羽毛布団というと「冬向けの寝具」「夏使うには暑い」というイメージを持つ方が多いと思います。しかし夏であっても適切な羽毛布団を選べば気持ちよく使うことができます。
夏用の羽毛布団とはどういったものなのでしょうか？ この記事では夏に羽毛布団を使うメリットや、夏用の羽毛布団のお手入れ方法についてご紹介いたします。
夏に使うべき羽毛布団は「羽毛肌掛け布団」または「ダウンケット」と呼ばれるものです。
0.3～0.6kgほどの入れ目の中に、ダウンが50％以上入ったもののことをいいます。
ダウンケットは羽毛布団の中でも最も軽くて薄手になっており、ふんわりとソフトな風合いが特徴です。
ダックダウンやグースダウン、マザーグースダウンやアイダーダックダウンなど、ダウンの種類はさまざまです。
夏の就寝時にはエアコンをかけたままにすることも多いため、タオルケットなどを使って眠ると体を冷やすおそれもあります。
かといって、厚手の布団を使うと汗ばんで眠りにくくなりますし、夜中に暑さで布団を蹴ってしまい、結局体が冷えてしまう可能性もあります。
温かさと通気性を両立してくれるというのが、羽毛布団のメリットです。
さらに、吸湿性や放湿性が高いのも羽毛布団の特徴といえるでしょう。
通気性が高いので蒸し暑い夏の夜でも快適ですし、エアコンをかけた状態でも体を冷やさずに安心して眠れますね。汗をかいてしまうような熱帯夜でもサラッと蒸れにくいので、快適に使うことができますよ。
夏用のタオルケットや冷感素材の掛け布団は、夏専用のアイテムです。
夏以外の季節には押し入れなどで保管する必要があり、管理に手間がかかるのが悩ましいですよね。
しかし、夏用の羽毛布団ならば、冬の寒い時期でも使用可能です。
冬布団の上に1枚かけて保温に使うことができます。季節を問わずに使える羽毛掛け布団が1枚あれば、睡眠がより快適になることはもちろん、収納スペースの節約にもなります。
汗をかいても湿気を放出しやすいのが羽毛布団のメリットですが、汗は布団の劣化につながることもあります。
大切な羽毛布団を長く愛用するためにも、夏場はこまめに布団を洗ったり干したりすると良いでしょう。
汗をかいたときにすぐ洗濯ができるウォッシャブルタイプの羽毛布団を選ぶのも1つの方法です。
洗うことができないタイプの羽毛布団ならば、陰干しをして湿気を取るようにすれば快適に使えます。
夏場は夜間であっても気温が25度以上になる熱帯夜が続き、寝苦しさを感じることも多いものです。
「夏場はあまりの暑さに睡眠の質が低下しがち」とお悩みの方は、夏用の羽毛布団を取り入れてみてはいかがでしょうか。
羽毛布団は通気性や吸湿性が高いため、暑い夜でも快適に使うことができますよ。
