pm2.5が洗濯物につかないように干すには？濃度が低くなる時期はいつ？

洗濯物を干していると、pm2.5の付着が気になりますよね。

pm2.5による健康被害も報告されているため、気をつけて干したいものです。

しかしpm2.5のことがよく分からず、どのように対処すべきか迷う方も多いのではないでしょうか。

今回はpm2.5が洗濯物に与える影響や、飛散する時期の洗濯方法などについてまとめました！

pm2.5についてよくある質問

そもそも、pm2.5とは何なのでしょうか。

体に悪いということは知っていても、明確に答えられる方は少ないと思います。

どんなものかを知っておくと、洗濯物への付着を防ぐ手助けになりますよ。

はじめに、pm2.5についてよくある質問にお答えします！

①pm2.5って何？

pm2.5とは目には見えない小さな粒子で、大気汚染物質の1つです。

主に工場の排ガスなどから発生しています。

粒子の大きさは直径2.5μm以下で、花粉の約1/12程度ほどしかありません。

非常に細かいので、大気中を漂うと長くとどまります。

②吸い込むとどんな影響がある？

大気に漂ったpm2.5を人間が吸い込むと、どうなるのでしょうか。

pm2.5は粒子が小さいため、口に入ると肺の奥まで入り込みます。

気管支などの細い部分にも到達してしまうため、呼吸器・循環器に悪影響を与えます。

気管支炎・ぜんそくなど呼吸器系の病気や、循環器系の病気にかかりやすくなります。

呼吸器系が弱い方・高齢者・赤ちゃんは特に要注意ですよ。

③黄砂や花粉と何が違うの？

pm2.5・黄砂・花粉は、人体に影響を与える点は同じです。

しかし、発生原因・成分・粒子のサイズが全く異なりますよ。

	原因	大きさ
pm2.5	工場の排ガスなど	約2.5μm
黄砂	砂漠や高原などの砂	約4μm
花粉	植物の粉	約30μm

pm2.5の最大の特徴は、他の2つよりも粒子が非常に細かい点です。

洗濯物の繊維にも付きやすく、体内の細い部分にも入り込みやすいため、濃度が高い日は室内干しをするのが最適です。

pm2.5が発生しやすいのはいつ？

pm2.5は、吸い込むと健康被害が出ることが分かりました。

濃度が高い日は特に注意が必要ですが、pm2.5が発生しやすい時期はいつなのかをご紹介します！

雨天の翌日・風がない日

雨により地面に落ちたpm2.5は、乾燥すると舞い上がります。

また風がない日はpm2.5が分散せず、大気に留まりやすくなりますよ。

3～6月の時期

日本では、3～6月頃までの時期で特に警戒が必要です。

偏西風が強くなり、大気汚染物質が日本に流れてきやすくなるためです。

他の時期にもpm2.5がなくなるわけではないので、1年を通して濃度を確認しつつ干すのがおすすめです。

昼～夕方の時間帯

pm2.5がピークを迎える時間帯は、昼から夕方からまでになります。

この時間を避ければ、外干しでもpm2.5の付着を少なくすることができますよ。

外干し時の洗濯物のpm2.5対策

pm2.5が洗濯物につくのは困るけど、どうにか外干ししたい…。

室内干しをするのが最適とはいえ、やっぱり外で太陽に当てたほうが気持ちいいですよね。

そんな方のために、外干し時の洗濯物のpm2.5対策をご紹介します！

「そらまめくん」を確認する

一番確実なのは、干す日・干す場所のpm2.5の濃度を知ることです。

環境省が提供している「そらまめくん」で、全国の大気汚染物質の状況を見られますよ！

各地に測定局があり、お住いの地域の状況を24時間見られますよ。

pm2.5の濃度ごとに色が別れており、外で干しても大丈夫かが一目で分かりやすいのでおすすめです。

ちなみに、外干し可能なpm2.5の数値の目安は「35μg/m3以下」です。

そらまめくんの地図で、黄・橙・赤以外の色になっていれば外干しOKです！

洗濯物に柔軟剤を使う

洗濯物に柔軟剤を使うことで、静電気を防止することができます。

pm2.5などの小さな物質が静電気に引っ張られなくなるので、洗濯物にくっつきにくくなります！

黄砂・PM2.5防止に特化した柔軟剤なども販売されていますよ。

早朝に干す

pm2.5のピーク時間帯を避けて洗濯物を干すのもおすすめ。

早朝ならpm2.5の濃度が低いので、洗濯物につくリスクが減らせますよ。

しかし、日によって濃度が高くなる時間が違う場合もあります。

やはり「そらまめくん」で確認してから干すのが確実と言えます。

洗濯物にカバーをかける

洗濯物専用のカバーをかければ、pm2.5をはじめとした小さな粒子の付着を防げます。

黄砂や花粉もブロックでき、目隠しにもなるのでプライバシーも守られますよ！

防水性のあるカバーなら、突然雨が降っても安心。

pm2.5対策以外のメリットも多いので、1つ持っておくのがおすすめです。

乾いたらすぐ取り込む

pm2.5の濃度が高い時期は、なるべく洗濯物を外気に晒す時間を減らしましょう。

乾いたら放置せず、すぐ取り込むことが大切です。

pm2.5が多い日に干してしまったら

pm2.5の濃度が高いのに、うっかり洗濯物を外に干してしまうこともあると思います。

そんな時には、以下のポイントに気をつけて洗濯物を取り込んでください。

まずはpm2.5吸い込まないように、ゴーグルやマスクをしてください。

そして家の中にpm2.5を入れないことも大切です。

ビニール手袋を着けて手につかないようにし、粘着ローラーでpm2.5を取り除きます。

粒子の細かいpm2.5は洗濯物の繊維の奥にも入り込んでいるので、再度洗濯し直してください。

最後に部屋干しをすれば完了です。

宅配クリーニングならpm2.5の多い時期も安心

「洗濯物はしっかり乾燥させたいけど、pm2.5の多い時期は不安…」

pm2.5の付着や、すでに洗濯物にくっついてしまったpm2.5が心配なら、プロに洗ってもらうのがおすすめです。

特に宅配クリーニングなら、pm2.5の濃度が高い時期に衣類をまとめて洗いたい場合にも、運ぶ手間がかかりませんよ。

大量の衣類を出すとお得になるパックなどもあり、お安く洗えることもありますよ！

ここからは、おすすめの宅配クリーニングを厳選してご紹介します。

クリーニングは大まかに分けて「ウェット」「ドライ」の2種類があります。

pm2.5は水に溶けない「不溶性」の汚れなので、ドライクリーニングが有効ですよ！

さらに静電気防止加工などをつければ、pm2.5が洗濯物につきにくくなるのでおすすめです。

これからご紹介する3店はそれぞれ特色があるので、1店ずつ解説していきます。

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