おいしそうに溢れる肉汁が……服についたときのシミ抜き方法


 

おいしそうに溢れる肉汁が……服についたときのシミ抜き方法

肉料理からじゅわーっと溢れる肉汁は魅力的ですが、一滴でも洋服に垂らしてしまうと途端に憎らしい存在に変わります。
とくに、ハンバーグやステーキなどの肉汁はソースやタレと混ざり合っているため、一度シミになってしまうと大きく目立ってしまいます。大切な洋服をキレイにキープするためにも、肉汁のシミ抜き方法をチェックしておきましょう。

 

 

服についてしまった肉汁のシミ抜き方法

おいしそうに溢れる肉汁が……服についたときのシミ抜き方法

・ティッシュやタオルで拭き取る
自宅にいるときにシミがついたのであればすぐに洗濯することができますが、外食時にシミをつけてしまった場合は応急処置をしておくことが大切です。
まずはティッシュでシミの水分をしっかりと拭き取り、その後に濡らしたタオルをシミ部分に押し当て、軽く叩きながら汚れを拭き取っていきましょう。少しでもシミが薄くなっていればOKです。シミができてからすぐにこの応急処置をしておくことで、帰宅後のシミ抜きが楽になります。

・油のシミには台所洗剤が使える
肉汁には油分が含まれているため、油汚れに強い台所洗剤がシミ抜きに活躍してくれます。
洋服のシミ部分に台所洗剤を塗り、キレイな歯ブラシでトントンと叩きましょう。このとき、歯ブラシで擦ったり強く叩きすぎると洋服の生地を傷めてしまうため、軽い力で叩くのがポイントです。
しばらく歯ブラシで叩いて汚れが浮いてきたら、ぬるま湯で洗い流します。この時点でシミが落ちていたら、洗濯機に入れて通常通りに洗濯をしたらシミ抜き完了です。

・しつこい肉汁のシミにはもう一工夫を!
時間が経ってしまったシミや濃いシミで台所洗剤だけでは落ちない場合は、お手製のシミ抜きペーストを使いましょう。
用意するのは液体酸素系漂白剤とセスキ炭酸ソーダです。これらを1:1の割合で混ぜ合わせ、ペースト状になったらシミの部分に塗り込みます。その後、歯ブラシで軽く叩き込み、シミとよく馴染ませたらドライヤーで加熱をしましょう。加熱をすることでより漂白効果が強まり、シミをキレイに落とすことができます。ドライヤーが用意できない場合は、熱湯を用意してシミ部分に少しずつかけ、5~10分程度放置してもOKです。
シミ抜きの仕上げは、クエン酸を水に溶かしてクエン酸水を作り、シミ部分にかけます。これはシミ抜きに使った液体酸素系漂白剤とセスキ炭酸ソーダのペーストに含まれるアルカリを中和するため。アルカリが服に残ったままでは生地を傷めてしまうため、かならずクエン酸水をかけてください。
そしてぬるま湯で洋服をすすぎ、シミが落ちていたら洗濯機に入れて洗濯をすればシミ抜き終了です。これでもまだ落ちていないという場合には、もう一度液体酸素系漂白剤とセスキ炭酸ソーダのペーストをシミ部分に塗り、歯ブラシでトントンと叩き洗いをしてください。

油とソースが混ざり合った肉汁のシミ抜きの成功は、応急処置のスピードによって左右されます。外出先でシミを作ってしまった場合でも、速やかに拭き取るようにしましょう。
また、頑固なシミを無理矢理こすり取ろうとすると生地が薄くなったり毛玉ができたりすることがあります。あまりに汚れがひどい場合には、無理に自宅でケアをしようとせずにクリーニング店に頼るのも1つの方法です。
お気に入りの洋服を長く愛用するためにも、ぜひプロの手を借りてみてくださいね。

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