オシャレで機能的なカーペットを敷くと、部屋が明るくなる上に保温効果や防音効果も得ることができます。
しかし、フローリングなどに直接カーペットを敷くと、上を歩くたびに滑ってしまうことも……。
カーペットが滑ると使いにくい上に転倒などの危険もあるため、きちんと対処しておきたいものです。
そこで今回は、カーペットが滑りにくくなる上手な滑り止めの方法をご紹介いたします。
カーペットの滑り止め方法4つ
1. 滑り止めシートを使う
カーペットの滑りを簡単に防ぐのなら、市販の滑り止めシートが便利です。
部屋に敷いているカーペットよりもひと回り小さいサイズの滑り止めシートを敷き、その上からカーペットを敷くだけなのでお手軽に対策ができます。
ただし、滑り止めシートの種類によっては、部屋に差し込む太陽光によって溶けたり劣化する可能性もあるため要注意。
フローリングに糊やゴムの跡が残ってしまうケースもあります。
床をキレイにキープするためにも、糊を使ってないタイプの滑り止めシートを選ぶと安心です。
2. 滑り止めテープやシールを使う
滑り止めの種類には、テープやシールのタイプもあります。
両面テープのようになっているためしっかりと固定ができ、貼りつけるだけでかなりの滑り止め効果が得られます。
すでにカーペットが敷いてある状態でも、わざわざカーペットを動かさずに端をめくるだけで貼ることができるのが嬉しいポイント。
滑り止めシートに比べて、余分に厚みがでないところもメリットの1つと言えるでしょう。
しかし、カーペットを洗ったり干したりする場合には、一度テープを剥がす必要があります。
貼ったまま洗濯ができるタイプの滑り止めシールもありますが、粘着力は次第に弱まってしまうため注意が必要です。
3. ホットカーペットを使う
カーペットの下にホットカーペットを敷くことで、滑りを防止することができます。
カーペットを二重で敷くことになるため厚みは出てしまいますが、そのぶん防音効果や断熱効果が高まるというメリットがあります。
クッション性もアップするため、座ったり横になったりするときに、ふんわりとした心地よさも感じられますよ。
ホットカーペットといえば秋冬の寒いシーズンに使用するというイメージがありますが、滑り止め目的で使用するのもおすすめです。
4. 料理用のラップをカーペットの下に敷く
滑り止めシートやホットカーペットがすぐに用意できないときに便利なのが、料理で使用するラップを滑り止めにするという方法です。
長期間の使用は難しいですが、ラップの粘着性が滑り止めの役割を果たしてくれるため、いざというときの裏ワザとして重宝してくれます。
ラップを長めに出し、クシャクシャにならないように注意して二重に折り畳んだらフローリングとカーペットの間に挟み込むだけでOKなので、設置もとてもラクラク。
小さめのカーペットならラップを四隅に、大きなカーペットなら間隔をあけて何枚か敷いておくと滑り止め効果がアップします。
カーペットの滑り対策には、市販のシートを使ったりラップを使ったりと、さまざまな方法があります。
カーペットが滑ってイライラ……となる前にきちんと対策をして、家で過ごすひとときを快適にしましょう。