家で洗える? アンゴラ素材のクリーニングの仕方


家で洗える? アンゴラ素材のクリーニングの仕方

アンゴラ素材は、ふわふわの手触りが特徴。
オシャレで温かいアンゴラ製アイテムは、冬には欠かせないものとなっています。
このアンゴラ製のアイテムは自宅でも洗えるのでしょうか?

クリーニングに出したほうがいいのでしょうか。
大切なお洋服ですから洗濯には失敗したくないですよね。そこでアンゴラ製品のクリーニング方法について、ご紹介します。

アンゴラの取り扱い方

アンゴラはアンゴラウサギの毛が原料です。

アンゴラヤギから取れる毛はモヘアと呼ばれます。
アンゴラは繊維が細く真っ直ぐで、ふわふわの手触りが特徴。保湿性、吸湿性に優れており、暖かさはウールの3倍と言われるほど。
繊維が真っ直ぐなので、抜けやすいのもアンゴラの特徴です。

また、糸の撚りも編みも甘く毛玉ができやすいため、連続着用は割け、毛玉ができたら取るようにしましょう。
虫食いも起きやすいので、保管の際は防虫剤を使うようにしましょう。

ホームクリーニング可能かどうかの見分け方

基本的にアンゴラは水洗いできませんが、アンゴラ製品の中には自宅で洗えるものもあります。
洗いたいと思っているアイテムが自宅で洗えるかどうかは、洗濯絵表示や素材表示を見ることで判別しましょう。
洗濯機を表す四角いマークや「手洗イ」と書いてあるものは、自宅での洗濯が可能です。

ドライマークがついているもの、レースやビジューなどの細かい装飾がついているもの、シェルボタンや天然のビーズがついているもの、自宅で洗うことで風合いを損ねる可能性があるものは、プロの手にお任せしましょう。

アンゴラはドライクリーニングで洗いますが、クリーニングに出す場合は、クリーニング時間は5分以内、乾燥機ではなく自然乾燥で、など細かな点に注意する必要があります。
アンゴラやモヘアといった高級獣毛素材を扱っているような信頼できるお店に頼むようにしましょう。

アンゴラの洗濯方法

洗えるアンゴラを自宅で洗う場合は、ウールと同じように扱います。
使う洗剤は、オシャレ着用の中性洗剤を使いましょう。
まず洗濯に使う洗剤で色落ちテストをします。

洗浄液に白いタオルかハンカチを浸して絞り、洗う製品の目立たない場所にトントンとつけます。タオルに色移りしなければOK。
もし色が落ちるようなら、その洗剤を使うと色があせてしまうということになるので、クリーニングに出すようにしましょう。
縮みを防ぐために、洗う水の温度は30度程度のぬるま湯で行います。
洗面器などに洗剤を溶かし、たたんだニットを浸けこみます。
浸けこむ時間は長くても10分以内にしましょう。

浸けこんだ後は、手で優しく押し洗いをし、きれいなぬるま湯ですすぎます。
脱水は洗濯機でもOKですが、長くても1分までにしましょう。
干すときは、型崩れしにくい平干しで干します。

アンゴラは高価な素材ですが、取り扱いに注意すれば家で洗えるものもあります。
その際は適切なお手入れをして、風合いを損ねたり縮みを起こさないようにしましょう。

お洒落を長く楽しむにはお手入れを念入りに行うことが大切ですよ。

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