カーペットの下に溜まった白い粉の正体と対処法


カーペットの下に溜まった白い粉の正体と対処法

久しぶりにカーペットの掃除をしようとしてはがしたところ、床の上に粉状の白いものが散らばっているという状況に出くわしたことはありませんか?

それを見て掃除するのが億劫になってしまう方も多いと思いますが、その白い粉はしっかりと掃除するようにしなければなりません。
そこで今回はカーペットの下の白い粉の正体や、その対処法についてお伝えします。

白い粉は一体どこから来たのか?

カーペットの下に溜まっている白い(あるいは黄色っぽい色)の粉状の物質は、一体どこからやって来たのでしょうか?
この粉の正体がわからなければ、取扱いに困りますよね。
もしかしたら、アレルギー反応を起こすような物質かもしれないと不安になった人もいるかもしれません。

実はこの粉はカビや虫の死骸ではなければ、外からやって来たものでもなく、カーペット自体からわき出てきたものです。
カーペットの裏地と表地を接着する際に使用された接着剤や、滑り止めとして使用されているゴムが経年劣化していく過程で、粉状に変化したものなのです。
一度取り除いても、掃除のたびに姿を現すのは、そのためです。

白い粉は人体に無害

カーペットの接着剤の主要成分は炭酸カルシウムで、ベビーパウダーや歯磨き粉などにも使用されている、人体には無害なものです。

しかし同じカーペットを長年使い続けている場合や、水洗いをした後の乾燥が足りなかったりする場合は、カーペットに含まれた湿気によって接着剤やゴムの劣化が早まってしまうため、洗い方には注意が必要です。

カーペットを水洗いする際には、必ず洗濯タグの表示に従って洗濯をし、しっかりと乾燥させるようにしましょう。
面積が広いカーペットを洗って自然乾燥させる場合には、完全に乾燥するまでに3日~1週間程度かかることもあります。

白い粉に困らないためには?

カーペットの下に溜まった白い粉の正体と対処法

たとえ人体にとって無害であったとしても、白い粉がいつまでも床の上にばらばらと落ちていては衣類や家具に付着する恐れがありますし、掃除の回数が増えてしまうのも好ましくないですよね。
しかしこの白い粉は、劣化した成分がカーペットからすべて剥がれ落ちるまで出続けます。

もし経年劣化と諦めて新しいカーペットを買うことを検討するのであれば、接着剤を使用していないタイプのカーペットを選ぶといいですよ。
ただ接着剤不使用のカーペットや、特殊な方法で裏地と表地を接着しているカーペットであっても、掃除をまったくしなければダニやカビの温床となってしまうので、注意しましょう。

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