ダウンジャケットに穴が! 対処法はあるの?


ダウンジャケットに穴が! 対処法はあるの?

詰め物に水鳥の羽根(ダウン)を使ったダウンジャケットは軽くて暖かく、冬の防寒着として1枚は持っていたいファッションアイテムですね。
本物のダウンをつかったジャケットはそれなりにいいお値段がするので、季節の終わりにはきちんとお手入れして長い間使う人が多いと思います。でも、いつの間にか表面に穴が開いて困ってしまう人も多いようです。
そんなときはどのように対処すればよいのでしょうか?
ダウンジャケットに穴が開く原因と対処法についてご紹介します。

ダウンジャケットに穴が開く原因

ダウンジャケットにはさまざまな生地が使われますが、特有の軽さや撥水性を保つために、表面に撥水加工をしたナイロン製の布地が使われていることが多いです。
このナイロンが独特の光沢やツルツルとした触感を作り出すわけですが、ナイロンは熱や摩擦に弱く、以下のような原因で簡単に穴が開いてしまいます。

・生地の劣化
・摩擦
・タバコの火
・ストーブの熱
・衝撃

ダウンジャケットが大活躍する冬のアウトドアシーンには、鋭い小枝やたき火の火の粉などの危険がいっぱいです。ダウンジャケットに穴を作りやすい原因を理解して、リスクを避ける行動を心がけましょう。

ダウンジャケットに穴が開いたときの対処法

ダウンジャケットに穴が! 対処法はあるの?

ダウンジャケットに穴が開いた場合、穴の大きさや程度によって対処法が変わります。
一般的な衣類に穴が開いたときには「針と糸で敗れた部分を縫い合わせる」「パッチやワッペンをつけてごまかす」などといった対処をすることが多いですが、ダウンジャケットの場合は内側から盛り上がる構造や生地の特徴から、こういった方法はしづらいものです。
ナイロンと綿などの素材を組みあわせて作った生地を使っているダウンジャケットであれば、縫い合わせたり、ワッペンや熱で貼り付ける修繕パッチが使えるかもしれませんが、見た目が悪くなってしまうのでおすすめできません。

できてしまった穴がごく小さく、内側からダウンフェザーがつきだしてこない程度であれば、表面にミシン縫いを繰り返して、穴を修繕することができます。
ただし、生地の性質や色によっては修繕した箇所が目立ってしまうので、穴の位置やジャケットの使い方によって自宅で修理をするか検討し、難しそうであれば専門店に修繕を依頼するといいでしょう。

このようにダウンジャケットに穴が開いた場合は修繕が難しいものです。日頃から注意を配りつつ適切なケアをして、穴を開けないように大事に使うのがベストだと言えるでしょう。
自宅で繰り返し洗濯をしていると家庭用洗剤の化学成分が生地を劣化させて生地をボロボロにしてしまうこともあるので、長持ちさせるためにはクリーニングを利用なさることをおすすめします。

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