長持ちさせるために! 自宅で洗濯できるスーツの正しい洗濯方法


 

長持ちさせるために! 自宅で洗濯できるスーツの正しい洗濯方法

スーツといえば、シーズンごとにクリーニング店に持って行き、プロの手によってお手入れをしてもらうのが一般的ですよね。
自宅で洗濯をすると、生地の形状が変わってシワや型崩れを起こしてしまったり、色落ちや光沢が無くなったりしてしまうことがあります。

ところがここ最近では、スーツも自宅で洗濯できるものが増え、多くのサラリーマンの注目を集めるようになりました。
今回は、この洗濯できるスーツの注意点と正しい洗濯方法を紹介していきます。

自宅で洗濯できるスーツを洗う際の注意点

ご家庭にあるスーツの中で、自宅で洗えるものとそうでないものを見分けるためには、スーツの中につけられている「洗濯の取り扱い表示」を確認します。
その中で以下のラベルがあった場合は、自宅で洗濯することが可能です。
ただし、ラベルの中にはいくつかの制限事項があるため、その点を意識した上で洗濯を行いましょう。

・手洗いマーク
洗面器のマークに「手洗イ」と書かれているマークは手洗いOKということを表しています。
手洗いであれば自宅でも洗濯することが可能です。
また、「手洗イ」という単語の下に「30」などの数字が掲載されていることがありますが、これは「温度」を表しており、その温度以内で手洗いすることが可能だということを示しています。

・洗濯機マーク
長方形で右上に小さなスイッチのような丸いマークが書いてある場合、洗濯機で洗えるということを示しています。
真ん中に「弱」などの強さが書かれている箇所がありますが、それは「洗い方の強さ」を示しており、数字が記載されているときは手洗いマークのように「温度」を示しています。

スーツを洗濯機で洗う際の手順

まずは洗濯の前にブラシをかけ、ホコリなどを取り除いていきます。
その後上着はボタンを外し、二つ折りにして畳みましょう。
直接洗濯機に入れず、洗濯ネットに入れることも忘れずに。
上着とパンツをそれぞれ1つずつ洗濯ネットに入れたら、同時に洗濯機に入れます。
洗濯機にスーツを入れたらおしゃれ着用洗剤を適量入れ、洗濯のコースを「手洗いコース」などのデリケートな素材を洗うコースに設定します。

脱水の設定は1分前後の短い設定で行うようにしましょう。
また、スーツは必ず上下セットで同時に洗うことがポイントです。
別々に洗ってしまうと、色落ち具合にばらつきが出てしまうため、上下で色が合わなくなってしまうのです。

スーツ洗いの仕上げに行うこと

スーツ洗いの仕上げに行うこと

脱水が終わった時点で早急に洗濯機からスーツを取り出し、形を軽く整えてからハンガーに吊るして部屋干しします。

そして、乾ききらないうちに軽くアイロンがけをしてシワを取り除けば終了です。
スーツは洗い終わってからの手順も大切で、ここで洗濯機からの取り出しが遅くなるとシワが残りやすくなるため注意しましょう。

自宅でスーツの洗濯をする際には、まだまだ気をつけなければならない箇所が多いですが、手順を守ればクリーニングを出すときと同じような質で洗濯をすることができます。
とはいえ、普段から衣類の扱いに慣れていないとシワや型崩れなどが起こる可能性も……。
自宅での洗濯に自信がないという場合には、クリーニング店のプロに任せることをおすすめします。

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