夏場も気が抜けない! 羽毛布団の保管&ケア方法


 

天日干しする羽毛布団

寒い冬には大活躍の羽毛布団ですが、夏の間は押し入れやクローゼットに入れっぱなしにしているという方は多いでしょう。
しかし、次の冬が来るまでずっと押し入れの中に放置していると、羽毛布団が劣化したり傷んだりする可能性があります。羽毛布団を長く愛用するためには、使用していないときにも定期的にケアをすることが大切です。
そこで今回は、羽毛布団のオフシーズンといえる夏場に行うべき保管&ケア方法をご紹介いたします。

羽毛布団の長期保管方法

・保管場所の除湿をする
羽毛布団を保管する押し入れやクローゼット内に湿気が溜まっていると、カビが生えたり雑菌が繁殖しやすくなります。冬に使用しようとして羽毛布団を取り出すと、カビ臭くて使えない……というトラブルが起こる可能性があるため、保管場所の湿気対策はしっかりと行っておきましょう。
羽毛布団を収納する前に、押し入れやクローゼット内に扇風機で風を送ると湿気を飛ばすことができます。また、押し入れやクローゼットの床にそのまま羽毛布団を置くのではなく、すのこなどを敷いた上に置くと湿気が溜まりにくくなります。

・羽毛布団の上に物を置かない
収納スペースが限られているからといって、羽毛布団の上に物を重ねたりしていませんか? 敷き布団や枕などを羽毛布団の上に置いてしまうと、布団の中のフェザーが折れたり、ボリュームが減ったりする可能性があります。
フェザーにダメージが加わると、羽毛布団特有のふんわり感や暖かさが損なわれてしまうため、保管方法は要注意です。敷布団や枕を先に収納して、羽毛布団が一番上になるようにするのがポイントです。

・布団カバーに入れて防虫剤とともに収納する
羽毛布団を保管するときには、通気性のいい布団カバーに包み、防虫剤を入れておくことをおすすめします。布団カバーがない場合は、シーツに包むという方法でもOKです。
また、布団カバーでなく圧縮袋に入れようとお考えの方もいるかもしれませんが、一度圧縮をすると羽毛布団のフェザーが傷んでふんわり感が損なわれる可能性があります。一度ダメージを受けたフェザーは元に戻らないため、圧縮袋の使用は極力避けましょう。

夏に取り入れるべき羽毛布団のケア方法

羽毛布団を押入れに仕舞う女性

夏の間は羽毛布団を放置しているという方もいるかもしれませんが、長持ちさせるためには定期的に天日干しをしてケアしてあげることが大切です。
羽毛布団は吸湿性が高いため、夏時期の湿気を吸い込んでしまうのです。湿気を吸い込むとカビが生えたり、品質が低下する可能性があるため、夏場でもケアが欠かせません。
天気がいい日の10時~2時くらいの湿気が少ない時間帯を狙って、直射日光が当たらないところに干してあげましょう。布団の日焼けが気になるという場合は、布団カバーをかけた状態で干すのがおすすめです。
天日干しをしたあとはすぐに押し入れに戻すのではなく、日陰に置いて熱を冷ますこともポイントです。月に1~2回を目安に天日干しのケアを行いましょう。

冬以外は放置しがちな羽毛布団ですが、使用していないシーズンこそお手入れが必要になります。次の冬が来たときに気持ちよく使えるようにするためにも、定期的に押し入れやクローゼットから羽毛布団を取り出し、天日干しをして形を整えるなどのケアをしてくださいね。

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