毛玉や毛羽立ちを防ぐ! セーターのシミ抜き方法


 

毛玉や毛羽立ちを防ぐ! セーターのシミ抜き方法

ウールやカシミヤ、アンゴラなどの柔らかな素材で編まれたセーターは秋冬シーズンに欠かせないアイテムです。
真冬になるとセーターが手放せないという方も多いでしょう。
しかし、セーターは自宅の洗濯機で洗うと縮みやすいという特徴があります。
ふんわりとした質感も失われやすく、毛玉や毛羽立ちも起こりやすいため、自宅で洗濯をする場合はやさしく手洗いをするのが一般的なお手入れ方法です。

では、頑固なシミをつけてしまった場合、どのようにシミ抜きをすればいいのでしょうか。
今回は、お手入れが難しいセーターのシミ抜き方法をご紹介いたします。

 

 

セーターのシミ抜きの前に、まずは洗濯表示をチェックしよう

セーターのシミ抜きの前に、まずは洗濯表示をチェックしよう

セーターのシミ抜きをする前は、洋服の内側についている洗濯表示をチェックしましょう。
桶に水が入っているマークや洗濯機のマークが表記されている場合は、手洗いでなく洗濯機でのお手入れが可能であるという意味です。
この場合、洗濯ネットなどにセーターを入れ、クリーニングコースなどに設定をして洗えば簡単にお手入れができます。
また、桶に水が入っていて、さらに手も書いてあるマークの場合は、洗濯機ではなく手洗いならOKという意味になります。やさしく手洗いをすればOKです。
そして、桶に×印がついているマークが表示されている場合、これは水洗いができないという意味になります。
繊細な素材なのでクリーニング店でのお手入れが必要です。

セーターのシミ抜き方法をチェックしよう!

セーターのシミ抜きに必要なアイテムを用意

セーターのシミ抜きには、中性洗剤とキレイなタオル、綿棒、歯ブラシを用意します。
中性洗剤は台所用洗剤でもOKですが、おしゃれ着洗剤などを使うとセーターの繊維が傷みにくくなります。
濃い油染みなどの場合は台所用洗剤を、水性のシミの場合はおしゃれ着洗剤を使うなど、シミの種類によって洗剤を使い分けるのもおすすめです。

シミ部分に中性洗剤を直接塗布する

シミをよく落とすためには、セーター全体を洗いながら落とすのではなく、シミがついているところだけ先に部分洗いをするのがポイントです。
中性洗剤に綿棒を浸し、シミがついている部分に洗剤をやさしく塗ります。このとき、シミがついている部分の裏にタオルを敷き、シミが裏面に移らないようにしておくようにしましょう。
また、洗剤を塗布する際に強く擦ると毛羽立ちや毛玉ができてしまうので、軽く叩き込みながら塗布するようにしてください。

歯ブラシでシミを軽く叩き込む

毛がやわらかいキレイな歯ブラシでシミ部分をトントンと叩きます。この際も左右に擦ったりせず、必ず叩き込むようにしてください。
裏に敷いているタオルに汚れを移すようなイメージで行うのがコツです。
シミが浮いてきたら水で濡らしたタオルで拭き取り、キレイになるまで中性洗剤での叩き洗いを続けましょう。

セーターを丸洗いする

シミが目立たなくなったらおしゃれ着洗剤を溶かしたぬるま湯にセーター全体を浸し、押し洗いをしましょう。このようにして全体を洗うことで、シミ抜きの際にたっぷりとしみ込ませた洗剤を落とすことができます。
押し洗いが終わったあとはキレイなぬるま湯ですすぎをしましょう。桶の中にぬるま湯をはり、水が濁らなくなるまですすぎを繰り返したらお手入れ完了です。

冬はセーターを着用する回数が増えるからこそ、汚れをつけてしまう可能性も高くなります。万が一すぐにシミ抜きができない状況でシミを作ってしまった場合は、ティッシュやおしぼりなどで拭き取り、応急処置をしておきましょう。
また、シミの範囲が広い場合や洗濯をしても落ちないシミがついた場合は洗濯のプロであるクリーニング店にお任せしましょう。

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