン酸
- タオル
- スプレーボトル
【手順】
- マットレスの濡れている部分にタオルを当てて吸水
- 水200mlに対してクエン酸小さじ1杯溶かす
- スプレーボトルに入れて、汚れ部分にかける
- タオルで押しあてるように吸水
- ニオイがなくなるまで繰り返す
- ドライヤーなどで乾燥させる
おねしょはニオイの原因となります。
速やかに対処するようにしましょう。
ニオイ原因であるアンモニアにはクエン酸が効果的です。
掃除し終わった後は、湿気が残らないようきちんと乾燥させてくださいね。
ジュース
【用意するもの】
- 中性洗剤
- タオル
【手順】
- タオルを水でぬらしてから固く絞る
- ジュースが染み込んだ部分をタオルで叩くようにして吸水
- 水で薄めた中性洗剤をタオルに含ませ、汚れ部分を優しく叩く
- 洗剤が残らないよう、水を含ませたタオルで汚れ部分を拭く
- ドライヤー等で乾燥させる
ジュースの汚れは放っておくと、落ちにくいシミとなってしまいます。
こぼしてしまったらすぐ対処するのがポイントです。
こするように拭いてしまうとシミが広がるため、優しく叩くように水分をふき取りましょう。
カビ
【用意するもの】
- 消毒用エタノール
- タオル
- スプレーボトル
- ぬるま湯
【手順】
- スプレーボトルに消毒用エタノールを入れる
- カビ部分にスプレーして1時間放置
- タオルをぬるま湯につけてから固く絞る
- タオルで叩くようにカビを取っていく
- マットレスを乾燥させる
カビは健康にも害を及ぼしかねない存在です。
放置せず速やかにクリーニングしましょう。
消毒用のエタノールは必須です。
自力で落とせない場合は、プロに頼んでクリーニングしてくださいね。
ダニ
【用意するもの】
- 布団乾燥機
- 掃除機
【手順】
- 布団乾燥機にかける
- 掃除機でマットレスの表面を吸い取る
- 数回繰り返す
ダニは高温に弱いです。
布団乾燥機のダニ用のモードでしっかりと高温で乾燥させましょう。
乾燥させ終わった後は、掃除機でダニの死骸をしっかり吸い取ってください。
マットレスの素材によっては熱に弱いものもあるため注意しましょう。
血液
【用意するもの】
- セスキ炭酸ソーダ
- タオル
- スプレーボトル
【手順】
- 水250mlに対してセスキ炭酸ソーダ大さじ1杯を溶かす
- スプレーボトルに入れて、汚れ部分に噴射
- 乾いたタオルで叩くように血液を拭き取る
- 汚れが落ちるまで繰り返す
血液が乾く前に濡れタオルで叩けば、簡単に落とせます。
乾いてしまった血液にはセスキ炭酸ソーダが効果的。
落ちるまで根気よく繰り返しましょう。
血液のシミを広げないよう、叩くように拭き取ってくださいね。
嘔吐物
【用意するもの】
- 重曹
- タオル
【手順】
- 嘔吐物を拭き取る
- 水300mlに対して重曹大さじ2杯溶かす
- タオルに重曹水を含ませ固く絞る
- 汚れ部分にタオルを押し当てるように拭き取る
- ニオイと汚れがなくなるまで繰り返す
- 水を含ませ絞ったタオルで拭き取る
- ドライヤー等で乾燥させる
嘔吐物には重曹が効果的です。
まず初めに、マットレスの表面上に付着している嘔吐物を取り除きましょう。
そのうえで、残ったニオイや汚れを重曹水で落としていくのです。
タオルは捨てる前提で使いましょう。
マットレスの買い替え時期は?

マットレスはどれくらいで寿命がくるものなのでしょうか。
種類別に買い替え時期をまとめました。
種類 | 買い替え時期 |
---|---|
高密度連続スプリング | 10年 |
ボンネルコイル | 7~10年 |
ポケットコイル | 8~12年 |
低反発ウレタン | 3~5年 |
高反発ウレタン | 6~8年 |
上記はあくまでも目安です。
マットレスにへこみがある、寝る時にスプリングの存在を感じる、きしむ音がする場合は買い替えるタイミング。
古いマットレスを使い続けると、身体がゆがむ原因になりかねません。
クリーニングして綺麗にすることも大切ですが、買い替えることも検討してみてくださいね。
まとめ~マットレスは定期的にクリーニング~
今回の内容をまとめると下記の通りです。
- マットレスクリーニングの料金相場は16,000円前後
- クリーニングには2~3時間かかる
- 自分では落とせない汚れが落ちる
- 殺菌やニオイ落とし効果も
- 持ち運ぶ必要がない
- クリーニングできないマットレスもあるため注意
- 汚れに応じて適切な処置をしよう
- マットレスの買い替えも検討しよう
マットレスには思っているよりも汚れが蓄積しています。
定期的にクリーニングをして、カビやダニを撲滅させましょう。
気持ちよく寝るためにも、自分での掃除・お手入れも忘れずにすることが大切です。
クリーニング以前に、マットレスの寿命が来ていることもありますから、その場合は買い替えるようにしてくださいね。