冬の定番ダウンジャケットはお手入れに注意が必要なファッションアイテムのひとつ。
中でも特に注意したいのが、レザーのダウンジャケットです。
ダウンの暖かさにレザーの上品な質感が合わさったレザーのダウンジャケットは、大人っぽいコーディネートにピッタリのアイテム。寒い冬に大活躍してくれるので、お気に入りの1着を持っているという方も多いのではないでしょうか。
しかし、ダウンジャケットとレザーは、どちらも繊細なお手入れを必要とする素材です。
今回は、お気に入りのレザーダウンを長く使うために覚えておきたいお手入れの方法をご紹介いたします。
使う前のひと手間を！
レザーダウンも、他のアウターと同様に袖口や襟、裾部分に汚れがつきやすくなっています。
また、雨や雪で中のダウンまで濡れてしまえば、乾くのにかなり時間がかかってしまう場合も。
使い始める前には、防水スプレーを使って表面をしっかりと保護してあげましょう。
ただし、衣類の表面に膜を張ってしまうシリコン系の防水スプレーを使うのはNG。通気性を低下させてしまう恐れがあるため、フッ素系の防水スプレーを使用するようにしましょう。かけ過ぎて中のダウンまで湿らせてしまわないよう注意し、表面部分と袖・襟部分の内側に軽く拭きかける程度にしてください。
また、防水スプレーの効果は着用しているうちに失われて行ってしまうため、使用開始後も月に1回程度のペースでスプレーしてあげることをおすすめします。
着用後のお手入れ
レザーダウンを着た後は、毛足の柔らかいブラシを使って軽くブラッシングをしてあげましょう。
ブラッシングのポイントは、キルティング加工の縫い目部分にホコリが溜まらないよう意識して行うこと。溝のホコリを優しく払い落とすようにブラッシングをしてあげてくださいね。
ダウンに湿気がこもっている可能性があるため、ブラッシング後は空気が通りやすい状況で保管してあげましょう。クローゼットなどの密閉空間で保管する場合は、風通しの良いところに数時間吊るして乾燥させてからしまうようにしてください。
レザーならではのお手入れも忘れずに
レザーを長持ちさせるためには、適度に油分を補給し、表面を滑らかに保ってあげることが大切です。
年に1、2回ほど、シーズン終わりなどにオイルを薄く塗り広げて油分を補給してあげましょう。
フェザーにまでオイルが染みてしまわないよう注意しながら塗り込み、キルティング加工の縫い目部分に溜まったオイルは、乾拭きやブラッシングでかき出してあげてくださいね。
レザーダウンを長持ちさせるためには、素材の特性をしっかりと把握し、こまめなお手入れをしてあげることが大切なのです。
ただし、始めにお話ししたように、レザーとダウンはどちらも繊細な素材。自分でお手入れするのが難しいほどの汚れがついてしまった場合には、信頼できるクリーニング屋さんにお願いするのもひとつの方法です。
