ギャッベは美しいデザインや柔らかい肌触りが人気ですが、日常的に使用していると汚れが溜まってしまいます。
汚れを放置するとギャッベの劣化が早くなるため、長く愛用するためにはお手入れが必須です。
ギャッベは洗濯が難しいと思われがちですが、自分で洗濯できるものもありますよ。
今回は、ギャッベの洗濯方法やお手入れのポイントをご紹介します。
【この記事で分かること】
- ギャッベの洗濯方法
- ギャッベに汚れが付いたときの対処方法
- ギャッベの日々のお手入れ方法
- ギャッベの保管方法
- ギャッベにおすすめのクリーニング業者
ギャッベを洗濯する方法
ギャッベを洗濯する方法は、自宅での手洗いと専門のクリーニング店の2通りあります。
汚れの程度に応じて最適な方を選びましょう。
自宅で洗う
自宅でもギャッベの手入れは可能です。
洗濯機で洗うことはできませんが、掃除機や水拭きなどで日常的な汚れは取り除けますよ。
また、自宅で丸洗いできるのは小さなギャッベのみとなります。
専門クリーニング店に依頼する
以下のような場合は、専門のクリーニング店に出して洗ってもらいましょう。
- カビが生えている
- 悪臭がする
- 頑固な汚れがついている
- 汚れが広範囲に広がっている
- 3年以上丸洗いしていない大きなギャッベ
- 自宅で手入れする時間が取れない
自宅で落とせない汚れがあったり、しばらくお手入れをしていなかった場合はクリーニングに出すことをおすすめします。
ギャッベについた汚れを自宅で洗濯する方法
ギャッベの詳しい洗濯方法を解説していきます。
汚れてしまったギャッベを洗濯する方法は、大きく分けて3通りです。
- シミの部分を洗濯する方法
- タオルを使用して洗濯する方法
- 全体的に水洗いする方法
汚れの程度に合わせて、最適な方法で洗いましょう。
シミの部分を洗濯する方法
ギャッベに食べ物をこぼしてしまった時など、部分的に洗いたい時の方法をご紹介します。
【手順】
- シミを水で濡らす
- シャンプーを泡立て、タオルにつける
- シミをタオルでこする
- 水だけをつけたタオルでシャンプーを拭き取る
- 直射日光の当たらない平らな場所で陰干し
毛の中に入った汚れをしっかり取り除くために、シミをこする際はタオルを色々な方向に動かしてください。
シャンプーがギャッベに残ってしまうとシミになるので、最後にしっかりと水拭きすることが大切です。
タオルを使用して洗濯する方法
続いては、広範囲の軽い汚れを取り除く方法を見ていきましょう。
大きなギャッベでも、タオルでの水拭きなら簡単に綺麗にできますよ。
【手順】
- シャンプーを泡立ててギャッベにのせる
- 毛並みに沿って拭き上げる
- 水だけをつけたタオルでシャンプーを拭き取る
- 直射日光の当たらない平らな場所で陰干し
軽い汚れを取るときは、ギャッベを濡らさず乾いたままシャンプーをのせてOK。
毛を逆立てないように、毛並みに沿ってタオルを一方向に動かしてください。
全体的に水洗いする方法
自宅で全体的の水洗いができるのは、小さいギャッベのみです。
屋外の平らな場所で広げて作業する必要があるため、大きいギャッベを水洗いしたい際はクリーニングに依頼してください。
狭い場所で無理に自力で水洗いすると、ギャッベが激しい色落ちや変形を起こすため、絶対にやめましょう。
小さいギャッベの水洗い手順は以下の通りです。
【手順】
- 全体に水をかける
- 粉石鹸かシャンプーを全体にかける
- ギャッベの表面をたわしでこする
- 裏面をたわしでこする
- 水で洗い流し、ギャッベを巻いて水気を絞る
- 柔軟剤を水に溶かし、全体にかける
- 水で洗い流し、ギャッベを巻いて水気をしっかりと絞る
- 直射日光の当たらない平らな場所で、完全に乾くまで数日間陰干し
ギャッベは毛足が長いので、全面に水を浸透させるためにシャワーヘッドがついたホースなどで水をかけると良いでしょう。
また、乾かす際には必ず平らな場所においてください。
ギャッベは完全に乾くまで数日かかるため、天気予報を確認してから洗ってくださいね。
ギャッベのお手入れ方法
汚れが付いたらこれまでに紹介した方法で洗うのが良いですが、毎日のケアも大切です。
次は、ギャッベを長持ちさせるためのお手入れ方法をご紹介します。
- 日常的に掃除機をかける
- 汚れが気になる部分を固く絞った雑巾で拭く
- ブラッシング・粘着シートの使用は避ける
- 長い毛を発見したらハサミで切っても大丈夫
- 裏面は2~3カ月に1度の頻度で掃除機をかける
- 普段は消臭スプレー・半年に1度は水拭きする
- 定期的に陰干しする
日常的に掃除機をかける
ギャッベのお手入れの基本は、日常的に掃除機をかけることです。
毛の中にホコリや小さなゴミが溜まりやすいので、2~3日に1回は必ず掃除しましょう。
掃除機は、毛の流れに沿ってかけてください。
汚れが気になる部分を固く絞った雑巾で拭く
部分的な汚れには、水拭きが効果的です。
日常的なケアであれば洗剤をつけなくても綺麗に落とせますよ。
水だけで落ちない場合は、はじめに紹介したシャンプーを使う方法で拭き取ってください。
なるべくギャッベに水分をつけないために、水拭きの雑巾は固く絞ってから使ってくださいね。
ブラッシング・粘着シートの使用は避ける
ギャッベの繊維はデリケートなため、ブラッシングや粘着シートの使用は避けた方が良いでしょう。
ブラッシングや粘着シートでの掃除は、ギャッベの毛の繊維を傷める原因になります。
