季節の変わり目にカーペットやラグを交換するご家庭は多いはず。
ワンシーズン使用したカーペットやラグは目には見えなくても汚れているので、キレイにしてからしまいたいですよね。
しかし、「大きなカーペットやラグは洗濯機に入らないし、乾かすのも大変だし家庭での洗濯はできないのでは?」と疑問に思うことでしょう。
でも、諦めるのはまだ早い! ちゃんと自宅でも洗える方法があるのです。
今回は、自宅でカーペットやラグを洗濯する方法をご紹介いたします。
1.洗う前の下準備
カーペットやラグを丸洗いするためには、まず洗える素材であるかどうか、洗濯表示で確認しましょう。水洗いができる素材のラグやカーペットは、まず洗う前に掃除機をかけ、ほこりや髪の毛などを取り除いておくことがポイントです。
気になるシミがついている場合には洗剤の原液をつけたり、シミ取り専用の洗剤などを使いましょう。
2.洗濯機に入れる場合
洗濯機に入れる場合には、必ずネットを使用しましょう。ネットに入れずに洗うと、洗濯漕との摩擦で一部に傷やほつれができたり、洗濯機から飛び出して周辺を水浸しにしてしまう恐れがあります。
洗濯機に大物コースや毛布コースがあれば、そのコースを選択しましょう。
3.踏み洗いをする場合
洗濯機に入らない大きさなら、浴槽での踏み洗いがオススメです。
洗濯機は水流で衣類がこすれあうことで汚れを落としますが、踏み洗いは水流の代わりに足で踏みつけることで生地に摩擦を起こし、汚れを浮かせます。洗濯機と違って生地が傷みにくいので、衣類やタオルなどにも使える方法です。
そして、カーペットやラブの踏み洗いは、浴槽に40度程度のぬるま湯を入れて洗剤を投入します。お湯の量はカーペットやラグを折りたたんで浸けたときにひたひたに浸かる程度です。
洗濯物を入れたら、転倒しないように気を付けながら、あとはひたすら踏んでいきましょう。
洗剤を全体に行き渡らせるようにまんべんなく踏み、時々上下を入れ替えるのがポイントです。お湯が汚れてきたら一度捨て、丁寧に踏んで脱水してからキレイなお湯をシャワーや蛇口から入れながらすすいでいきます。これを2~3回繰り返してお湯が汚れなくなったら、洗濯完了です。再度よく踏んで脱水し、ある程度水が切れるまで浴槽のふちにかけておくといいでしょう。
4.大きなものを素早く乾かすコツ
水分のしたたりがある程度なくなったら物干し場へ移動させます。
大きな面積のものを素早く乾かすポイントは、「斜めに干す」ことです。ベランダやポールなどに対し、真ん中で折りたたんだ干し方では、なかなか水が切れません。その点、斜めに干して洗濯物の端っこが三角形になるようにすると、その部分に水が集まってきて水切れが早くなり、そのぶん早く乾くのです。
ただし、この干し方では先端部分だけは乾きにくいので、ある程度乾いてきたら、裏返して90度回転させ、干し直します。先端に溜まった水分を、乾いた部分に行き渡らせれば、蒸発する速度がアップするので、早く乾かすことができます。
お気に入りのカーペットやラグは長く愛用していきたいですよね。丁寧なケアとセルフケアを行えばいつもキレイな状態で使用することができます。
少々体力は使いますが、キレイになったカーペットやラグを見たときの達成感は高いもの。
ぜひご家庭で挑戦してみてくださいね。