長持ちさせるには?コートの適切なクリーニング頻度


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これからの季節、ますます出番の増える衣類が「コート」です。

同じものを着続けたり、2~3着を着まわすという人も多いですが、実は思っている以上に汗や汚れが蓄積しています。今回は、コートの汚れや正しいクリーニング頻度についてご紹介します。

▪️コートは想像以上に汚れている?

肌着やシャツとは違い、コートは直接体に触れる部分が少ないため、衣類の中でも汚れにくいものと考えがちです。また、コートは黒や紺といった色合いのものも多いため、汚れが目立ちにくくなっています。

着用していればホコリや汚れだけでなく、排気ガスや泥ハネ、小さな虫がついている場合もあります。汗と共にこれらの汚れを放置したままでは、お気に入りのコートもすぐ傷んでしまうでしょう。

▪️自宅でのお手入れ方法

細めのものでは跡がついてしまうため、コートをハンガーにかけるときは太めのものを使うか、タオルをまくようにしましょう。また、プラスチック製よりも、木製のものがおすすめです。木材が適度に湿気を吸い取ってくれます。汗をかいたときは、固く絞ったタオルで袖、脇といった部分を水拭きしてください。

綿やアクリルなど、素材によってはコートも自宅での洗濯が可能です。襟や袖など汚れが目立つ部分に洗剤を染みこませたら、軽く手洗いしましょう。

その後ボタンを外して裏返しにしたら、折りたたむように洗濯ネットに入れ洗濯機で洗います。このとき、しわを防ぐために脱水時間は取り過ぎないことがポイントです。

洗濯後、形を整えたら陰干しで乾燥させてください。

▪️クリーニングの理想はワンシーズンに2回

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コートの理想のクリーニング頻度は「シーズン半ばに1回+シーズン終わりに1回」つまりワンシーズンに2回です。

11月~2月の期間に着るのなら、12月くらいに最初のクリーニングに出しましょう。溜まった汚れを落とすことで、シーズンの残りも快適に着こなすことができます。そして、シーズン終わりにも仕上げのクリーニングを行ってください。先ほどのように、汚れを落としてから収納することで、次のシーズンを快適に迎えられます。

汗をかくことが多く自然とクリーニング需要も増える夏場に比べ、冬はクリーニング店も比較的空いている時期です。コートのクリーニング費用はほかの衣類に比べ高価だと言われますが、閑散期にクリーニングに出すことで割引や特別価格の適応を受けられる場合あります。自宅での洗濯が難しい場合は、信頼できるクリーニング専門店に任せてみましょう。

お気に入りのコートは、正しい手入れやクリーニングを行うことで長持ちさせることができます。今回ご紹介したポイントもぜひ参考にしてみてください。

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