お手入れは掃除機か水拭きで行ってください。
長い毛を発見したらハサミで切っても大丈夫
ギャッベは手紡ぎのウールを使っているため、しばらく使っているとほぐれて表面に出てきてしまうことがあります。
長い毛や絡まった毛を発見したら、ハサミで切って整えてあげましょう。
表面飛び出た毛を切ったとしても、ギャッベの織り込みが崩れることはありませんのでご安心ください。
毛足が揃うことで、見た目も美しく保つことができますよ。
裏面は2~3カ月に1度の頻度で掃除機をかける
ギャッベの裏面にもホコリやゴミが溜まりやすいので注意してください。
汚れを放置してしまうと、カビやダニが発生しやすくなります。
2~3カ月に1度の頻度で掃除機をかけて、綺麗にしておきましょう。
普段は消臭スプレー・半年に1度は水拭きする
「ニオイが気になるけど、クリーニングに出すほどではない…」という場合は消臭スプレーをかけて対処しましょう。
また、ギャッベは足の汚れやホコリなどを溜め込みやすいため、半年に1度は必ず水拭きして汚れを落としてください。
定期的に陰干しする
ギャッベは湿気に弱いため、湿気を逃してあげる必要があります。
長期間同じ場所に置いておくと、湿気がこもってカビが生えてしまう可能性が高いです。
定期的に風通しの良いところで陰干ししてください。
ギャッベを洗濯・お手入れする際の注意点
ギャッベの洗濯・お手入れの際の注意点を、以下にまとめました。
- 強く擦りすぎない
- 回転ブラシで掃除機をかけない
- お掃除ロボットの使用は注意が必要
- 洗濯後はしっかり風を通す
強く擦りすぎない
ギャッベは丈夫なので水洗いの際にはたわしなどで擦っても大丈夫ですが、力の入れすぎには注意してください。
強くこすりすぎると、ギャッベの繊維が傷む可能性があります。
回転ブラシで掃除機をかけない
回転ブラシがついたタイプの掃除機が多いと思いますが、ギャッベの掃除の際には回転をオフにしましょう。
回転ブラシは毛の繊維にダメージを与え、毛羽立ちの原因になります。
回転をオフにできない場合は、自動回転しないヘッドに取り替えてください。
お掃除ロボットの使用は注意が必要
お掃除ロボットは便利ですが、ギャッベには向いていません。
ロボットのセンサーがギャッベの毛足をゴミと勘違いし、毛を引きちぎってしまう可能性があるからです。
ホコリのお手入れの際は、自分で掃除機をかけるのが一番安全です。
洗濯後はしっかり風を通す
ギャッベを水洗いした後は、よく乾燥させることが大切です。
湿ったまま放置すると、カビが生えるリスクが高まります。
風通しの良い場所で陰干しし、内部の湿気が完全になくなるまで乾かしてくださいね。
ギャッベの保管方法
ギャッベを長期保管する際にも、正しい方法で収納する必要があります。
以下のポイントをおさえて保管しましょう。
- 風通しの良い場所で保管する
- 防虫剤を使用する
- 表面を内にして丸めて保管する
- ビニールに入れて密閉しない
風通しの良い場所で保管する
ギャッベは湿気に弱いので、風通しの良い場所で保管しましょう。
湿度が高い場所ではカビやダニが繁殖しやすいため、なるべく避けてください。
収納の際には、乾燥剤を一緒に置くのも効果的です。
湿気が高くなりやすい夏場には、定期的に収納場所の扉を開けて換気するなど、湿度管理を徹底してください。
防虫剤を使用する
ギャッベは天然の素材を使用しているため、ダニなどの害虫が寄ってくる可能性があります。
虫食いが発生してギャッベに穴があくこともあるため、収納の際には防虫剤もそばに置いておくと良いでしょう。
表面を内にして丸めて保管する
ギャッベを保管する際は、毛足のある表面を内側にして巻きましょう。
巻く際には、毛並みが寝ている方向を手前にして巻いていきます。
そうすることで、保管中に繊維が傷まず、ホコリも絡みにくくなりますよ。
ビニールに入れて密閉しない
ビニール袋に入れるとホコリがつかなくなりますが、湿気がこもるのでNG。
保管中にカビが生えてしまう可能性が高くなります。
ホコリが気になる場合は、不織布などの通気性の良いカバーで包むと良いでしょう。
ギャッベの洗濯は高級絨毯クリーニングに強い「クリコム」がおすすめ!
自宅でのケアで落ちない汚れは、高級絨毯を洗える業者に落としてもらいましょう。
クリーニングでは内部の汚れをしっかり落とせるので、ギャッベの劣化を食い止めることにも繋がります。
2~3年に1回の頻度でクリーニングに出し、ニオイ・カビが発生したらなるべく早めに洗ってもらうのがギャッベを長く使うコツです。
ここでは、ギャッベを安心して預けられる宅配クリーニングをご紹介します!
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石鹸はウールやシルクに対するダメージが少ない無添加大豆石鹸「サンダーレッド」を使用しており、大切な絨毯を優しく洗い上げます。
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まとめ~ギャッベを洗濯して綺麗に保とう~
ギャッベを使っていると、ホコリや汚れが溜まってきます。
そのままにしていると劣化が進む原因になるので、日々のお手入れをしっかりと行いましょう。
ギャッベは軽い汚れなら自分で落とせます。
しかし、頑固な汚れは専門のクリーニング業者に依頼するのがおすすめです。
定期的なケアでギャッベを美しいで状態を保ち、長く使いましょう!