いつのまにか、家に使わなくなったハンガーが大量に散らかっている…、なんて経験はありませんか?
ハンガーはクリーニングに出すたびにもらって大量にストックしてしまいがちですし、不要になってもその特殊な形状や素材からどのように捨てたらいいのか迷ってしまうこともあると思います。
そこで今回は、使わなくなったハンガーの正しい処分方法から意外な再利用の方法まで、徹底的に解説していきます。
大量にある不要なハンガーの処分方法に困っている方は、ぜひ参考にしてみてください!
ハンガーの役割
ハンガーを持っていないという方はおそらくいないでしょう。
それくらいハンガーは当たり前にどの家にも存在し、誰もが使った経験がある、いわば必需品です。
ハンガーは、自分がその服を着ない時間に代わりに着てくれているだけでなく、自分よりもその服を着ている時間が長い、自分の分身とも言える存在なのです。
ハンガーには、正しいサイズを使用することで、型崩れを起こさずに綺麗な状態で服を収納できるという重要な役割があります。
肩幅や両肩先の厚みなどに注意して、その服に合った正しいサイズのハンガーを選ぶようにしましょう。
間違ったサイズのハンガーは、型崩れの原因になります。
サイズに迷ったときは、少し小さめのハンガーを選ぶのがおすすめです。
大きめのハンガーを使うと服が伸びてシワになってしまう可能性があるからです。
お気に入りの服を長く大切に着るため、正しくハンガーを使うように心がけましょう。
ハンガーの種類と捨て方
ハンガーは服の型崩れを防いでくれる優れもの。
しかしクリーニングに出すたびにもらったり、その特殊な形状や素材から処分方法に迷ってしまいなかなか捨てられなかったりなど、不要な分まで大量にストックしてしまいがちですよね。
ハンガーにはさまざまな素材でできたものがあります。
- 木製
- プラスチック
- 針金
- ステンレス
自分の家にあるハンガーの素材と照らし合わせてみてくださいね。
木製
まず紹介するのは木製ハンガーです。
自治体によっては別の指定がある可能性もありますが、ほとんどの場合、木製ハンガーは可燃ごみとして捨てることができます。
ただし、木製ハンガーのフックの部分などには金属素材が使われていることがあります。
金属は可燃ごみに捨てられないので、ハンガーを素材ごとに解体して分ける必要があります。
のちほどペンチを使った簡単な解体方法を紹介するので、不要になったハンガーの木製部分と金属部分を分けてみてください!
プラスチック製
次に、一番注意が必要なプラスチック製のハンガーです。
プラスチックの捨て方が可燃ごみとなるか不燃ごみとなるかは、地域によって違います。
例えば東京23区では、2008年から家庭から出される廃プラスチックは可燃ごみとして扱うことになっています。
対して東京23区以外はプラスチックを不燃として扱う地域も多くあります。
プラスチック製のハンガーを捨てる際は、きちんと自治体の決まりを確認するようにしましょう。
針金製
最後に針金製ハンガーについて説明します。
針金製ハンガーはほとんど不燃ごみとして捨てることができます。
しかし、不燃ごみとは別に金属ごみの分類がある自治体では、金属ゴミに指定されていることもあります。
針金ハンガーはその形状から、ごみ袋に入れても破れて飛び出してきやすく危険です。
ごみとして出す際は自分自身や回収する人が怪我しないよう、針金の先を丸めるなどして安全性を確保してから出すようにしましょう。
ハンガーを一般ごみとして捨てる際の注意点
ハンガーを一般ごみとして捨てる際は住んでいる自治体の決まりを必ず確認しましょう。
木製ハンガーはほぼ捨てることができますが、金属部分はそのまま捨てることができません。
またプラスチックは薄いものや汚れているものは一般ごみとしてだせることが多いですが、ダメな地域もあります。
市区町村がごみ回収のルールを決めるというのが日本の法律なのでごみを捨てる際はそれぞれの自治体のルールに従いましょう。
ハンガーを簡単に解体する方法
木製のハンガーでも、フックなどに金属部分が残ったままでは可燃ごみとして出すことは出来ません。
異なった素材で作られているハンガーを捨てるときは、それぞれの素材に分けておくことが必要です。
それでは解体方法を紹介します。
まずペンチを用意します。
次に金属部分の根本にペンチを当て、挟んで引っ張ります。
ぐりぐりと半回転させるように引っ張ると抜けやすいです。
木製部分と金属部分に分けられたら、それぞれの区分にしたがってごみに出しましょう。
少し力がいる作業なので、なるべく広いところで解体することがおすすめです。
怪我には要注意ですよ!
クリーニング店に返却するハンガーの捨て方
服をクリーニングに出すとハンガーがついて返ってきます。
これはハンガーが増える要因のひとつに上げられますが、実はクリーニング店ではハンガーの回収も行っています。
ハンガーの回収ボックスなどを見たことがある方もいるのではないでしょうか。
近年、世界中でゴミの排出量やプラスチックの使用量が問題視されています。
ハンガーをクリーニング店に返却すれば、ゴミとして捨てるハンガーが減り、新しく作られるプラスチック製のハンガーも減らすことができます。
次にクリーニング店を利用する際に、一緒に不要なハンガーも持って行ってみてはいかがでしょうか。
業者に依頼するハンガーの捨て方
ハンガーは自治体のゴミ収集を利用すれば、無料で処分できます。
しかし、あまりのハンガーの量に自分では処分できないという方や、忙しくて処分する時間がないという方には、不用品回収業者に依頼するという方法もあります。
業者に依頼するメリットや料金の相場などを紹介しますので、業者への依頼を考えている方はぜひ参考にしてください!
