足袋についた汚れや黄ばみ……白さを取り戻すためのシミ抜き方法とは?


 

足袋についた汚れや黄ばみ……白さを取り戻すためのシミ抜き方法とは?

着物や袴などの和服とセットで、靴下の代わりに着用する「足袋」。
色が真っ白ということもあり、土やホコリなどの汚れが目立ちやすいアイテムです。
大人はもちろん、子どもが足袋を着用したときなどは、より一層汚れがつきやすくなりますよね。
何度も繰り返し使うためには、きちんと汚れを落としておかなければなりません。
そこで今回は、足袋についた汚れや黄ばみを落とす方法をご紹介いたします。

 

 

汚れてしまった足袋の基本的な洗濯方法

足袋についた汚れを落とすためには、手洗いをするのがおすすめです。
足袋の裏だけでなく縫い目などにも汚れがつきやすいので、歯ブラシを使って汚れをかき出しましょう。
足袋の洗濯時に用意するものと、洗う手順をご紹介します。

 

用意するもの

・洗濯用洗剤
・洗面器
・ぬるま湯
・歯ブラシ

洗濯の手順

1. 洗面器にぬるま湯をはり、洗濯用洗剤を溶かす
2. 1の中に汚れた足袋を浸ける
3. 足袋の汚れ部分に洗濯用洗剤を塗布する
4. 歯ブラシでやさしくブラッシングするように汚れ部分をこする
5. とくに汚れがひどい箇所を洗うときは、歯ブラシに洗濯用洗剤を足してこする
6. 洗面器の中に足袋を入れて全体を揉み洗いする
7. 洗面器の中のぬるま湯を捨て、きれいな水に変えてすすぎ洗いをする
8. 洗面器の中の水が濁らなくなるまで、すすぎ洗いを3~5回程度繰り返す
9. タオルで足袋の水分を吸い取り、シワがないよう伸ばす
10. 足袋の形を整えて、履き口を洗濯バサミではさみ、陰干しする

歯ブラシで汚れをこすり洗いするときは、歯磨きをするようなイメージで小刻みにブラシを動かします。
あまり強くこすると足袋の生地を傷めてしまうため、やさしい力加減で洗ってください。

 

とくに足袋の汚れがひどい場合のシミ抜き方法

土やホコリの汚れに加え、黒ずみや黄ばみなどのシミもついてしまったという場合は、上記の手洗いだけでは落ちないことがあります。
しつこい汚れを落とすためにも、漂白剤を使ってシミ抜きをしましょう。

 

用意するもの

押入れの中で羽毛布団が潰れてしまっている

・酸素系漂白剤
・洗面器
・ぬるま湯
・ラップ

シミ抜きの手順

1. 足袋の土やホコリの汚れを手ではたく
2. 洗面器にぬるま湯をはり、酸素系漂白剤を溶かす
3. 足袋を2の中に浸ける
4. 洗面器をラップで覆い、30~60分程度放置する
5. 洗面器の水を捨て、キレイな水に変えてすすぐ
6. 基本の手洗い方法で足袋を洗濯する

漂白が終わったあとは、先にご説明した基本の手洗い方法で仕上げ洗いをします。
どうしても面倒という場合は、漂白剤をしっかりとすすいだあとに洗濯ネットに入れて洗濯機で洗いましょう。

七五三やお正月など、秋冬の季節は着物を着る機会が増えます。
足袋を繰り返し使用するためにも、履いたらその日のうちに洗って汚れを落としましょう。

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