TPOに要注意? 夏場を乗り越えるワイシャツの“腕まくり”


 

TPOに要注意? 夏場を乗り越えるワイシャツの“腕まくり”

強い日差しと厳しい暑さに悩まされるこの時期ですが、スーツを着る以上、長袖のワイシャツを身に着けなければなりませんよね。ジャケットを脱いだ際には、ワイシャツの腕をまくって暑さをしのいでいるというビジネスマンの方も多いのではないでしょうか。
しかし、ワイシャツの腕まくりは、TPOをわきまえなければ失礼な印象を与えてしまうNG行為。
今回は、夏に気になるワイシャツの腕まくりについて覚えておきたいマナーをご紹介いたします。

フォーマルな場面ではNG!

ジャケットを脱ぎ、袖のボタンをはずしてワイシャツの腕をまくる行為は、スーツの着崩しテクニックのひとつ。そのため、ビジネスシーンには適しません。
腕まくりが許されるのは、基本的には社内でジャケットを脱いでのデスクワーク中、または移動中のみと考えておきましょう。
取引先の企業を訪問するときや、社内でお客様と面談するときなどのフォーマルな場面では、袖口までしっかりとボタンを留めてワイシャツを身に着けるようにしてください。
また、仮に社内でも、朝礼や会議といった場面では腕まくりをやめておくのが無難です。

だらしない見た目にならないよう注意して

腕まくりが許される場面でも、適当に袖を肘上まで持ち上げただけだと、シャツがぐしゃっとした状態になってしまうため見栄えが良くありません。また、適当にぐるぐると巻きあげてしまえば、巻いた部分が厚くぼったくなり、どこか野暮ったい印象に。
袖口から丁寧に織り上げることで、カフスをきれいなまま保ちつつ、スマートな見た目に仕上げることができますよ。

ちょっとしたテクニックでワイルドさのアピールにも?

TPOに要注意? 夏場を乗り越えるワイシャツの“腕まくり”

腕まくりをする際に袖部分を肘よりも上にあげてしまうと、少し子供っぽい印象になってしまいます。袖のだぼついただらしない見た目を回避しつつ、子どもっぽくなりすぎず、大人の男性のスマートさを演出する腕まくりのポイントは以下の通り。

・ガントレットボタンはあえて外さない!
・まくり上げるのは前腕部分まで!

腕をまくりやすくするための剣ボロ部分にあるガントレットボタンですが、あえてここを留めておくことで、まくったときの袖部分のだぼつきが軽減されてシュッとした印象に。
さらに、まくり上げるのを前腕の一番太い部分までにすることで、腕をたくましく見せる効果も期待できます。
袖のボタンをはずし、2回ほど丁寧に折りたたんでから前腕部の太い部分まで持ち上げてあげると、スタイリッシュさがアップしますよ。

暑さの厳しいこの時期、かっちりとスーツを着込んでいると、より一層暑さが増してしまうというもの。
TPOをしっかりとわきまえたうえでスタイリッシュにワイシャツの腕をまくり、“スマートでできる男”を演出してみてくださいね。

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