確認! ビジネスマンが覚えておきたいスーツのボタンマナー


 

確認! ビジネスマンが覚えておきたいスーツのボタンマナー

社会人になり、スーツを着る機会が増えてくると、いくつかのスーツを着まわすようになってきますよね。デザインや色柄が少しずつ異なるものを、その日の仕事内容や気分に合わせて選んでいるのではないでしょうか。
一見どれも似ているように見えて実は個性豊かなスーツ。なかでも特にわかりやすい違いは「ボタンの数」です。シャープでフレッシュな印象の2つボタン、クラシックで落ち着きのある雰囲気を演出する3つボタンなど、ボタンの数だけでも大きく印象は変わります。
そんなスーツを美しいシルエットで着こなすためには、ボタンに関するマナーをしっかりと把握しておくことが大切です。
今回は、意外と知らないビジネスシーンでのボタンの開け閉めに関するマナーについてご紹介いたします。

基本中の基本! 「アンボタンマナー」

スーツを着こなす上で絶対に覚えておきたいマナーのひとつが「アンボタンマナー」です。
アンボタンマナーとは、“ジャケットの一番下のボタンは留めない”というルールのこと。
どのようなデザインのスーツであっても、ジャケットの一番下についているボタンは“飾り”です。
フォーマルな印象の強い1つボタンのジャケットをビジネスシーンで着用する機会はほとんどないため、「基本的に一番下のボタンは開けておく」と覚えておけば良いでしょう。

3つボタンの場合は要注意!

ビジネスシーンにおけるスーツのオーソドックスなデザインは、2つボタンか3つボタン。2つボタンの場合は単純に上のボタンだけを留めておけば良いのですが、3つボタンの場合は少し注意が必要です。
実は3つボタンには、通常の「3つボタン」と、「3つボタン段返り」の2つの種類があるのです。段返りの場合、一番上のボタンは襟の返し部分に半分ほど隠れたデザインとなっています。そのため、一番下のボタンのみを開けて上2つのボタンを留めてしまうと、せっかくのスマートなデザインが台無しに。
3つボタン段返りの場合は真ん中のボタンのみを、一番上のボタンが隠れていない3つボタンの場合は上2つのボタンを留めておくのが正解です。

座るときはボタンを開けること

確認! ビジネスマンが覚えておきたいスーツのボタンマナー

スーツのボタンに関するマナーでもうひとつ覚えておきたいのが、「座っているときはボタンを開けておく」ということ。スーツは、立ち姿の美しさを想定してデザインされています。
そのため、立っているときは先ほどご紹介したマナーに従ってしっかりとボタンを留めておくのが基本です。しかし、立っているときと同じくボタンを留めたままの状態で座ってしまうと、せっかくのシルエットが崩れてシワが出てしまうことに。
「座りながらボタンを開け、立ち上がりながら留める」という一連の動作をスマートに行うことが、スーツを着こなす上では欠かせないマナーなのです。

いかがでしたか?
大人のビジネスマンとして覚えておきたい、スーツのボタンに関するマナーをご紹介いたしました。
しっかりと知っているようで意外と知らないボタンのマナー。スーツのデザインや自分の動きに合わせ、最も美しいシルエットで着こなせるよう、改めて確認しておいてくださいね。

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