
近年ではビジネススタイルがカジュアル化していて、ビジネススーツの上に着るアウター類の選択肢が増えました。
以前はチェスターコートなどが主流であったのに対し、最近では私服で着るようなダウンジャケットを羽織っている人も見かけます。
とはいえ、どんなアウターでもスーツに合うとはいえません。
さらに、ビジネスシーンにおける最低限のアウターマナーも気になるところです。
そこで今回は、冬のスーツスタイルに合わせるアウターの選び方についてご紹介いたします。
冬のビジネススーツスタイルに合わせるアウターの選び方とは?
TPOを選ばないフォーマルコートを1つ用意しておく
ビジネススタイルのカジュアル化が進んでいるからとはいえ、TPOによってはフォーマルな装いを求められることがあります。
ビジネスシーンを問わず、冠婚葬祭時などにも使えるため、フォーマルなコートを一着は用意しておきましょう。
フォーマルコートを代表するものといえば、やはりチェスターコートが欠かせません。
襟の形がスーツの襟と似ていることもありフォーマルな雰囲気を演出してくれます。
丈が眺めであることも特徴で、膝上くらいのものを選ぶとスタイルよく着こなすことができますよ。
秋から春先まで活躍するトレンチコートもマストで用意する
フォーマル感がありながら、休日のカジュアルコーディネートにも使えるトレンチコート。
少し肌寒くなる秋口から春先まで長い期間使えるのも魅力です。真冬になって寒さが増したときにはインナーダウンなどを併用することで、防寒性が上がります。
トレンチコートは細身でスッキリしたデザインのものが多いので、着膨れなどをする心配がなく、スタイリッシュなスーツスタイルが演出できます。
色はベージュなどが多いですが、フォーマル感を意識するのならグレーやネイビーなどのダークカラーを選ぶのがおすすめです。
往年の定番アウター、ステンカラーコートで大人の風格をアピール
チェスターコートと並んでスーツスタイルの定番アウターとして君臨しているのが、ステンカラーコートです。
襟元がシャツのようになっていて、立ち上がっているのが特徴的。無駄な装飾などがないので、スッキリとしたスーツスタイルが作れます。
ボタンをすべて開けて羽織るようにして着用したり、ボタンをすべて閉めてカッチリと着こなしたりと、さまざまな使い方ができます。
カジュアル化の波に乗って、ダウンジャケットに挑戦!

クールビズなどの流れから、ビジネススタイルのカジュアル化が進む昨今。ダウンジャケットとスーツを合わせる冬スタイルが大注目で、年齢を問わず多くの人々がこのスタイルで通勤しています。
ダウンジャケットは防寒性が非常に高いため暖かさを得ることができるうえ、とても軽いのでスーツスタイルでも動きやすいのが最大のメリット。
もちろん見た目のおしゃれさもありますが、それ以上に機能性が抜群であることから人気が高まっていると考えられます。
スーツスタイルにダウンジャケットを合わせるときには、カジュアルになりすぎないようシンプルなものを選び、色はブラックやネイビー、ダークグレーなどを選びましょう。
スーツのデザインやシャツの色、ネクタイの柄などにこだわるように、冬のアウターもいくつか用意してTPOによって使い分けるのが大人のビジネスマナーといえます。
おしゃれのためにもマナーのためにも、今回ご紹介したことを参考に、アウター類の見直しや買い足しをしてみてくださいね。