雨や雪でビショビショに……濡れたファーつきダウンコートのお手入れ術


 

雨や雪でビショビショに……濡れたファーつきダウンコートのお手入れ術

冬の定番ファッションとして、ファーつきのダウンコートがありますよね。
ダウンコートを多用している人も多くいると思いますが、雨や雪で濡らしたままにするとファーを傷めてしまいます。
また、ドライヤーで乾かすなど間違った方法もあるので、正しいお手入れの仕方を知っておくべきでしょう。

今回は雨に濡れたダウンコートのお手入れ術について、出先での応急処置と家でしっかりお手入れする場合の二つに分けて取り上げます。

■雨に濡れたダウンコートのお手入れ術①|出先での応急処置

出先でダウンコートが雨に濡れた場合に可能な応急処置について、以下でまとめました。
ダウンコートを濡れたまま放置するとカビが生えてしまいますので、早急に乾かすことが重要です。

●濡れたままにせずタオルなどでふくこと
ダウンコートが雨に濡れた場合、まずは早めにタオルなどで水分をふき取っておくようにしましょう。
ファーがついている場合は取り外して軽く振り、ファーの水気を切ってから拭くと良いです。

●可能であれば陰干ししておく
ハンガーなどでかけられる状況であれば、すぐに陰干しで乾燥させましょう。
ファーを直射日光にあてると傷めてしまう恐れがあるので、風通りの良い場所での陰干しがおすすめです。

■雨に濡れたダウンコートのお手入れ術②|家でしっかり行いたい場合

雨に濡れたダウンコートのお手入れ術②|家でしっかり行いたい場合

雨に濡れたダウンコートのお手入れ術として、家でしっかり行う場合についても紹介します。
ファーを乾かす際の注意点もあるので確認してください。

●ファーをドライヤーで乾かすのはNG
濡れてしまったファーを急いで乾かすためにドライヤーを使いがちですが、ファーは熱に弱いため余計に傷めてしまいます。
上記で説明した通りファーは取り外して陰干しするようにしてください。

●ファーを外して低温で乾燥機にかける
自宅に乾燥機がある場合、ダウンコートを低温(60度以下)で乾かすのが良いです。
ただし、乾燥機にかける前に熱に弱いファーは外しておきましょう。

注意点として、ダウンコートの表面は乾いていてもまだ湿っている場合もあります。
完全に乾燥させないと腐ってしまうほか、色が落ちてしまう原因にもなりますので、低温で時間をかけて乾燥機を回すべきです。
乾燥機にかけることでダウンコートのボリュームも改善されるので、効果的なお手入れ方法だといえます。

●雨での着用に備えて防水スプレーを使う
特に雨の時期が続く場合には、防水スプレーの利用も考えるようにしましょう。
ダウンコートを着用し続けると撥水加工が薄れてしまいます。

ただし、ダウンコートの中まで湿ってしまうほどスプレーをかけるのはNGです。
また、ダウンコートにとって通気性は重要なので、表面に膜を張ってしまうシリコン系の防水スプレーも避けたほうが良いでしょう。

使用回数が多く定期的にダウンコートのお手入れをしたい場合、クリーニング店に持っていく手段もありますが、重要なのはダウンコートの状態や使用頻度によってお手入れ方法を変えることです。
自分でも簡単にダウンコートをお手入れできますので、さまざまな方法を試してみてはいかがでしょうか。

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