業者に依頼するメリット
住んでいる地域のごみの出し方を調べたりハンガーを解体したりするのは、正直めんどうなことも多いですよね。
そこで、ハンガーの処分を業者に依頼すれば、面倒ごとを回避できます。
不用品回収業者は24時間365日対応してくれるところが多いです。
また、自治体のゴミは週に2回など決められた日にしか出せませんが、業者に依頼すれば即日対応してもらえることが多いです。
引っ越しなどですぐに処分したい場合には業者に依頼してみるといいでしょう。
業者に依頼した時の料金
ハンガーの処分を業者に依頼した場合にかかる料金の相場をご紹介します。
ハンガーの処分には一般的に3,000〜5,000円ほどかかります。
自治体のゴミ収集に出せば無料なので、割高に感じるかもしれませんね。
業者に依頼する場合は、大量に依頼すれば割安になります。
例えばハンガーを1本出す場合と5本出す場合では、料金は変わらない場合がほとんどです。
ハンガーを大量に出せる場合はもちろん、他に処分したい家電なども一緒に依頼すれば、なおお得に処分できます。
依頼さえしてしまえばあとはなにもすることがないので、面倒ごとを避けたい方や、急を要する方は、不用品回収業者に依頼してみてはいかがでしょうか。
ハンガーの再利用方法
いらなくなって余った大量のハンガー。
処分するのももったいない、なにかに使えないかなと考えたことはないですか?ここからは使わなくなったハンガーを、捨てずに再利用する方法を紹介していきます。
- 寄付
- 針金ハンガーのリメイク
- フリマで出品
自分に合った再利用方法を試してみてください!
寄付
ハンガーの再利用方法としてまず紹介するのは、寄付です。
使わなくなったものを寄付という形で回収して発展途上国の人々に配っている団体はさまざまありますが、今回は「ワールドギフト」というNPO団体をご紹介します。
この団体は、不用品を引き取って再利用する物品の支援や、食料や安全な水の支援なども行っています。
ハンガーの寄付と寄付金の送金をセットにして行えるので、不用のハンガーを誰かの役に立てることができ、貧しい人々への支援も行うことができます。
応募すると郵便局や佐川急便が自宅までハンガーを回収しにきてくれるので、自分で包装したり持っていく手間が省けます。
誰かの生活を支援するような活動をしてみたい方、ぜひハンガーの寄付に協力してみてください!
針金製ハンガーのリメイク術
次に針金ハンガーのリメイク方法を紹介します。
不要になったハンガーは生活に役立つ便利グッズに変身させることができます。
今回紹介するのは、針金ハンガーを折り曲げて作るシューズハンガーです。
作り方は簡単!ワイヤーハンガーを用意して、三角の底辺部分を上のつけ根に持ち上げ、両サイドを下に曲げます。
そしてワイヤーの引っかけ部分の向きが同じ方向になるよう真ん中あたりで半分に折り曲げれば完成です。
わざわざ買うに至らないシューズハンガーも、不要になった針金ハンガーで作れたら嬉しいですね。
もの作りが好きな方は、ぜひ挑戦してみてください!
フリマで出品する
不要になったハンガーの再利用方法として、フリマで出品するというものもあります。
いらなくなったものを売ってお金にできたら嬉しいですよね。
フリマで売れやすいのは100円ショップなどで売っている普通のハンガーより、スーツなどの形状を保つための特殊な形のハンガーです。
このような特殊な形のハンガーはお店で買うと高いので、フリマに出品されると売れやすいです。
安いのでも、大量にセットで売ると売れやすいので、不要になったハンガーがたくさんある方は試してみてください!
ハンガーのおすすめ収納方法
不要になって行き場に困るハンガー。
処分の方法を考えることもひとつの手ですが、収納方法を変えれば、今まで邪魔だったハンガーをすっきりしまっておく事ができます。
今回はハンガーの収納におすすめなフラップ式ケースを紹介します。
フラップ式ケースとは、開口部が大きく横からの出し入れがしやすいケースです。
このケースの最大の特徴は、開口部が大きいためハンガーをざっくり積み重ねて入れられ、ハンガーが絡まりにくいことです。
不要なハンガーを邪魔に感じる原因の1つに、この絡まりがあると思います。
このケースを使えばハンガーの絡まりから解放されます。
また長方形のケースなので、不要なハンガーを入れた複数のケースも積み立ててタンスや部屋の隅にしまっておけます。
100円ショップや家具屋で購入できるので、探してみてください!
ハンガーの捨て方は自治体の指定に従おう
不要になったハンガーを処分する方法はいくつかありますので、自分に合った方法を試してみてください。
ハンガーをゴミとして捨てる際には、自治体の指定に従うことが重要です。
もし自治体が指定した方法に沿わずに捨てた場合、ゴミが回収されなかったり、同じようにゴミを出している近隣の方に迷惑をかけてしまうこともあります。
きちんと調べて不要なハンガーを処分し、気持ちのよい生活をおくりましょう!