羽毛布団は「デリケートなもの」というイメージがあるため、自宅での洗濯はできないと考えている方が多いと思います。しかし近年では「丸洗いOK」とされる羽毛布団が数多く販売されるようになってきました。
羽毛布団を自宅で丸洗いできれば、常に清潔に使うことができ嬉しいですよね。今回は、羽毛布団を自宅で洗うときのコツについて解説いたします。
まずは、羽毛布団の洗濯表示を確認してみましょう。洗濯機マークや水洗いのマークがついていれば、自宅での丸洗いが可能です。水洗いできないマークがる羽毛布団は、自宅で洗濯すると傷んでしまう可能性があります。こういった羽毛布団はクリーニングに出すようにしましょう。
羽毛布団を洗濯する上で気になるのは、洗濯機の容量ですよね。シングルの羽毛布団は、6キロ程度の容量があれば洗うことができます。セミダブルやダブルの羽毛布団は7～8キロの洗濯機で洗うのが無難です。
羽毛布団を丸洗いするときには、寝具専用の大きなネットに入れるのがおすすめです。洗濯洗剤は、おしゃれ着洗い用のものを選ぶとふんわり仕上がります。柔軟仕上げ剤も忘れずに投入しましょう。洗濯機に布団洗いコースがあるのなら、このモードを使って洗濯していくとよいでしょう。
丸洗いした羽毛布団はきちんと乾かさないと内部にカビや雑菌が繁殖することもあります。洗濯後には日差しにあててしっかりと乾かしておきたいですね。
干している途中で羽毛布団を裏返したり、物干し竿2本を使って隙間を開けたりするとよく乾きます。少しでも長く太陽光に当てられるよう、羽毛布団の洗濯前には天気予報をチェックしておきたいですね。
洗濯機に羽毛布団が入らない場合には、浴槽を使って丸洗いをするという方法もあります。
40度くらいのぬるま湯に洗濯洗剤を溶かし、布団を湯船につけたら踏み洗いをしていきます。ただし、羽毛が傷んでしまうのであまり強く踏むのは避けましょう。洗い終えたら洗剤を落とすためにきれいにすすぎ、洗濯機に入れられるのなら脱水にかけるとよいでしょう。
洗濯機で脱水ができない場合には、優しく絞って水気を切っていきます。バスタオルなどを使い、水気を移すようにして取っていくのも有効な方法です。
洗ったあとにはしっかりと干して、確実に乾かすことが大切です。
羽毛布団はきちんとお手入れしないと不衛生なので、できれば定期的に洗濯しておきたいもの。家庭で洗える羽毛布団を購入し、定期的に洗濯をするのがおすすめです。
自宅で羽毛布団を丸洗いするときには、布団が傷まないよう十分に気をつけましょう。洗ったあとにはしっかりと乾かせば、ふかふかの羽毛布団を気持ちよく使えますよ。
